ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、hiduka@hotmail.comにお願い申し上げます。
で、鳳氏の自宅に押し掛け、プレイ。デザイナーではない方がGMを請け負い、鳳氏は、今回初めてPLで参加。鳳氏ったらまあ、嬉しそうにキャラを作ること。
私は、新しき民の巡察吏で遊ぶ。がちがちのお役人で、帝国の主流派である旧教の祭司の資格を持った、職務に忠実な官僚である。
いや、周りのキャラを見てみたら、ワリと柔軟な考えを持っているキャラが多かったので、堅物で偏屈な奴をやろうかなと思ったわけで。このシステム、民族対立や民族融和、相互理解がテーマになっているだけに、やはり、ひとりぐらいこういうキャラをやらないとね。
セッションでは、向かった先の古き民の村で、私のキャラが、失踪した男と見間違えられてさあ大変、という感じのセッション。しかもその男、結婚式の前日に失踪したため、花嫁が涙目で私のキャラに抱きつこうとしたりなんなり。
………ちーっと、迷いましたが(笑)、丁重にお断りする。キャラ的には、据え膳でも喰わないタイプのキャラだよなぁと思ったので。あと、PLとして、仁義にもとるものを感じたし(苦笑)。これが、ブレカナであれば、リミッターブレイクしていたんですけどねえ(爆死)。
んで、GMからは、「いい人だけど…」というお言葉をいただく(笑)。いや、そのGM、女性の方で、「いい人だけど」「お友達でいましょう」という感じのキャラだったそうだ。…ああ、やっぱり、女性から見るとそういう評価を得るキャラなんだなぁと。
あれだ。こと、異性関係では、正直者は馬鹿を見ますよ?
「んー。六〇点」
ぎりぎり及第点? ぐらいな感じ。むう、テンションが低く、うまく回せませんでした。どうも私、同じシナリオも四回ぐらいやると飽きが来てしまう性分らしい。事務的に処理してしまい、うまくセッションに乗れない。「月が、狂う」は特に、一本道の傾向が強いだけに、仕方がないのだが…。もっと精進を。PLのみなさんは、そこそこ楽しんで貰ったようなだけに、申し訳ない…。
「んで、上海退魔行とかいうシステムが発売されたわけだが」
いやあ、はじめは、大して興味がなかったのだが、キャラ作成ルールと特技をだらだら眺めていたら、変なスイッチがばっちーんと入ってね。無性に、「新撰組」の「ダンサー」をやりたいなぁと思うのよ。
「どういう不思議生き物だ、それは?」
肉体派が多い新撰組きっての頭脳派で、社交界などに出入りする若き淑女(えー)。
内偵相手と懇ろになって、ベットインして相手が無防備なところに、シーツで胸を隠しながら日本刀を突きつけて、とかいうシチュエーションがやりたいなぁ…と思ったのですが。
で、相手がなおも刃向かうのであれば、士道不覚悟の新撰組の仲間たちが部屋を取り囲み、雪崩れ込んでくるわけだ(←新撰組出撃とかいう神業みたいな業があるのだ)。
格好いいなぁ(うっとり)。
「…まあ、データ的にも、」
攻撃は新撰組の士道不覚悟で身体能力値分ダメージを上げて、防御はダンサーの悲劇のヒロインで魅力能力値分防御点があるから、ワリと、普通に戦えるのではないかと。
「まあ、それにつけても、」
ダンサーの「おねだり」とか、男を骨抜きにする特技の多さに惚れ込んでいるのだが。
「ほかにも、」
「シリアル・キラー(切り裂きジャックのような怪人物)」な「ダンサー」で、ターゲットを「ストーカー」でロックオンしたあと、「おねだり」とかで肉体・精神・財産を骨抜きにして、完璧なポンコツ、抜け殻になったところをさっくりと斬り殺すキャラとかも良いなぁとか思ったり思わなかったり。
「N◎VAにカエレ」
い、いやぁ。このゲーム、こういうキャラを作って、良い気になるゲームだよ、絶対に。ごったに度、良い気になり度だったら、N◎VAよりも高いんじゃないかと思うぞ、実際。
「まあ、確かに、技師とか、いい気になれそうだよな」
そういうサポート系って、冷遇されているのが普通だけども、これがまた…。
煙幕弾などと普通に使える特技から始まって、蒸気ドリルとか、蒸気地底戦車とか、蒸気鎧とか、蒸気タンクとか、そういう奴を操れます。
で、技師が最高に輝けるのが、蒸気地底戦車。これがまた、何故か登場判定の技能で、一シナリオに一回しか使えなくて、必ず、地底戦車で掘り進んで地下から登場することになるという特技だ。で、ご丁寧に、地底戦車は、GMの許可がなければ再起動しないと書いてあるので…。
「捕まった仲間を助けるために地底戦車で登場して、『助けに来たぞ!』と叫ぶ。画面暗転。銃弾の雨をくぐり抜けながら、仲間と共に疾走する技師。『なんで戦車で逃げないんだよ!』『仕方がないだろ! 壊れたんだから!』『そんな不安定が技術、使うんじゃねーよ!』『なにぃ!? 助けに来た者に向かって、なんたる物言いだ!』」
という、実にベタでお約束な展開をすることが出来るわけだ、きっと。
ほらみんな、やりたくなってきたでしょ(笑)。
「ほかにもシリアル・キラーの特技で、『逃げられない』とかいうのがあって、」
やはり登場判定技能なのだが、追いかける相手に対し、窓や扉の向こうに登場する特技で、テキストにご丁寧に、「なお、窓や扉は障害物として破壊しても良い」………それはつまり、破壊しろってことか?
上海退魔行、お薦め。
「微妙だ…」
「すみません、tatuyaさん。明日、RLできますか?」
ぐはぁ。明日は、PLやるつもりだったんだけどなぁ。
仕方がないので、今日は、まったりと攻殻機動隊を横浜にて観賞していたわけだが。酒をたしなみつつ。
「なあ、なんか最近、横浜でセッションするでなく酒呑んでいること、多くない?」
あれだ。遊びすぎて、シナリオのストックが無くなっているってのが、一番の要因だな。
「莫・迦・か・!」
「そして、一気に観る」
眠い…。
「当たり前だ!」
いやでも、「笑い男」シリーズ、最高! 続きが凄く気になるのだが…。
「笑い男、今回の操り人形役やね」
まあ、そんな感じかな?
「何故?」
2巻が売り切れていた。
「さよで…」
で、感想なのだが…。
びみょー。実に、微妙。
つまらなくはない。むしろ面白い。面白いのだが…。
個人的にはこれをファンタジーと呼ぶことにはいささかの抵抗が…。
もちろんジャンル論の愚かさ・無意味さはわかるのだが…。灰羽世界で扱われている不思議の質は、私が好むファンタジーとは明らかに異なる、異質のものなのだ。灰羽のそれは、実にSF的。異質を描いてはいるけども、それが生活に溶け込んで、世界の一部になっている。そんなイメージがつきまとう。私が理想とするファンタジーは、そうではなくて、異質はどこまでも異質でなければいけない。世界の構成要素ですらない。でもそれは、確かに世界と地続きな存在であり、それは行き来できるものであり、かつ、飲み込んで納得できる者でなければならないのだ。
………ああ、意味不明。
ところで、付属の小冊子を読んでいて、意外な名前を見つけた。
それは、背景設定である公安について解説した「電子権力のマトリクス」というテキストの注の3なのだが、夏井高人という名前だ。サイバー犯罪条約の仮訳の翻訳者として紹介されている(ちなみに、日本におけるサイバー法の権威)。一昔前では、絶対に接点のあり得なかった組み合わせ。アニメ解説のテキストの中で法学部の教授の名前が紹介されている。何とも、変なイメージがすると同時に、いまはこういう世界なのだと、妙に納得した。
ぎにゃー(涙)! や・ら・れ・た(涙)!!
くそ、予想通りというか、やっぱりというか、重大発表って、やっぱり、4thだったのか! いやしかし、リバイストが発売されてまだ一年程度で推測として在庫もすべて捌けていないだろう状況で、しかも、SSSも全部でそろっていない段階での4thは、やはり予想外。
む、むむむ、どうしよう、ニューロデッキ…全26シナリオ掲載のプランが…ああ…。
「やめる?」
実際、売り上げとか考えると、ここら辺が引き際?
ただまあ、どうも、N◎VAを汎用ルール化するという構想らしいので、望みはまだあるかと…。汎用ルールとして、従来のサプリメントも使用可能であれば、何とかなるのではないかとも思うのだが…? 正直、困った。…まあ、仕方がない。シナリオだけは作り続けよう。とにかく、月末に発売されるGF別冊の情報待ちだな…。
「先生、富野が駄目です」
駄目というかなんというか、富野、汁出しすぎ。
「つーか、エロすぎます」
水浴びの描写とか、トップレスのお姉ちゃんとか、社交界とか、成人式の儀式とか。
「ロラン、何故脱ぎます? 何故脱いだままお髭のホワイトドールを動かします?」
富野の声が聞こえてくるよね。だって仕方がないじゃん。成人式の儀式の途中だったんだから。服脱いだまま操縦しても仕方がないよね(ものすごく嬉しそうに)。
「グエン閣下、ファーストコンタクトから、ロランのことローラ、ローラと呼んでいるし」
富野の妄想はもう止まりません。
それで思うのだよ。
「なんでございましょうか、火塚先生」
第一話冒頭でロランたちが童謡を口ずさむシーン、街の描写、登場キャラの目線の動き(による情描写)などなど、細やかで、個人的に観ていてもう、たまらないわけで。………なんで自分、この作品、発表当初見向きもしなかったのかと(涙)。
「火塚先生、汁出しすぎ」
「それで眠いとか言っていれば、世話ないよ…」
んで、今日は、D&D。ドワーフダンジョン第二話。
火炎放射器に焼けこげにされたり、オークどもが空けた横穴を観て歴史を感じたり、ドワーフたちの墓標の前で敬礼したり、いろいろと感じ入るものがあったダンジョンだった。
あともう少しで、ダンジョンも突破できる。
「だからあれほど、プレロードで良いと(以下略)」
まあ、身内、やたらと自作キャラ好きが多いからなぁ。あのデータ群を観れば、一日でキャラメイクが終わらないことなんて、分かり切っているだろうと。しかも、全員、ゲームがはじめてだし。
「その上、ルールブックが読みにくい」
いやまあ、はじめてみるルールブックをつまみ食いした上に、しかも、PL5人にたいしてルールブックが三冊しかなければ、読みにくいという批評は正当じゃないと思うのだが…。
っていうか、GM、キャラを作成させるつもりならば、確かに昨日、使用ルールが決まったからとはいえ、全員分、アイテム類などをコピーしておくべきだったと思うぞ(実際、ダブルクロスとか、私、コピーしてたし)。
「でも、重要なルールとかを思い出したように柱に書くとか、三カ所を読まないと単語の意味が分からないとか、やたらと特殊な用語を使うとか、やめて欲しい」
それは確かに………あ、これってもしかして…。
ああ、メタルヘッドに限らず、いわゆるFEARゲーのルールブックが読みにくい理由が良く分かりました。
「?」
いやね、各章の扉を読んでください。メタルヘッド、クロームビート、コアストライク、バウンサーエキスパンションとか、書いているでしょ? これ、メタルヘッドを除いたら、旧版のサプリメントだわ、全部。いやあ、そりゃ、普通であれば、段階的にルールやアイテムを増やしていくところを、全部のサプリメントを無理矢理統合すれば、読みにくくなるわな(苦笑)。簡単に言えば、詰め込みすぎ。
「…ぉぃ」
うーん。むしろ、問題視すべきは、ルールをそのように詰め込まないと商品にならないということじゃないかな? これは完全に推測だが、ルールシステムの消費サイクルが早くなって、遊んで貰うために出来るだけ多くのルールを基本ルールに詰め込んで商品展開する必要があるのかもしれない。
さて、困った。実際、高橋氏のいうことは、もっともだとは思わないけども、そのとおりなわけで、これに対してきちんと説得を試みるのはなかなかどうして難しい。いやまあ、「整合性を取ったりバランスを調整するのは法律関係者の仕事だ。」ってのはもっともだけども、そこでエゴを前面に押し出した物言いは正直どうよ? とは思ったけども。しかしそんなのは(政治の問題であればさておき、)議論の問題においては枝葉些末なことにすぎないわけで。White氏ともIRCで話し合ってみたりもしたのだが、なかなかどうして、うまい説明の仕方を思いつけない。
まあ、例えば、「おうちの壁に名誉毀損スレスレの落書きをされた人がいたとして、スレスレで負けるかもしれない名誉毀損の方はおいといて、確実に勝てそうな器物損壊のほうで訴えたら、何か問題なんですか?」という問いに対しては反論は簡単なのだが、それ以上に説得的なうまいたとえ話を思いつけないのだ。
先の高橋氏のたとえ話は、器物損壊が表現の唯一の方法ではない以上、その説例の仕方は適切ではないと反論できる。すなわち、わざわざ壁に落書きしなくても、ビラを配るなどで表現をすることは可能なわけで、ほかに有効な取りうる手法が存在する場合においてはなにも問題が存在しない。問題が発生するのは、例えば、内部告発など、内部というもっとも信頼がおける情報ソースからの告発がなければ有効な表現報道がなしえない場合などで、この場合、内部告発を情報流出として違法だからといって処罰すれば、適正な報道はほとんど期待できなくなるわけで、このような場合に、内部告発を一定程度保護する必要性は極めて高いことになる。このようなケースにおいて、「スレスレで負けるかもしれない名誉毀損の方はおいといて、確実に勝てそうな器物損壊のほうで訴えたら、何か問題なんですか?」なんて、悠長なことは言っていられないと思うのだが、どうだろうか。
で、私は、今回の事件は、問題としては器物損壊のケースよりも内部告発のケースに近かったのではないかと思っているわけだ。確かに、人の財産を侵害しているという意味では、著作権侵害の事例は器物損壊の事例に近いとも考えられるが、財産を侵害していると言えば内部告発も同く財産侵害をしているケースは多く、財産侵害をもって区別のメルクマールとすることは適切ではない。そして、器物が、書き込むメディアであるのに対し、内部告発は紹介される情報そのものであり、著作物もまた紹介される情報であるということを考えれば、今回のケースもまた、内部告発と同じように保護の必要性が高いと言えるのではないかと思ったりするわけだ(ただし、今回の事件そのものは、器物と同じ書き込むメディアに近い問題と言えるという意見は充分なり立ち得るが)。まあ、とにかく、なんども主張するように、何でもかんでも著作権で解決するのはいい加減やめてくれと言うわけなのだが。
…が、説明として、決定打がないのよね…多分、これだと高橋氏は納得してくれないんじゃなかろうかと思いつつ…むう、もう少しだけ考えてみよう。
後日このことに触れずに更新したとすれば、結局なにも思いつかなかったと言うことで。(2003/03/25なにも思いつきませんでした)
「名誉毀損より著作権侵害の方が通りやすい」に対する高橋氏の見解への再返答
えーっとだ(汗)。
少々無理目の拡大解釈でも、ロビー活動でごり押しすることで著作者が報われるなら、俺はOKです。なぜなら、俺にとって著作権は第一に労働に対する報酬を確実に得るための道具なので、実装されているものが俺の目的に使えるかどうかだけが大事なのであり、著作権のカタログスペックに別に興味は無いし、その「本来の意義」に殉ずる義理はないからです。そりゃ、そーだ。
メリットだけを強調するのもデメリットだけを強調するのも間違いで、どちらが大きいかの見積もりをしなければならない。と、主張されているように、です。私がいま問題視しているのは、メリットデメリットを検討した上で、著作権法の立法過程を無視し、著作権法がよって立つ立法事実を無視し、著作権者側にあまりに有利な改正を、無批判にしているのではないか? ということなのですから(特に、著作権法がよって立つ 立法事実が崩壊しつつあるというのは、重要な指摘だと思う)。そして、現在の著作権者側の利益をあまりに追求する立法は、将来、かならず、著作権者側自身の利益も損ねてしまうだろうと考えているわけです。なぜならば、著作物の利用者は将来の著作権者になる可能性を秘めているし、現在の著作権者は将来の著作物の利用者たりうるからです。
著作権法の無矛盾性に気を配らなきゃいけない義理は法律で飯を食ってるわけではない俺にはありません。矛盾してようが使えればいいわけで。悪いですけども、「それはタダのガキの理屈である」と、言われても仕方がない物言いです。だってそれって、「他人のことなど知ったことじゃない。理屈なんてどうでも良い。矛盾しようがかまいっこない」ということでしょう。いくらなんでも、それは言い過ぎってものです。
ところで、名誉毀損と著作権侵害とでどちらが通りやすかろうが、この問題の本質とは関係ないと思うのですがいかに?思いません。思わないからこそ、問題提起をしたわけです。逆もまた真なりで、著作権侵害よりも名誉毀損の方が通りやすいというような事例が生じてしまうこともまた、問題とすべきでしょう。同じ言論という属性である以上、この問題は、不可避の問題として扱われるべきです。
追伸:私が額に汗を否定し、フェアユースを肯定するのにも、ちゃんと、理由があります。著作権法の理念から考えれば、額に汗を「創作性」の要件として認めるのは日本語として難しい一方(編集著作物にだって、創作性は必要です。また、知的財産法定主義の大原則にも反します)、日本では法の不当性を権利濫用といった一般条項によって修正することがたびたび行われてきた歴史的事実がある以上、フェアユースの可能性を検討せず一刀両断するのは不当である、という批判を向けることは可能だからです。まあ、額に汗を否定する理由を書いていなかった私が悪いのだが。
ああ、やっぱり、Gガンダムは名作だなぁ。改めて観ると作画はへぼいし、アクションも対して動かない上にワンパターンだけども、なんというか、テンションの上げ方がやたらとうまい。最終回周りの五話は、感情が極まり、思わず涙ぐむシーンが多かった。つーか、東方先生が朝日のなか死ぬシーンは号泣した。
はい、htmlのことなんて、さーっぱり知っていません(苦笑)。
「今日のキーワード」
イイ気になったらイイ気になり返された!
(富士見文庫で発売されているダブルクロス2リプレイ参照のこと)
いじょ。
メリットだけを強調するのもデメリットだけを強調するのも間違いで、どちらが大きいかの見積もりをしなければならない。高橋氏が仰るとおりです。利益考量こそ、法学の基本にして深淵だと思います。
そもそもこれは批判言論の自由と衝突するような問題ではないと思いますが。と言うけども、それだと、著作権の素人は批判言論をしてはならないという規範を導くことと同旨だと思いますよ。特に、著作物か否かの判断、引用か否かの判断の難しさに引きずられ、出自明示がおざなりになるなんてのは、ありがちなことですし(著作物じゃないから、必要ないやとか)。
それで、結論を書くと、著作権保護を取るか著作権の制限を取るか、どちらの結論でも良いけども、もっと真面目に議論を交わせや。ってのが、私の正直な意見。
「結局、今週も横浜におじゃましたわけだが」
そんなんばっかりね。
つーわけで、火塚の新作、トーキーシナリオ。
シーン制に時間制限を設ける、オールドタイプなシナリオ。10名に及ぶ人物が様々な思惑のもと一斉に動くなか、キャストたちが丹念に推理を重ねていく、そんなシナリオだった。久しぶりに、やりがいがあるシナリオだったのではないかと思っている。
「序盤で大切な情報を渡し忘れて焦っていたけどね」
あっははは。やっぱり、あの情報は最初に渡しておかないと、アンフェアだよね…。
たった一日、それも12時間程度で、一万人以上が閲覧した。
………正直、個人的には未知の世界だった。
自戒の念をこめて書こう。
正直、ここ二週間、私は天狗になった。
「ルール無用の引用ルール」のブレイク。音楽配信ニュースのBBSにリンクをひとつ投稿しただけで、1万人が閲覧。
しかし、その後、閲覧者数は急減。危機的意識のもと、ネタ探しに奔走。そこで、満を持して打ち出したのが、 「名誉毀損より著作権侵害の方が通りやすい」だった。
しかし、これが、予想以上に閲覧者を伸ばさず、なんとなく、焦りを覚えていた段階で見かけたのが、産経新聞の一件だった。
そして、私は悪魔に魂を売った。暴露話の掲載だ。
もちろん、それは社会正義のために行われたもの(…と書くと、本当に白々しく聞こえてしまう)であると思っているが、そこに、売名行為がなかったかといわれれば、否定できない自分がいる。予想通りの反響に、いまひとつ居こごちの悪さを覚えてしまう。
これではまるで、我々消費者が批判する、マスメディアの姿勢そのものではないか?
閲覧者“数”に酔いしれ、購買層一人一人の顔を見ず、天狗になって、高圧的に言論を広めようとし、そして、最後には、暴露話。
まさに、批判されてしかるべきマスメディアの姿が、そこにあった。
後悔はしない。そんなことをするぐらいならば、そもそも、発言などしない。
だが、自戒の念を込め、今日の日記をしたためたい。
…本当は、今回の産経新聞事件について、もう少し突っ込んだ考察をしたいのだが、なにやら長くなりそうなのと、自分の中で議論がまとまっていないのとで、今日は筆を置くことにする。
…おそらく、技術的に回避可能かどうかとか、産経新聞社側の法的知識のレベルがどうかとか、著作権法の解釈がどうかとか、そういうのは枝葉末節に過ぎず、問題の本質は情報流通をどのように捕らえるか? に尽きるのであろう。
…あー。確かに、そっちの方が、タイトルとしてわかりがよいし、読者に訴えかけるものがあるわ。ということで、著作権コラム第七回のタイトルを書き直す。
ありがとうございます、RinRin王国様。
んで、RinRin王国繋がり(←ソース元)でもうひとつ。
ああ、ついに、やっちまったよ、読売…(ほろり)。(←2003/03/14訂正:戯れ言によれば私の早合点みたいです)
えっと、わからない人に解説。
LINE TOPICSというニュース配信サービスで、見出しリンクサービスを始めたことが、ことの起こりだったはず(現在、読売が著作権侵害でLINE TOPICSを訴えています)。
結果、いま現在、読売はリンクなどの規約を大改定、各記事への直リンを技術的に禁止し、トップ頁へのリンクも、原則不許可という措置をとっています。
………読売に習って、これから新聞各社で情報の囲い込みがおきるかもしれないと危惧される事件です。
ただまあ、読売を弁解するわけじゃないですが、読売の選択は、複製を怖れるのであれば、当然の選択肢だと思います。実際、webでは、情報屋コンテンツは、複製され、解体され、利用される運命にあります。これには、いかなる例外も働きません。もし、それを怖れるので有れば、そもそも、情報をwebに掲載しなければよいわけです。
………でも、文化人として、メディアとして、その姿勢は、どうよ?
火塚たつやは情報の囲い込みを図る読売新聞社を応援しません(ヴァーチャネットアイドル風に)。
…不買運動とか、起きないのかしら? まあ、すでに、まともに検索できない時点で、誰も使わないと思いますが(苦笑)。
………ああ、連邦でも似たようなトラブルが(2003年3月12日付)。こっちは産経新聞らしい。(って、いま気づいたけど、カトゆー家断絶の戯れ言に言う、某サイトって、連邦のことかもしれない。某サイトにメールを送ってきた新聞社を特定していなかったし)
電話なり、メールなり、ねぇ…。日記系サイト諸君、一度、全員で、会社に許諾の電話掛けてみない? そうすれば、なんで、著作権の制限が存在するか、新聞社の皆さまも良く分かると思うよ。いちいち許諾取っていたら、著作権者側(←多くの事実報道に著作権は発生しないと思うが、ここでは一応新聞社側の意見を尊重し、著作権者ということにしておこう)が対応しきれないじゃん。
………ただし、やる場合は、申し合わせの上でやらないように! 日記系サイトのみなさんが申し合わせてやると、営業妨害罪にあたると認定される可能性が高いです!←申し合わせてやった場合、営業妨害の実行行為性を満たしてしまう危険性が高いです!!
ひとりひとりが、個人で、許諾の電話を掛ける限りにおいては、正当な行為として認められるはずです(と、考えないとクレームの電話すべてが営業妨害になる)。そうであれば、私も営業妨害の幇助の罪に問われなくてすむわけで(苦笑)。
あ、あと、無断リンクの拒否については、真紀奈たんの掲示板で議論中です。もしかすれば、近日中に、真紀奈たんからも何らかの表明があるやも。各自、要チェキりゅん★(←微妙にいろんな物が混ざっている)(2003/03/13追加:見解が表明されました)
東京地裁民事第29部 写真ビラに写真を無断使用したことにつき、著作権侵害を認定
( ゜д゜)ポカーン
鬱だ氏のう。
………ごめん、仕事する気、失せた。
ということで、今日は、急遽、 著作権コラム第七回「東京地裁民事第29部 写真ビラに写真を無断使用したことにつき、著作権侵害を認定(ながッ)」を、お送りいたします。
「今日見かけた、あれっぽいもの」
http://homepage3.nifty.com/hirorin/2jigennonichijo.htm
http://aglaia.c.u-tokyo.ac.jp/~yamamoto/diary/my_cgi/
秋葉たんに乳がありません
遠野家当主の胸部の発育に不具合が発生しています。巨乳キャラのルートに変更するか、ナイチチ属性を取得する必要があります。
「そういえば、まだ、買っていないよね…」
アクセス解析をたどっていたら、B.L.Tとかいう、「美少女+コスプレ+アダルト」がコンセプトのサイトを発見する。アダルトサイトなので、良い子は観ちゃいけません。
「(それは、悪い子だったら観ても良いという意味なのだろうか…?)」
(無視を決め込みつつ)うちとはまったく関係ないから、複数ウィンドウを開いていた結果、アクセス解析に引っかかったのだろう。…だからどうしたという気もしないのだが、漫画が微妙に面白かったり、キャラセレクトが微妙に微妙だったりするので、紹介する。この話にはわりと共感を覚えたり(謎)。
んー。調べてみると、ワリと有名なサイトのようで(私は知りもしませんでしたが)。
…イヤ ソレコソ ダカラドウシタ という気もしなくはないですが。
「つーても、5000とか10000とか、それぐらいなんだけども」
…と、大手サイトには思われるかも知れないけども。
いままで、50とかそれぐらいで細々やっていた人間としては、実に心臓に悪い一日だった(苦笑)。
んで、解析をたどっていくと、StrangeIntimacyの音楽著作権あれこれに、うちのサイトが紹介されていた。コメントとして、
>ここでこういう知的財産権をどう考えたらいいか、というのには慎重でなければならないと思う。まずやめなければいけないのは、物権、ものの所有権の延長に考えることだ。そうしてしまうと、現行の知的所有権のあらゆる侵害が、ゆるすべからざるものに見えてしまう。というのがあったのだが、非常に共感を覚えた。
「ところで、今更の話」
最近、アクセス解析を付けたわけだが。
何を今更という人もいると思うが、アクセス解析を付けて何が良かったって、情報の収集がとてつもなく早くなったということだ。
アクセスを逆追跡し、そこから、自分が興味を持てるサイトに飛び、情報を収集する。
同じ問題点を抱えた人間が選んだリンク元、検索キーワードであるだけに、自分が興味を持てる情報である可能性が極めて高いのだ。
なるほど、むかしWhite氏が言っていた、
「情報は集積するところに集積する(←うろ覚え)」
というのは、こういうことを言うのかなぁと、思ったり思わなかったり。
情報が、新たな情報を呼び寄せるのだ。
「そして、意味もなく『ONE』の箱を更新」
「藪から棒に、どうした?」
うちのような弱小サイトでも、毎日40〜60件ぐらいのヒットがあるわけで。しかも、それが固定客というわけではなく、結構な数、「ミッキーマウス保護法」「保護期間」「著作権法」「黒川徳太郎」「ティアリングサーガ」「ちゆ12歳 ガオレンジャー」といった著作権関連のキーワードでうちの著作権コラムにたどり着いて、コラムを読んでくれるようだ。
「結構なことじゃないか。コアなファンよりも、一見さんに広く読まれる、が“ぷれたつ”の信条なんだろう?」
結構なことだ。が、問題なのは、だ。「シャーリー」「エマ」「メイド」「森薫」「貴婦人」だの、メイド関係の検索結果でうちに飛んでくるケースが毎日2〜3件有ることだ。
「まあ、日記で触れていたからねぇ」
とはいえしかし、別にコラムを立てているわけでも、熱く語っているわけでも、ましてや「伯爵夫人の昼食会」よりも有名なわけじゃないわけで。検索結果によっては、本家本元「伯爵夫人の昼食会」よりも上位に来るわけで、何か間違っているような気がするわけだよ。
「気にするな。メイド、好きなんだろ?」
…いや、その(口ごもりつつ)。
メイドなんて飾りに過ぎません! エロい人にはそれがわからないのです!
大切なのは翻るスカートと、翻るスカートから覗くズロースパンツと、ヴィクトリアな空気なんだよっ!
「もう、お兄さんってば、エロス人!」
…などと、Na3氏と電話したのち、N◎VAのシナリオを突如思いつく。
………すごい! これは、面白そうだ! 興奮したまま、一気にシナリオを書き上げた。今度、コンベンションで是非ともテストプレイしよう(いそいそ)。オールドタイプなシナリオ構造ながらも(いやむしろ、オールドタイプなしナリオ構造として)、なかなかの自信作に仕上がった。
「どうだった?」
面白い! これは是非、いろんな人に読んでみて貰いたい!
どちらかと言えば、コピーライト、著作権者側に立って、著作権の保護範囲をもっと広げるべきという論調の論文なんだけども、何がよいって、ものすごく論理の筋立てがしっかりしていること。
『金田一少年の事件簿』が島田荘司『占星術殺人事件』のトリックをパクった事件(訴訟沙汰にはなっていない)を題材に、著作権の保護範囲を考察するという内容だ。
筆者は、ミステリーの根幹を成すトリックのアイディアにも著作物性を認めるべきだと結論づける。その筋立てはしっかりしており、従来の学説を詳細に検討し、保護の必要性を切に訴えかけてくる。
その結論は、火塚的には賛同できないものの(しっかりした批判ができないため、ここでは、その理由は記載しません)、久しぶりに、著作権の論文として、まともなものを読めた気がする。とにかく、近年の「著作物→絶対に保護」という、著作権ゴロの著作権ドグマに陥らず、条文の比較、条文の趣旨解釈から論じるという、ある意味、当たり前の解釈作業を丁寧に行った結果、とても説得力がある論文に仕上がっているのだ。
………つーか、著作権法の論文や基本書って、まともな物がほとんどないの。どれも、「条文に書いてあるからこう解釈される」みたいな当たり障りがないことばかりで。文理解釈だけならサルでもできるっつーの。そうじゃなくて、研究者なら、歴史的に、意味的に、もっと掘り下げて解釈すべきでしょうに。はっきり言って、それまで美しい民法理論、民法解釈学を学んできた私にとって、著作権法の論文との出会いはあまりに衝撃的すぎた…。「こんな論文、民法学者が読んだら、鼻で笑うぞ」と。
閑話休題。
個人的に、読んでいて一番痛快だったのは、序盤の、インセンティブ論を自然権論から批判するくだり。最近は、レッシグ教授などの活動で、インセンティブ論が(特にweb上で)有力に主張されているが、私個人は、インセンティブ論に全面的に賛同できない(インセンティブ論は政策的判断と言うが、それでは、政策的に許されるのであるならば、著作権は度のようにでも制限できるということになりかねない。内在的制限、内在的限界を導く理論が欠けているのだ…ここら辺、いつか詳しく論じよう)。
この論文は、そこら辺、見事に一刀両断している。
もちろん、じゃあ、筆者の考えに全面的に賛同できるかというと、そういうものでもない。
筆者は多分に著作権ドグマ、知的所有権ドグマ、物権的構成ドグマに陥っており、インセンティブ論が主張される問題点を軽視しがちである(著作権の制限を著作物の利用者の反射的利益に過ぎないと構成するあたりなど)。著作物を著作者の創作物として把握するという、筆者の哲学にはどうしても納得できないものがある(まあ、自然権論を採用すれ当然の帰結なのだが)。
なによりも、自然権論というが、例えば、自然権として発生した財産権は、“所有権絶対”“神聖不可侵の所有権”というドグマから出発したにもかかわらず、重大な修正を強いられ、いまでは、神聖不可侵の所有権と考えるものはいないだろうし、権利濫用理論や所有権の制限について、利用者側の反射的利益として把握する学説も存在しないであろう(そもそも、反射的利益という概念は、ネガティブな、利益を否定するために用いられる理論だ)。権利濫用理論や所有権の制限を広く認めるか否かは判断が分かれるところだが(そして、法的安定性を考慮すれば、特に権利濫用理論はおいそれと用いるわけにはいかない)、それを反射的利益と斬って捨てるのは、暴論以外の何者でもないだろう。
色々と不満はあるが、全体的に筋道がしっかりしており、結論的にも十分納得できる範囲であるため、一読をお薦めする。著作者権側に立って論じた論文の中で、数少ない(苦笑)、筋道がしっかりした良い論文と言えよう。
プリントアウトして、あとでじっくり読もう…。
「仕事が忙しいから(今週一般終電くさい)、読むのに時間が掛かりそうだけども…」
「まあ、あんなもんでしょ」
多分…ね。
で、寝て、起きて、昼過ぎ。
ガープスルナルを何故かプレイする。
「何故?」
や、N◎VAを遊びすぎて、参加者全員、シナリオが枯渇していまして。
「莫迦か…」
しかし、予想外だったのは、ものの一時間程度でキャラが作れたことだ。
ガープスなのに!
「残り10cp前後で迷いはじめてからが長いからね」
そこら辺、テストプレイとしてすっぱりと割り切れた当たりが良かったのかしら?
「で、プレイは?」
………GM、ごめん。充分寝ていたはずなのに、何故か、寝てしまった…。
ううむ。。。何故、だろう??? そんなに疲れがたまっていたのかしら?
とにかく、平にご容赦を…(涙)。
「休みないね…どの街もそうだが、特にここはそうだ。
レジャーにやってくる者でさえ、この街では休むことはない。
たまには、休むことも必要だとは思うのだけれどね…」
そんな、印象的な一言で、アクトは開始する。
仕事に疲れた、ひとりの男の末路を描いた、情緒溢れる一品。
………や、ぶっちゃけ、面白いです。是非、遊んでみてください。
ちなみに、火塚は、エグゼク導入で参加。キャストは、バサラ●、タタラ、エグゼク◎のトマス・ウィヴリニアヌス。後方処理課第三班に所属するエグゼクだ。錬金術の末裔で、特に貴金属の生成に優れ、体内からレアメタルを取り出し、それを換金する能力を有する。付いたあだ名は、“パラケルスス”“ザ・ゴールド”。その能力故、内部査察やバックアップ、他部署への応援などを行う、第三班でも異色の工作員だ。キャストとしては、後方処理課導入、エグゼク導入、タタラ導入、バサラ導入当たりを想定している。
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