ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、hiduka@hotmail.comにお願い申し上げます。
GMは火塚。GF誌最新号掲載、アリアンロッドシナリオを遊ぶ。
昨日慌ててシナリオを探していて、気に入った一品。クライマックスのばかばかしさ加減がお気に入り。高レベル用のシナリオにコンバートしようかとも思ったけども、クライマックスのシチュエーションが、1レベル冒険者を想定してバランスで遊んだときに一番面白くなるようにできていたために、新しくキャラを作ってもらった。
いや、はじめは『ダブルイメージ』を高レベル冒険用に書き換えて遊ぼうかと思っていたら、ハンドアウト制で、しかも、「君は●●の息子だ」とかいう設定が付いてくるでやンの。途中から始めるにはちょいと辛いなぁと思って回避。
その上で、PLと色々と話し合った結果、このシナリオを遊ぶことになった。
読み込んでいなかったってのがあったけども、このシナリオは、ヤヴァイ。
かなり、難易度が高いシナリオだ。何カ所か、パーティーによっては詰んでしまうようなシチュエーションがあったりする。そのたびに、あり得ない切り抜け方を提案するPLたち。……ウォーリアーだけ残して、ほかのキャラがシーンから退場するなんて、初めて見たよ(苦笑)。
まあ、PLたちには色々と頭を使ってもらったようなので、概ね満足。
セッション後、近くのインドカレーの店に行く。ナン食い放題で、カレーが全9種類と、割と多いため、みんなでカレーを交換しながらワイワイと貪り喰う。ヤヴェ。ここのナン旨い。なかなか、当たりなお店でした。
今日は、定時で帰ります。
終電間際まで仕事をして、さて、帰宅しますかと外に出てみたら、降る降る雪降る。
びっくり。
これはロボットを中心にヘビー級アーマー系のコスプレを作り続けるダークナイトの熱き激闘の記録です。熱いなぁ。
サイト巡りで遊んでいるように見えますが、今日も終電です。
うふふ(と、現実逃避しながら、さりげなく仕事で終電)
遮蔽を取り忘れて、死にかけました(苦笑)。
キャスト1&2:“至高の”ヒルデガルド・クラウゼヴィッツ・フォン・エーヴァーハルト(カブキ◎、カリスマ●、トーキー)
PLはAmisty氏。ヴィル・ヌーヴ/ネオドイッチェラント行政区出身の天才バイオリニストにして評論家。お約束のごとく超傲慢。
よりによって竜殺し導入。いや、薦めたのは私だけども(苦笑)。
キャスト3:“銀の翼剣”傲白(アヤカシ=アヤカシ◎●、ハイランダー)
PLははじめましての須川氏。Gray Roomオフあたりですれ違っていますが。鉄屑の竜。新参者だが、実力故に傲家に連なっている。ヴァローナの魔器にして竜の一族(〈元力:虚無〉)。当然のように超傲慢。
アルドラの戯言につき合って、極北に竜を殺しに行く。
キャスト4:“26の剣”アントン卿(バサラ●、カブト、マヤカシ◎)
火塚キャスト。剣を佩き鎧甲冑に身を包み、剣を媒介に26の魔神を操る魔術師。いわゆるひとつのラスキン卿。最強という名の真理を目指す。……ってゆー設定なんだから、このシナリオでバサラ導入ではいるのは当然だよね? 性格はやっぱり超傲慢。
魔術師として竜の詩を研究していたら、陰謀に巻き込まれました。
あっさり終わっちゃったので、でははいもう一本。
「カブトワリいますか? いたら、『ブレイクショット』を回します」
「あ。います。います。カタナですが」
「……はいじゃあ、『菊と刀』回しまショー(苦笑)」
キャスト1:莫邪(カタナ、チャクラ、カブトワリ:ガンフーマスター)
「崑崙の超絶剣技は見切ること叶わないので、〈射撃〉です」
PLは須川氏。崑崙の仙人に武芸の腕を見込まれたストリート出身の中華武侠。自分、『鬼哭街』をやってから、妙に中華武侠に弱いので、RLの中の人が蝶キャッキャ言いながらリアクションしていました。
〈ガンフー〉+〈ファニング〉+〈※ピンポイント〉で、自分のダメージを少なくして、最後に〈見切り〉でカード回しをする鉄板コンボが面白い。
キャスト2:“手なし娘”ミカエラ(ミストレス●、クグツ◎、マヤカシ)
「ミカエラでカブト導入入っても良いよね?」
PLはAmisty氏。民話「手なし娘」系ヒロイン。わかる奴だけわかれ。サイバーウェア研究用の実験体として売られたのだが、重度のサイバー非適合症であったため、アストラル研究の実験体となり、エニグマ能力に開眼。現在は、サイバー実験の時に切り捨てられた両腕をクローニングするために、非合法工作で貯金中。
企業工作員にあるまじき、小動物ロール(笑)。
キャスト3:“BlakkWings”(カゲムシャ=カゲムシャ=カゲムシャ◎●)
「RL。殺されるシーンください」
PLはNAT氏。いわゆるひとつの、七人岬。浄化派によって作られた十二人の意識共同体。ひとり死んでも、別の人間が“BlakkWings”に加わる。
既知プレイ力を活かして、ものすごい勢いでゲストに殺されていました。で、《神出鬼没》を使うの(笑)。
立ち上がりは静かだけども、物語が動き出してからは、俄然面白くなるなぁと思いつつも、このシナリオ、自分が思っていた以上に難しいかも(苦笑)。
いや、ゲストとの絡み次第で、クライマックスが実に流動的なシナリオで、先行きが読みにくいんだわ。自分が作ったシナリオの癖して、ゲストの心情をくみ取るのに、凄い苦労した。……なるほど、こりゃ、「遊び方がわからない」と言われるのも宜なるかな。
日本の伝統である 六尺褌の美 をご堪能ください。
月姫SS発見。
http://www.ksky.ne.jp/~serio/gift/sato_tukihime_2001_10_15.html
http://www.ksky.ne.jp/~serio/gift/sato_tukihime_2001_11_06.html
莫迦だ(褒め言葉)。
私は、とある野望を心に秘めていた。東条氏のシナリオ「Valentinstag(ヴァーレンティーンスターク)」に、PC2導入で参加する。ハンドアウトを読んでいたときから心に秘めていたことだった。そう、これは、権利ではない。もはや義務であり、仕事だ。
司会者は、非常に手慣れており、進行は滞りなく進んでいた。上手いなぁと思う。
第一希望が参加者全員でそれなりに均等にばらけていたこともあって、希望通り、私は東条氏の卓に滑り込めた。卓希望を出す前に第一希望卓を挙手させ、事前に参加者に卓調整の意識を植え付けるという方法は上手い方法だと思った。
さあ、ここからが本当の勝負だ。
話を聞くと、PC1に人気が集中し、PC3が空白になっているという。PC1と同じくPC2もギアドライバーであるため、卓調整によってPC2枠にしわ寄せが来る可能性もあったが、ここは、私がエンゼルギア初心者ということでPC2枠をありがたくちょうだいする。
GMの東条氏にルールを伺い、ギアドライバー/スナイパーのデータをキャラシーに書き写す。
もちろん、ナビゲーターは当然のようにセラピア。宝ダイヤという馬鹿者(誉め言葉)が、セラピアセラピアと五月蠅かったので、折角だから、セラピアを選んでみた。
「GM様、重大なお願い事がございます」
「なんでしょうか?」
「はい。キャラですが、秋山姓にしてよろしいでしょうか? すなわち、PC1シナリオダーザイン【秋山沙穂からの片思い】、PC2シナリオダーザイン【秋山沙穂からの友情】であるところの、秋山沙穂の双子の姉というキャラ設定にして、よろしいでしょうか?」
そう。これが、このセッションにおいてもっとも緊張した瞬間だった。
もちろん、撤回する準備はある。そのゲストヒロインがシナリオ設定に深く関わっている可能性はあるからだ。
もちろん、次善の策はある。ヒロインの兄貴分の幼なじみとかでもやろうかと思った。
「別に問題ないですよ」
成った。
我は成った。
我、勝利せり。
秋山千穂(あきやま・ちほ)。14歳、女性。ギアドライバー/スナイパー。ナビ:セラピア。階級は少尉。
沙穂の双子の姉で、引っ込み思案な妹を庇うように矢面に立つ元気系少女。妹を猫かわいがりする。体育会系で、国体出場経験あり。戦争の激化で国体が中止になったため、軍人に嫌悪感を持つ。そんな自分が進んで軍務に従事する理由は、同じく軍人となった妹を庇うため。
元々体育会系であることもあり、軍紀には忠実。呼称や階級を正しく守り、上官の命令は良く聞く。鉄拳制裁を喰らっても恨み言ひとつ無い。同時に、ユーモアを愛し、同僚や上官を楽しませることも怠らない。ただ、シェネルギアを見上げるその瞳に宿る黒い炎はあまりにも暗い。
とかいうキャラ造形を、オープニングが終わるまでに作った。
他のキャラは、それぞれ下記の通り。
PC1:天原凪(あまはら・なぎ)
15歳、男性。ギアドライバー/フェンサー。白兵戦闘を得意とし、ナビゲーターは草薙伊音。階級は少尉。
かつての戦闘でトラウマを構え、すっかりと斜に構えた生き方が身に付いてしまった野良犬。不良を気取り、喧嘩をふっかけられては、伊音をはらはらさせる。本当はとても心優しい少年。
どうやら沙穂は、そういう心優しい不良に恋する少女というシチュエーションに酔ってしまったようだ。大変不安である。
PC3:ヴォルフガング・シュナイダー
80代(?)、男性。外見は20代の指揮官。階級は中佐。
ヴィヴリオの婚約者。「戦争が終わったら結婚しよう」という約束をしていたことにしてはどうかと、要らぬ知恵を吹き込んでおきました(笑)。
すべてを父性愛で包む心優しき指揮官。はじめ軍人すべてに嫌悪感をいだしていた千穂も、ありがたくない訓戒をきっかけに、素直な気持ちで向き合えるようになりました。
PC4:八鳩司馬(やばと・しば)
機械化兵の古参兵(ごめん、年齢書いていなかった)。階級は大尉。
純血ヤシマ人の証である角まで機械化している。危なげに生き急ぎ死に急ぐ少年少女たちを見守る教官。女指揮官(だったっけ?)と、ちゅっちゅしていました。
鉄拳制裁と、ありがたい訓戒、有り難うございます。目が覚めました。
そして、私、火塚たつやの初エンゼルギア、私の戦争が始まった。
PC1のシーン。バレンタインの前日、屋上に呼び出され、沙穂にチョコとともにコクられ、困惑する天原。不良にまた絡まれるのかと思っていた天原にとってそれは不意打ちだった。
「返事はあとでいいですっ!」
「じゃあ、建物の影で、妹のそのような様に、難しい表情で聞き耳を立てます。ぎりりと、つめを噛みます」
自分のシーン。さっき、妹の告白シーンを聞いていたのにもかかわらず、「部活の用事はもう終わったの?」と、まるで知らないかのように問いかける自分。悪い姉だ。
妹からのバレンタインチョコを嬉しそうに受け取る。「女の子からチョコもらう女の子って、婚期が遅れるのよね」と、軽くからかいつつ、チョコをかじる。
そこに、黒服たちが声を掛けてきた。それは、日常の終焉。戦争の序曲。
それぞれ、意中の人からチョコをもらうヴォルフガングと八鳩。ついでに、双子の姉妹が新しく部隊に配属されるのだが、そのうち妹が天原に告白したので、要注意であるという報告を受ける。暇だな、諜報部。
ミドルフェイズ第一シーン。
新しい仲間が配属されるということで、集合する基地の面々。そこに遅刻する天原。GJ!GJ!
天原の乱れた服装をかいがいしく直す伊音。GM様、GJ!GJ!
妹とともに出頭する千穂。早くも軍人調に慣れた挨拶をする。沙穂、天原がいることに大いに驚く。
自己紹介の後、一転、笑顔で基地の面々(女性込みで)に義理チョコを配る千穂と沙穂。なんて細やかに気が利く娘たちでしょう。リアルでも、小さいチョコを配っていました(笑)。もちろん、天原の目の前は素通りする千穂。
「お、おねえちゃん、天原さんにチョコあげてないよ……」
「あ、ごめんごめん。うっかりしていた(あくまで笑顔で)」
基地をセラピアに案内される千穂沙穂姉妹。
格納庫で八鳩の訓戒を受ける。
「は、八鳩大尉。私はまだ死にたくありません。生き残る術をお教えください」
「俺にできることはひよっこたちが空を飛ぶようにするまでだ。それ以上は、お前たちが答えを見つけていくしかない」
その言葉の意味を図りかね、八鳩への不信感を抱く千穂。
数日後、姉の成績を八鳩に聞きに行く、沙穂。八鳩答えて曰く。
「妹よりも成績悪くてかまいませんので」
「……撃墜率は著しいが、回避率に重大な問題がある。このままでは、出撃させるわけにはいかない」
ヴォルフガングも登場し、どうしたものかと相談しているところに、千穂登場。会話抜き書き。
「千穂少尉。貴行の成績は把握しているな?」
「は、撃墜率は3.8ポイント上昇しています」
「回避率は……?」
「は、6.5減退しております」
「貴公の問題点は分かっているか?」
「は、出撃までに鋭意努力し、足手まといにならないようにいたします」
「千穂少尉。貴公の職務を伸べてみろ」
「は、“天使狩り”であります大尉殿」
もちろん、力一杯、八鳩に鉄拳制裁を喰らう。GJ!GJ!
鉄拳制裁を喰らう寸前で割り込み、吹き飛ぶ沙穂。GJ!GJ!
力及ばぬ、不甲斐ない姉である我が身を呪う千穂。
「教官殿。どうか、私をしごいてやってください。鉄拳制裁も甘受いたします」
また数日後。天原と伊音、剣術練習の後。
伊音と良い感じになる天原。伊音のすばらしいツンデレを堪能させていただく。GJ!GJ!
「部屋に行こう。どこで誰が聞いているか分からぬ」
「じゃあ、身を寄せ合って話せばいいじゃないか……良い香りがするな(伊音の髪を嗅いで)」
「ば……ばか……近づきすぎだ」
基地中に仕掛けていた盗聴器のボリュームを上げるヴォルフガングと八鳩。GJ!GJ!
フラグが立つ。まだ、答えは留保しているが、どうやら沙穂を振るつもりらしい。なるほどなるほど、そう来たか。GJ!GJ!
沙穂との合い部屋。風呂から上がった千穂は、下着姿のママ、髪を結ぶ。
「おねえちゃん、服を着ようよ」
「服着ていると、落ち着かないのよ」
「もー。ここは、自宅じゃないんだよ。……まあ、下着着るようになった分、マシになったけど……」
「……覗きにあったりとか、大変だったじゃない」
「あのエロガキども。……だいたいあいつらも、女を見る目がない。私なんかよりも沙穂の方が可愛いのに」
「……そんなこと。お姉ちゃんの方が可愛いよ」
「まあ、私は、可愛い沙穂の姉だからね☆」
さりげなく女の子同士のいちゃつきシーンを挿入。サービスサービス。GM様、GJ!GJ!
沙穂が自信を持って明るく元気になった沙穂を誉める千穂。「私は、不甲斐ない姉だけど……」と、我が身を呪い小声でつぶやく。
「ほら、好きな人がいるから、だから、強くなれたの」
「……そう、なんだ」
沙穂を抱きしめ、沙穂から見えないところで表情を暗くする千穂。
天原からの回答がまだであることを沙穂から聞き、千穂は表情を険しくする。
「……え、まだ、答え、聞いていないの?」
場面暗転。いらだたしげに、道を行く千穂。一直線に、天原を捜す。
天原を見つけざま、思いっきり、仮借無く殴り飛ばす。
「なんでまだ! 答えてないの?! もう、数日経っているでしょ!」
「俺だって困惑しているんだよ!」
「知るか! あの子は本気なのよ?! あの子は妹なのよ! ハイって答えなさい!」
「そんな! 本心にないことを言えるか!」
「本心から! ハイって答えなさい!」
ふう。これで、私の本日の仕事の半分が終了。
いやほら、ハンドアウトに書いてあるじゃないですか。PC1シナリオダーザイン【秋山沙穂からの片思い】って。で、GM様も、ナビゲーターとの間で板挟みになってくださいと公言していましたし(ハンドアウトには名言はなかったけども、そういう展開を当然期待できるわけだし)。そこで、PC2のシナリオダーザインが【秋山沙穂からの友情】で、幼なじみOKで女性でもOKと書いてあれば、そりゃつまり、「優柔不断なPC1を、思いっきり、仮借無く、容赦なく、殴り飛ばしてください」と書いてあることと同義だろうと。
……GMにとっては、完全に想定外だったそうですが(苦笑)。
シーンタイトル「ありがたくない訓戒」。
喧嘩の後、一同集合。当然、事後報告と懲罰とが予想される。だが、ヴォルフガングと八鳩との訓戒は、千穂にとって予想外だった。
報告を求めない、事情を聞かない、非を責めない。それは、自分に非があることを知っている千穂にとってあまりに予想外。
ヴォルフガングは言う。
「君たちは何故そんなに、生き急ぐ、死に急ぐ? 人生は長い。答えを出すにはあまりに早すぎる」
答えを先延ばしにしても良いというのだ。
「何故君はそんなに苛立つのだ? わだかまりの原因を眺めろ」
八鳩の忠告は、自分のいらだちの原因を気づかせた。
……だから、ようやく、問いの意味に気がついた。素直になれた。
「報告いたします。若気の至りで天原少尉に愛の告白をしていました」
「ですが、それは、完全に私の誤りであったことを認めます」
もちろん、それは単純にユーモアであって、無意義ないらだちで天原に喧嘩をふっかけた自分の非を認める一言だった。
「千穂少尉。貴公の職務を伸べよ」
「は、祖国のために戦い、ひいては、自分の大切な友達や親族を守るためであります」
「……そのためにも、私は生き残る」
ヴァレンタインのその日から不協和音を奏でていた瑞穂基地の面々が、ようやく足並みがそろった瞬間だった。
ホワイトデーを前にしての天使の襲撃。だが、一致団結した彼らの敵ではない。
「あ、口プロレスで良いです。演出で攻撃するので、演出で避けてください」
「天使どもに教えてやれ! ホワイトデーの基本は三倍返しだ!」
「ダーザインを【八鳩司馬からの卒業】に書き換えます」
「天原さん。ダーザインを【秋山千穂からの信頼→告白】と書き換えてくれるととても嬉しいです(一同恐怖にうちふるえる)」
……かくて、平和は守られた。
後日談。屋上。沙穂に対して、断りの謝罪を入れる天原。天原は、本当に必要とするパートナーを見つけたからだ。笑顔でそれに答え、立ち去る沙穂。
入れ違いで千穂が来る。その笑顔はやたらとすがすがしい。
「その感じだと、思った通り沙穂を振ったんでしょ?」
「大丈夫。あの子は私と同じで、ああ見えても結構諦めが悪いよ」
そこで、リボンに包んだチョコを天原に投げ渡す千穂。リアルでPLさんにチョコを渡す自分。このためにわざわざコンビニでチョコを買い求めました(笑)。
にんまりと、笑みを浮かべる千穂。PLである自分も、満面の笑みを浮かべる(マテ)。
「……はい。遅れたけど、本命チョコ」
「え、えええ?! でも、なんで?」
「あたりまえじゃない。私たちは双子よ。妹が惚れた相手に私が惚れないわけ、無いじゃない?」
「……秋山の娘たちは、相当諦めが悪いからね。覚悟してよ」
「明日はホワイトデー。ホワイトデーは三倍返し。期待しているから」
千穂は天原の上唇にキスをし、意気揚々と屋上をあとにする(「あー。じゃあ、天原は驚愕して口をぽかんと開けています。無防備なので、唇奪ってください」)。はい、これで仕事の残り半分が終了。ダーザインは、【天原凪からの困惑→信頼→困惑】と変動していました(笑)。
一応、一番最初に、今回の自分の目的は、「PC1に鉄拳制裁」「15日以降の半額チョコ(ただし本命)を誰かにプレゼントする」と、ちゃんと公言していましたので、不意打ちじゃありません(笑)。
……あ、もちろん、天原はそのあとでちゃんと伊音にフォローを入れていました。
「だが、あの双子は相当に手強いぞ?」
「大丈夫。僕には、最強のパートナーがいるからね」
それでこそ、おっとこのこよ。GJ!GJ!
いやあ、楽しかった!
有り難うGM! ありがとうみんな!
……あ? セラピア放置気味だったよ。
うん。なんつーか、こういう古いタイプの、口プロレスで進むセッションってえのは、楽しいなぁ。
でまあ、飲み会も堪能し、帰宅いたしましたわけであります。
「めでぃーっく!」
自分のキャラ、倒れた仲間を救出したり、機械攻撃を誘発させて仲間の退路を確保したりするために何度危ない橋を渡ったか(苦笑)。
おお、なんか、上弦君がとても男の子だった。自分でも、ここまで上弦君が男の子として描かれるとは思っていなかっただけにびっくり。
あー。この子はきっと、望月(相方のPC。ヒロイン)が、上弦のことを好いていることを知っていて、しかも、望月が上弦のことを嫌わないことを知っているんだろうなぁ。別につき合ってもいないのに、用事があるからと「お前は先に帰ってろ」なんてメールを送るマメさは、可愛らしい。
キャスト1:“PublicSafety”剣崎御筆(レッガー、トーキー◎、イヌ●)
火塚キャスト。元ハウンド公安のフリージャーナリスト。
RL様からのオファーは、30代のヒロインとデートできるキャスト、でした。
……少年キャストでお姉さんとデートしようかと、一瞬でももくろんだのはここだけの秘密だ。
キャスト2:“癒してあげちゃう”紅菫子(タタラ=タタラ◎●、クグツ)
PLはらぎ氏。千早重工の工作員でもあるエロドクター。白衣の眼鏡っ娘。
遺伝子工学または医療系タタラというオファーに対して出されたキャスト。
……女もいけるからキャスト1枠でも行けますよ、と氏がほざいたのは、らぎ氏の名誉のために黙っておこう。
キャスト3:“スクラップスティック”マッチ(ヒルコ●、バサラ、タタラ◎)
PLはしろみけ氏。ボーイッシュで工学系天然ヒロイン。ヴァイオレンスに、がらくたを放り投げる。プリティボディにパワフルパワー。
マザーから電波ゆんゆん受信して、ヨコハマくんだりまで出かけちゃう電波導入。
……これで男の子ならば完璧なのにと、私が呟いたのはここだけの秘密だ。
キャスト4:“見敵必殺”乱堂伊吹(チャクラ●、カブトワリ、イヌ◎)
PLは竜リン氏。オレっ娘婦警。
水族館でいちゃつくバカップルどもに青筋立てながら、爆破予告が出された水族館を警護する不幸導入。
……レイとキャラが被るとやたらと凹んでいた模様。
「竜リン君。何かシナリオない?」
「シナリオはないですけど、システムならばあります」
それが、すべての誤りのはじまりだった。
莫迦ゲー。まごうことなき莫迦ゲー。
それと同時にセクハラゲー。トラウマ表に何故、何事もなく「調教済」の三文字が踊るのか? しかも、投げっぱなしで解説は皆無だし。
「ご主人様とすることをする」と、寵愛が著しく(4D)上がるのだが、することって何だよと、突っ込みたい気持ちでいっぱいになる。
まあごにょごにょ。楽しかったよ。
ご主人様の貞操は一週間も持たなかったけど。
ひぐらし漫画をふたつほど。
http://nandaka.jog.buttobi.net/
http://ringo145.je.ro/
レッガー導入:“折れずの刃”八雲景時(カタナ、チャクラ、レッガー◎●)
PLはジニア氏。古いタイプの武闘派任侠ヤクザ。なかなか堂に入ったロールが見事。特に最後、不法入国したチャイニーズに偽市民ランクを与えるために、姐さんに工面をお願いする啖呵は、見事。ああ、これぞまさに任侠ロールと思える。ラーニングラーニング。
三合会の蛇頭を叩き潰そうと街に出かけたら、チャイニーズの娘を拾ってしまった導入。
千早エグゼク枠:“クロムウェル”ギニース・メルヴィング(アヤカシ、カリスマ●、エグゼク◎)
PLはからい氏。千早重工エグゼクというペルソナを偽装する聖母殿諜報員。諜報員スキーの火塚的にはたまらない設定。もっといじくりたかった。
ヘッドハンティングをしようと街まで出かけたらトラブルに巻き込まれたりする導入。
トーキー枠:“シェヘラザード”若狭千夜(カブキ●、フェイト◎、トーキー)
PLはNAT氏。ストーリーテラーを志す青年探偵。いつもの若狭君。
蛇頭の記事を書くために調査に赴く導入。導入につき、要検討。反省材料あり。
ハウンド枠:“ガブリエルの猟犬”ラディ・クリス(カブト、クロマク、イヌ◎●)
PLは(はた)×弐氏。警察犬ガブリエルのご主人様。他のPLがいじくり易いためか、本体のラディよりもガブリエルの方が目立つことの方が多いけど。今回も、目立ってた(苦笑)。
蛇頭摘発のため総動員されたブラックハウンドのひとりという導入。割とオープニングは気に入っている。
短いシナリオだったこともあり、ざっくりとアクト終了。まだ、解散するにはちょいとだけ早い感じ。
「からい君、アクトない?」
そんな胡乱なことを宣う、私と(はた)×弐氏。
一応、からい君の体調を気遣って、無理強いはしませんでしたよ?
でもなんだかんだで、始めることに。
ジニア君は、時間がオーバーしたときの保険で参加を見合わせ、見学に回る。色々と気苦労掛けて申し訳ないです(汗)。
NAT氏は、いつものように「こんな信じられない人たちを監視しなくては」と言って、アクトに参加する。……昨日、プレイしたばかりのシナリオなのに(苦笑)。
イヌ導入:“ママさんハウンド”春子ジョースター(カブト、カブトワリ●、イヌ◎)
昨日と同じく、いつもの春子さん。
女の子から、お願いをされる。
フェイト導入:“DonJuan”ジョバンニ・カルニーニ(カブキ●、フェイト◎、エグゼク)
PLは(はた)×弐氏。いつものジョバンニ。
女の子のお父さんから、家出した女の子を探して欲しいと依頼される。
レッガー導入:“マリオネットナイト”クレッサード・リッツバーグ(クロマク●、レッガー、カゲムシャ◎)
PLはNAT氏。カーライルシンジケートの二代目。操り人形と侮られているが、その実、すべてを操るクロマクになるべく権謀をたくらむ青年実業家。このキャストは、《チェンジ》の使い方が本当に面白い。
クーゲルから、シマを荒らすジャリガキどもの掃除を依頼される。
人さらいが増えているという話を聴き、巡回パトロールに励む春子。
そこに、知り合いの女の子が声を掛けてくる。
見ると、寒空の中、靴を履いておらず、片足は靴下が脱げている。家出をして、思い返して戻ろうとしたのだが、靴下を片方、どこかに落としてしまったらしい。
「靴下。お父さんからのプレゼントの靴下。……一緒に、探してくれませんか?」
靴下だよ、靴下。脱ぎ捨てられた靴下。しかも、かたっぽ。そんなくだらない理由で事件に巻き込まれるのよ。でもそれは、女の子にとって思い出のプレゼントで。
ああ。ああもう。ああ! ペロきち君を殺してやりたい(笑)! くそ! なんて素敵な導入なんだ!
キャスト1:“二秒前の未来”螺巻運命(カブキ、フェイト◎、ハイランダー●)
火塚新造キャスト。読みは“タイムクライシス”ねじまきフェイト。名前の読ませ方は、『デスノート』の月(ライト)のもろパクリ。ハンドルとか性格とかは西尾維新を意識。世界に倦んだ天才少年。すでに数多くの発明をなし(〈謎のプレゼント〉)、特許によって巨万の富を持つ。その真の能力は未来視。二秒前の未来を見ることができるらしい(〈カース〉)。二秒前の未来がなんであるかは、私はわかりかねるが(マテ)。学生探偵導入一点狙いという、何か間違ったコンセプトキャスト。というか、このシナリオのキャスト1導入一点狙いだったりする。
自己紹介でどもる。誰だ、こんな恥ずかしい厨キャストを考えた莫迦は(答え:自分自身)。
電波系導入だから、電波なことをほざいていたら、隣の卓から「tatuyaさんが楽しそうに妄言吐いているのだけはわかりました」とか言われた。
いやまて、そりゃそうだが、その物言いはどうなのか? 要求どおりにプレイしただけでしょうが(涙)。
キャスト2:“Voyage”三津橋槐(ハイランダー、ニューロ=ニューロ◎●)
PLはChihaya氏。記憶喪失の大学生。その正体は外宇宙探索機ボイジャー2号の制御AI。Chihaya氏のお気に入りキャストのようで。
ちょっと、Chihaya氏がお疲れだったようで、いまひとつシナリオの流に乗り切れていなかったようです。
キャスト3:“緑の手”持田咲那(クグツ◎、フェイト●、カブト PL:フクモリ様)
PLはフクモリ氏。“緑の手”すなわち、未熟者。それ故の人情味がよい味を。
ロールが控えめ。初めての環境で萎縮してしまったか、僕がはしゃぎすぎたか(苦笑)。
キャスト4:“ユスティナお姉さまが見ている”(クロマク=クロマク=クロマク◎●)
PLはAmisty氏。無敵のチェスタフィールズ三姉妹。実はさりげなく、『ストレイライト』収録キャスト(笑)。
今回、唯一の戦闘能力。カット進行は必死になって三姉妹を生かす方向で皆さん動いていました。でも、三姉妹で堕ちないゲストって……(汗)。
まあなんだ。妄言たっぷりだが、面白い。遊べ。
イヌ導入:“ママさんハウンド”春子ジョースター(カブト、カブトワリ●、イヌ◎)
火塚キャスト。元パンツァーイェーガーの機動捜査課巡査長。グリューブルムに無造作に括り付けられた超巨大メテオストライクを獲物とする。温厚な子供好きだが、かつては“砲華の魔女”と怖れられていた。
春子さんです。子供好きな春子さんに、子供を拾う導入。馬鹿に刃物とはこのことです。思いっきり子供を抱きしめました。ええそりゃもう、力一杯。
しかもその上、クライマックスは狙撃シーンが挿入されます。馬鹿に刃物とはこのことです。逆狙撃ができると、中の人の目がもう、爛々と輝いていました。
カタナ導入:“無垢なる殺意”マリス・アデレイド(カタナ●、チャクラ、ハイランダー◎)
PLは(はた)×弐氏。いつものマリス坊や。手榴弾をお手玉のようにもてあそんでカチコミ掛けるという、いつもの恐竜っぷりを発揮。いつものように楽しそうに、マリスロールをする(はた)×弐君が少し、いとおしい。
音羽の姐さんから、カーライルの馬鹿たれの暗殺を命じられる導入。
フェイト導入:“巫女”香我美鈴雁内侍(フェイト◎、マヤカシ、ニューロ●)
PLはAmisty氏。ウェブサーチエンジンのAIに宿った自我。経験が浅いので、推理力に乏しく、凄い勢いで天然系。あきれる春子を尻目にボケ担当。
家出少年の捜索をお母さんから依頼される導入。
カブト導入:“戦場のバーテンダー”ジョニー・ウォレス(ミストレス◎、カブト●、カタナ)
PLは闇司氏。マリア・ラグーン専属のバーテンダー。マリア・ラグーン繋がりで、マリスとのコンビ打ちでいぶし銀担当。指揮官クラスの元軍人。防衛戦に優れ、反撃の機会をうかがうタイプ。つまり、〈※突き返し〉から〈盾の乙女〉。必要なカブト特技は〈カブト:ソルジャー〉8レベルから引っ張ってくる。
暗殺予告を受けた御堂茜隊長から警護の依頼を受ける導入。
ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、hiduka@hotmail.comにお願い申し上げます。