ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、hiduka@hotmail.comにお願い申し上げます。
見返してみると今日は一日、キャスト1&RLデー。さりげなくGG様とずっと同卓していたり。
“盾持つ少年”スクワイヤ・ナイト(アラシ、カゼ◎●、ハイランダー)
火塚キャスト。父の弟子から依頼を受け、テストパイロットとして看取らすに赴く、ロボット物主人公のお約束を踏襲した導入。
《天罰》でリアクション不可攻撃の“不可効果”だけ打ち消して、〈ジャックナイフ〉から精神戦。「やめましょう! もう! 貴方の戦争は終わっているんです!」と説得攻撃する様は、かなりのお気に入り。
山県安芸(カブト、カリスマ●、エグゼク◎)
PLは忍者ハッタリ氏。ガンダムテイストなお姉さん指揮官。シーマ様とかそんなノリ。ニュータイプ実験の犠牲者で、ウォーカーに乗れない体になっている。もう、そこら辺を含めてロールがすごくかっこいい。
ナイトと、戦場とは、ロボットとは、と静かに語り合った。
佐藤裕希(ヒルコ、タタラ=タタラ◎●)
PLはGG氏。危険なマッドサイエンティスト。正直、信用できない人物だが、今回は、佐藤の機転で助かることになった(マジで)。理性を重んじる科学者としての矜恃にあふれたロールだった。
しおりママ(ミストレス◎●、ニューロ=ニューロ)
熊道楽氏。オカマのロールをするために、わざわざ、オカマバーに取材に出かけた剛の者。奥さんいるのに(苦笑)(ちなみに、奥さんはマジで美人です)。なんつーか、かっこいいオカマ、実に堂々として……惚れる。半端物であるが故の悲しみと、半端物であるが故の矜恃と、半端物であるが故の視点を持つ。
“真夏の夜の夢”汐槻リリス(カブキ◎、マヤカシ、ニューロ●)
火塚キャスト。ボディガードを雇っていたら、警護中のボディガードが殺され、自身も怪我をするという、芸能人導入。なので、今回は聖母殿のエージェントという設定は封印する。危うく、〈熱狂〉+〈芸術:殺人少女〉とか言いそうになったけども(苦笑)。慌てて、〈芸術:不思議少女〉のレベルを伸ばす自分。
若狭千夜(カブキ●、フェイト◎、トーキー)
PLはNAT氏。“シェヘラザード”を名乗る若きトーキー。ダイムノヴェラー(重要)。探偵として、行方不明になった伝説のカブトを捜す導入。「若狭さんはいま、どんなお仕事をしているのですか?」と、可憐な(笑)少女として絡んでいった。
“ブラックウィドウ”石神井楔子(しゃくじい・けいこ)(カブト◎、クグツ、カブトワリ●)
PLは加納氏。職業ボディガードの女カブト。重要なのは、子持ちの未亡人。とても重要。エンディングで、子供の運動会に出かける若くて美人なお母さんを演出していた。なんつーか、火塚的にツボ。リリスの護衛をする。
ジェット(カブキ●、タタラ、トーキー◎)
PLはGG氏。スペースチャンネルな人。歌って踊るレポーター。真実を求め、報道をする。
“パラケルスス”トマス・ウィブリニアス(バサラ、タタラ◎、エグゼク●)
火塚キャスト。貴金属の精錬に優れた稀代の錬金術師。その腕前を活かし、企業では開発部主任や企業工作員をこなすエグゼク。たまたま偶然に知り合った美人研究者と交流する。渡せなかった指輪。でも、それこそが、愛の証だった。
由良将護(カブト◎、ハイランダー、マヤカシ●)
PLはGG氏。へっぽこだが、何故かいつも護衛を成功させているカブト。どうも、ご先祖様が彼の代わりに護衛対象を守っているらしい。
若狭千夜(カブキ●、フェイト◎、トーキー)
PLはNAT氏。“シェヘラザード”を名乗る若きトーキー。ダイムノヴェラー(重要)。
セッション後、焼き肉を喰らう。うまい、うますぎる。うめー。そして、安い。たらふく食って呑んで、2000円以下って、何よ? と、満足して帰る途中に、熊道楽氏の携帯に電話がかかってくる。
「うちに黙って、焼き肉喰らう奴には、夜食くわしてやらへん」
お、奥様……めっちゃ、かわいい。
さて、帰宅すべく移動を開始するのだが……?
「あれ? 堀野さんは?」
「(電話にて)……はぐれました」
さすがは、堀野たん。関西一の萌えキャラ。
妖精騎士導入:ディオルクス・アスター(バサラ●、カタナ◎、カブキ)
GG様に急遽作ってもらった新造キャスト。全身義体の強い人。超傲慢。
設定を拾えきれなくてゴメンナサイ。
ジュブナイル導入:神谷征志郎(バサラ、カブト◎、カゲ●)
加納様に急遽作ってもらった新造キャスト。クーフーリンの生まれ変わりとか抜かす恥ずかしい生き物。何処に出しても恥ずかしいジュブナイル生命体。まるで月廚だ(怒らないでね)。
セイレム辺境伯家臣団筆頭導入:“小竜大使”ジョージ・A・ブルース (カゲムシャ、カリスマ◎、エグゼク●)
すなわち、ケント・ブルースJr.。大統領の代理人。
一般人導入:山本兆治(フェイト、チャクラ●、イヌ◎)
PLは熊道楽様。定年間際のベテラン刑事。いまは落ち着いているが、昔は乱暴者だったらしい。柔道の達人。……ほら、何となく姿性格が見えてくるでしょ? とにかく、いぶし銀にかっこよい。
橘深海(フェイト◎●、カブトワリ、ニューロ):しんいち女史
“ヒルコ”リノカ(ヒルコ●、カブト、ハイランダー◎):NAT氏
九十九鬼百合丸(つづら・おにゆりまる)(ヒルコ、バサラ、カゲ◎●):なま氏
“気狂いジョアンナ”ジョナンナ・クルーゼ:tatuya
ザファーニ(フルキフェル=グラディウス=ルナ):忍者ハッタリ氏
クラウス・バウアー(グラディウス=アクア=アダマス):ガンツム氏
バルムンク(イグニス=ウェントス=アルドール):(はた)×弐氏
セッション後、飛田新地へ。「鯛よし百番」という、昔の遊郭を改造した鍋料理屋。話には伺っていたので、楽しみ。
道中、女郎屋が軒を連ねる通りを歩く。おばちゃんの客引きの横に座るきれいなお姉さんが手招きをする。とても幻想的な風景だった。本当にここは日本か?
鍋は大変美味しく、また、店構えがとても面白い。美味しく食べて騒いだ二時間。楽しい。
「エイメン」おまえら素敵すぎ。
著作権刑事法に思うところ。
もてる者と持たざる者との格差を加速させるのではないか? 私は、いままで、業界人で、盗作したからと言って“刑事”を受けた事例を寡聞にして聞かない。このままでは、業界人だけを囲い、素人によるコンテンツ参画、新規参入をスピンアウトする、ギルドを事実上形成することにならないか?
問題は、ダブルスタンダードとなること。業界に甘く、新参者に厳しい、ギルド化する危険があるのではないか?
東京高裁・平成13年(ネ)第147号 損害賠償請求控訴事件(2001.8.29)判決、読みました。原告の提訴理由・法律構成の稚拙さ加減にげんなりしましたが。特に、「A 被控訴人会社が本件出版権の消滅後に在庫の控訴人書籍を販売したことは、控訴人の複製権の侵害に当たる」「B 被控訴人会社は、控訴人書籍を定価を大幅に下回る価格で販売した上、本件著作権の侵害等の行為により、控訴人の本件著作者人格権、名誉及び人格権を侵害した」という訴状はどうかと思いました、実際。弁護士……もちっとまともな訴状書けよ(涙)。
http://www.translan.com/jucc/precedent-2001-08-29.htmlこの判決は原告・童話作家側が最高裁への上告を断念した為、これで確定している。しかし、ワゴンセールの特価本で売られていたものが自分の持っているものに比べて古びていないので「出版社が刷数をごまかしているに違いない」と言いがかりを付ける原告側の提訴理由も大概だが、この「言いがかり」としか言いようが無い裁判をやってしまった結果、再販制度絶対護持を訴える勢力のうち「著者・作家」がその主張の基盤を危うくしてしまったことは意外に知られていない。
控訴人は、我が国における著作物の再販売価格制につき主張するが、再販売価格制が存在するからといって廉価販売が直ちに著作者の名誉、信用を失墜させると認めることはできない。したがって、被控訴人会社が控訴人の名誉、信用を毀損したと認めることはできないから、民法上の人格権の侵害をいう控訴人の主張は、採用することができない。と、あくまで、「再販制度下における廉価販売が直ちに著作権人格権侵害・人格権侵害を構成するものではない」ことを認めただけであり、「裁判所は『実定法上の権利』としても『概念』としても『再販価格維持権』を明確に否定した」と謎工氏が主張するような論理を展開しているわけではありません。「その販売価格も、定価350円の書籍を200円で販売したというものであって、一般に『バッタ売り』と称されているような極端な低価格による販売であるともいえないから」という物言いは、逆に言えば「『バッタ売り』と称されているような極端な低価格による販売」がなされた場合、著作権人格権侵害・人格権侵害を構成する余地があるとも読めますし(というか、法律家は反射的にそのように読むように訓練を受けている)。
しかしながら、再販制度が「著者の名誉声望」を保護するものではないと言うことを示した(恐らく、司法による初めての判断と思われる)点で画期的なこの判決について研究者の評釈が行われていると言う話を筆者は寡聞にして知らないので、心当たりが有る場合は情報を求む。あー。その理由は簡単です。笑っちゃうぐらい。公刊物を含む判例雑誌すべてで本判決が(原審を含めて)紹介されていなかった。ただ、それだけです(実際、原告の主張がメタメタなので“法律論的に”紹介するに値する判決とは思えませんので、問題はないのですが。逆に、社会面の記事としては紹介するに値すると思いますが……)。なので、おそらく、そんな研究をしている人はいないんじゃないでしょうか?
そうか、ついに発売決定かぁ。お兄さん、すっかり存在忘れていたよ(酷)。……多分もう、買わないだろーし。
……
DVD-ROM 7,500円(税別)
(CD-ROMでの販売はありません)
恋愛AVG/全年齢対象
初回特典 アレンジ音楽CD
インスピレーションが突如湧き、ぐりぐりと著作権論考を執筆。むう、公開できるのは早くて二十二日ぐらいになりそうだ(いま現在、二十一日の午前五時半)。
この記事では、本来恋愛を持って仲良し空間が崩壊するのに対し、ヴィジュアルノベルがその崩壊を描いていないと指摘している。もちろん、他者のコメントの通り、恋愛を持って仲良し空間が必ずしも崩壊するわけではないが、確かに恋愛は崩壊を招くひとつの事件足りうる(特に、女性比率が多いコミュニティの場合)。そして、多くのヴィジュアルノベルでは、恋愛後を“描かない”ことによって崩壊を回避するという方法論を採用していると指摘する。
この指摘には概ね賛同できるが、では、ほかに方法論がないかというとそうではなく、それ以外の記述方法は存在する。
そのもっとも典型的な例が、『月姫』のシエルハッピーエンド「太陽」であろう。かつて私が指摘したとおり、このエンディングはそれこそ脈絡もなく、シエルと恋仲になったあと、さながら『うる星やつら』のごとくアルクェイドがちょっかいを掛けてきて、シエルと喧嘩を繰り広げるという日常を描いて話を終えている(※)。恋愛を描いた上で、日常に落ち着く、軟着陸するという選択しもまた、可能である。
ちなみに、SSの世界では、恋愛後崩壊しない仲良し空間というもつー符が極めて好まれて用いられているように思われる。それは破綻しているように思えても、ユーザー的に望まれる世界なのであろう。
※ 「太陽」単体では記述が軽くリアリティがない描写になっているが、『月姫』というシビアな物語全体の中で、PLが選んだ選択肢のひとつとして「こんな未来があってもいいじゃないか」と、己を慰める幻影として奇妙なリアリティを生み出すことに成功している。シビアな世界観を突き詰めたが故に軽薄なご都合主義が許されるという逆説的な現象である。個人的にはこれこそエヴリデイ・マジックの真骨頂だと思っている。(エヴリデイ・マジックではないが、)「太陽」の成功は、『月姫』が選択肢によって構成された多元世界であり、かつその多元性をPLの選択肢選択にゆだねていることに由来する。その選択肢、ご都合主義をPL本人に責任転換し、作者がご都合主義の責任から逃れることに成功していると言えよう。
なお、話題に出ていた『うる星やつら』(ただし、ビューティフル・ドリーマーではなく)もまた、ヴィジュアルノベルではないが、恋愛後の空間崩壊の回避を描いた作品であろう。『うる星やつら』はあたるのラムに対する愛情の確認ののち、ラム自身がその曖昧な現状を受け入れることで崩壊を回避している(あたる自身はラムのことを「好き」と一言も言っていないので、ラムの自己完結にすぎないのだが)。
既に何度か書いてきたことだが、ここまで考えてみると、「マリア様がみてる」が本来のターゲットからはずれた男性をも巻き込みヒットした原因のひとつが見えてくる。あの作品が広く受け入れられたのは、ひとつにはそれがあたらしい「仲良し空間」の形を描いていたからだ。まずその「仲良し空間」を構成するメンバーがすべて女性であること。その女性たちのひとりひとりがきわめて個性的でまったく別の性格を持っていること。もちろんこれまで女性だけの「仲良し空間」を描いた作品がなかったわけではないだろう。確かに言われてみれば、ソフト百合というジャンル自体は昔から存在したが、ここまで徹底的に男性排除をなした作品は初めてだったのかもしれない。なるほどそれがマリみて人気の秘訣か。
# 滅・こぉる 『(中略)「Kanon」で選ばれなかったヒロインはどうなるのか、という問題については、多世界解釈というのがあるようです。すなわち、選択肢以前の主人公は複数の世界の重ね合わせ状態を生きていて、一方の選択肢を選んだ後に明らかとなる攻略対象キャラが抱える問題は、その選択肢を選ばなければはなから存在しない、というものです。「なんだかな〜」と思ってしまうのですが、この解釈をとる人々は結構本気なようです。』『Kanon』の場合、多世界解釈と呼ぶよりも、むしろ、まさに素直に「描かれなかったことはないも同然」と考えた方が良いだろう。『Kanon』においては、シナリオにおいてほとんどヒロインたちの交流がなく、個々のヒロインたちの物語が互いにクロスしていない、すなわち、舞台を同じくしただけの全く別の物語と把握した方がよりふさわしいと思われる。したがって、物語=問題は発生していないと考えるのが(現実に即していないと思われるであろうが)素直な解釈である。
■ [ゲーム][ビジュアルノベル論] 10:53
http://d.hatena.ne.jp/kaien/20040214#1076723616
■ [ゲーム][ビジュアルノベル論] 11:51
http://d.hatena.ne.jp/kaien/20040213#1076640707
# kaien 『「多世界解釈」を採用したうえでビジュアルノベルの可能性を極限まで追求していけば、幽霊の有無どころか世界そのもののシステムが主人公の主観によって決定されるようなゲームも理論上は可能かもしれない。つまり「幽霊はいる/いない」という選択肢のどちらかを選ぶことによって、実際に幽霊がいるのかいないのか決まってしまうような世界観で、あらゆることをプレイヤーが選択していくとするなら、プレイヤーはそのゲームのなかでは神にもひとしい決定権を持つことになる。それでは物語にはなりませんが。』「物語にならない」と言うが、選択肢という限定を掛けることで(そのため、その局面で選べる選択肢・可能性は常にひとつだけになる)物語として成立させているのが、まさに多世界解釈ノベルゲームの特徴だと思われる。
「……昨日、寝たの何時だったっけ?」
午前六時〜〜。
クグツ導入:
“レイブン”山本一郎(クグツ◎、レッガー●、トーキー)
ルックスは体育会系ラガーメン。堕ちたエリートという渋いイメージをPLは持っていたらしいが……。
どじっこ後輩の教育実習導入(謎)。要主人公属性。ほのかな主人公っぷりを遠くでなま暖かい視線で観察しつつ。つーか、りゅーさん。この導入がラブコメ導入であったことを読めなかったってのは嘘でしょう。
殺し屋導入:
“盲砲”玉祥(レッガー◎●、チャクラ、カブトワリ)
三合会所属の拳銃版女座頭市。一言で説明すると随分な説明になるキャスト。〈背面撃ち〉〈心眼〉が似合う女。
櫛田千里に、南米テロの暗殺を依頼され、暗殺を成功させたところで事件に巻き込まれる。
トーキー導入:
“DoubleKnocker”メイチェル・ヒューイット(カゲ、カブトワリ●、トーキー◎)
元殺し屋の新聞記者。外見イメージは『Noir』のミレイユ。性格はどっちかというと夕叢霧香らしい。
中南米を中心に活動している戦場カメラマンのインタビューに向かったところで事件に巻き込まれる。
巻き込まれ導入:
オーレリア・ラウーラ・クリストパル・アマルポス枢機卿(ミストレス◎、クロマク●、エグゼク)
最年少の真教枢機卿。南米ペルー(現パナマ)名門クリストパル家の当主。早くから一族そろって真教に帰依し、初期真教受難の時代を支えた名門の生まれ。代々反浄化派の家系で、真教枢機卿会議における反浄化派の旗頭(広告塔)。情熱的な指導者で熱心な慈善家。信者すべてに分け隔てなく接し苦楽を共に謳歌するその姿は多くの者を感動させる。人を引きつけてやまない魅力を持っている(クロマク●)。クリストパル財団は真教の慈善事業を請け負っており、財団を介する資金は天文学的数値になるという。聖母殿の隠れ蓑になっているのではという専門家の指摘もある。
……とかいう設定の謎キャスト。PLは火塚。ヒロイン強化月間の果てに生まれた最強自作自演キャスト。人格者で善良。ダーティーワークには一切関わらない。クライマックス戦闘は本人があずかり知らぬところで《腹心》〈直属部署〉のみが参加する。《腹心》は聖母殿から派遣された護衛役で、オーレリアの人柄に触れて心酔し進んで汚れ役を請け負うためである(自作自演)。リサーチ能力・社会戦能力は凶悪の一言に尽きる。
今回はたまの休日、《腹心》に誘われ街に遊びに出かけたところで事件に巻き込まれる。
「……ぉぃ。なんだこのオーレリアってキャストは?」
あー。ほら、巻き込まれ導入って言うからさぁ。普通できないキャストで参加しようと……。ねえ。
「またか……」
程良く張っちゃけさせていただきました。
つかまぁ、オーレリアなので張っちゃけないはずがないのですが(苦笑)。
N◎VAのPLで思う存分あらぶりました。
アマデウス、すなわちモーツァルト作曲の『レクイエム』に纏わるお話。そこで人類は死と対決することになる……(意味不明)。『月姫』テイストな存在概念話。
アヤカシ導入:十七世紀から生きている永世者。死の存在概念を知る者
“はじまりの母”“終末の君”ミリアリュージュ(アヤカシ=アヤカシ=アヤカシ◎●)
“概念存在”“はじまりの母”“終末の君”“オリジン”“恋人”……様々な呼び名で呼ばれるストリートの有閑貴族。上品で育ちがよいお嬢さんだが、かなり天然。頭の中身がぬくくてお人好し。その正体は“地球が観る夢”。数ある概念存在の中でも最悪なもののひとつ。生命の神秘、因果律を操る力を持ち、その言葉は強力な言霊となる(〈血脈:龍の一族(元力:生物)〉)。アストラルの住人にとっては悪夢のような存在。言うまでもなく『月姫』のアルクエイドな人(苦笑)。火塚三大廚キャストがひとり。
今回はアマデウス、すなわちモーツァルトに“死”の教えを請われるところからアクトに導入される。超放置プレイ。
カブト導入:
“IceAge”クロノス・ディア(カブト、カゲ◎●、マヤカシ)
GXD17頁参照のこと(笑)。検索エンジンで検索掛ければあちこちのサイトで引っかかるだろう某超有名キャスト。別名、ナノマシン。最近ではピコマシンという噂すらある。PLは当然、我らが“一心不乱”(はた)×弐氏。
トップシンガーであるブルーマリーが助けを求めてきたところから事件に巻き込まれる。ブルーマリーを追いかけていたのは、漆黒の鎧を纏った西洋風の鎧武者であった。
社交界導入:
“銀の眼”ギルバート・マクナリー(カブキ◎、カリスマ、フェイト●)
ホームズパイプを銜えたナイスミドルなディレッタント。その鋭い眼光はいかなるモノも見逃さない。いぶし銀な素敵ロールプレイが光る。
美術展開催に興味を持ち、独自にモーツァルトの障害を調べる。
良い気になりすぎたあまり、ゲストの《神の御言葉》によって覚めぬ夢を見続けることに。というか、この人、嬉々として《神の御言葉》を喰らいに行ったようにしか見えないんですけども(マテ)。
イヌ導入:
”法の網を紡ぐ者”綾司(ヒルコ●、カブト、イヌ◎)
怪人蜘蛛男。詳しくは十一日参照。
連続殺人事件(?)発生。ただし、被害者すべてに外傷がない。実に謎めいた事件だった。
……ごめん、良い気になりすぎた。全般的に。
「ギルバートのオープニングに登場します。〈社会:社交界〉ですよね?」
綾司「え? そんな普通の登場の仕方で? 永生者なんだし、ギルバートがミリアリュージュそっくりの絵画を見つけるとかいう登場の仕方では!?」
ギルバート「うお!? かっちょいい!」
「……採用。では、ギルバートが会場を見回すと一枚の絵画が目に留まります。それは無名の画家が描いた絵ですが、何か訴えかけるような美がその絵から伝わってくるのです。モデルに会ってみたい。ギルバートはそんな欲求にかられます。〈都市伝説〉」
クロノス「怪人から逃れ、ブルーベリーと共に始発電車に揺られています。そこで、ブルーベリーから事情を窺っていましょう(と、一通りの状況整理を行う)」
「じゃあ、登場します。つーか、一瞬で良いので。あなたたちが電車に乗っていると、電車がホームを通過するのですね。そのホームはまだ始発が出ておらず、人がいないはずなのに、そこにひとりの女性が立っています。ということで、登場判定」
クロノス「ええい、止まれ電車。ドアが開いてミリアリュージュが車内に入ってくるのです。つーか、電車に乗ってください」
「うい。じゃあ、眼中にない感じで車内に入ります」
クロノス「はーい、では『ミリア! オマエが奴を操っているのか!?』と、思いっきり誤解して銃を突き付けます(ぉぃ)」
「きたー。……え? と、そこではじめてクロノスたちの存在に気づきます」
「あれ、クロノス君、こんなところで何やっているの?」
「……おかしいなぁ、人払いの結界を引いていたはずなのに(ぶつぶつ)」
綾司「(前回のリサーチ結果を受け)アストラル絡みの事件ですか……じゃあ、それについて調べましょう。達成値20」
RL「では〜〜」
ギルバート「そこで〈芸術:文筆〉。そこに書かれた話は私が書いた小説の一文なのです」
綾司「先生、モーツァルトのレクイエムとは……?」
ギルバート「ふむ、レクイエムとは……(以降、十分程度のご高説)」
RL「なんでこの人、RLの代わりにリサーチしているんだろう? 付け加えることはありません」
「ええと、私、舞台裏でレクイエムについてリサーチするつもりだったのですが……」
RL「リサーチすると、さっきギルバート先生が解説してくださった内容のことがわかります(一同爆笑)」
「ギルバートは美術館ですか。どうです、先生。そろそろ合流すべきかと思うのですが」
ギルバート「そうですね、是非とも」
「じゃあ、偽物の譜面に落胆しているギルバートに声を掛けます。そこには、学芸員のプレートを付けた女性が立っています……はい、学芸員のプレートを付けています。前、綾司がミリアに会ったときは、ファーストフードのアルバイトをしていたはずなのに(と、アイコンタクト)」
その後、ギルバートと共に十分ほど芸術談義に花を咲かす。当然その間、RLは放置プレイ(マテ)。
「(クロノスたちが怪人に襲撃されている)ひとりで大丈夫ですか? なんでしたら〈神の一族〉とかでサポートしますが……(要請を受け)はい。じゃあ、登場しましょう。妖精騎士(クロノスのこと)は女神に愛されるものなのじゃよ」
綾司「ならばいっそ、〈血脈:妖精の一族〉で意識体登場をしましょうよ」
ギルバート「うお!? かっこいい!(身もだえている)」
綾司「シーンください。ミリアリュージュ殺します(笑)。ほら、警官導入だから、一度くらいミリアリュージュのこと誤解して攻撃しないと」
「了解しました。いや、むしろ殺せ。殺さなくても《霧散》する勢いで相手するから(笑)。つか、《霧散》あまるし」
なんだ、みんな病人じゃん(笑)。
「いや、一番の病人はあんただろ、こんな登場の仕方は正直どうなのか? と」
RL「(クライマックス直前)ミリアさんは登場しないのですか?」
「あ、良いです。ほかのPLさんにやりたいことがなければクライマックスに飛ばしてください。そこで合流しますから」
RL「了解。ではクライマックス。横浜カテドラル。ミリアと敵ゲストたちがにらみ合って……」
「あー。先にほかのキャストさんたちを登場させてください。実にアレな登場の仕方をさせていただきますので」
「ふむり。では〜〜」
というわけで、私以外がシーンに登場し、横浜カテドラルの門を潜り、正面ドアを開け放つ。そこには敵ゲストたちが悠然と待ちかまえていた。
「そこに登場します。敵ゲストたちの足下。教壇に続く聖堂。聖堂には信者が立ち並ぶ机が並んでいますよね。その机は何か強い衝撃を受け、ことごとく砕かれているのですよ。で、その机の残骸の中央。通路の中程で私が倒れ伏しています。全身の穴という穴から血を流し、パイプオルガンが死の旋律を奏でるたびにびくんびくんと体が震え、悶え、苦しむのです」
一同総突っ込み「ぉぃ」
「良い気になった?」
かなり(笑)。
身内で呑み。久しぶりに痛飲したい気分だったので、安い大衆酒場で大量に呑む。ひとりで五合ぐらい呑んだんじゃねーのか? うまい物談義に花を咲かせる。
Na3氏宅にて、午後五時頃までアニメ『十二国記』鑑賞。第三話の半分まで観る。
斜めに真っ直ぐ育ったスズと玉蘭が愛くるしいです。
フェイト導入:
“ダッキ”ファイラン(マネキン、フェイト、ニューロ)
PLは“我らが”ファングもとい“一心不乱”(はた)×弐様。
名前が名前のくせして男娼。寝た相手のIANUSから情報を抜き出し、それを転売することを生業とする情報屋。なんか、火塚のキャストのコネを誘惑してにゃんにゃんしていました。ふー。満足した、はたさん?
殺されたイロ(情夫)の敵討ちのため、ストリートに繰り出すことに。なんか、イロそっちのけで男漁りしていた気がするけども。
クグツ導入:
ジェームズ・ロン(バサラ、クグツ、カタナ)
千早雅之の首を狙う凄腕の殺し屋。故あって後方処理課に所属している。ほっておくと勝手にぎらついて勝手に窮地に立たされるぷりちぃな演出が光る。《天変地異》とかで良い気になりすぎです、貴方(苦笑)。
BIOSの相次ぐ新薬許認可のカラクリを調べるべく、レッドエリアに出向く。
タタラ導入:
“パラケルスス”トマス・ウィヴリニアス(バサラ●、タタラ、エグゼク◎)
火塚キャスト。後方処理課課長補佐の任に付く企業人。イタリア貴族の末裔にして稀代の錬金術師。企業タタラ導入とエグゼク導入、それに後方処理課導入(+アストラル)をカバーする人。最近はほっておくと「武装練金!」とか叫ぶかもしれない。
同窓会の幹事としてかつての学友の行方を捜すことに。ほら、エリートたるものこういう社交的な行事には積極的に参加しないといけないから。
イヌ導入:
”法の網を紡ぐ者”綾司(ヒルコ●、カブト、イヌ◎)
怪人蜘蛛男。法の網という新たな網を紡ぐ者。N◎VAは彼にとって糸を紡ぐ巣である。PLさんは前回の“明けの明星”セツナを作った人。また、不思議な動きをするマイナスキャスト作ってますこの人。今回は、〈領域〉を4レベルで取得して、リサーチを含むすべての行動に組み合わせていました。なんでも、N◎VAは自分の巣だそうです。頭悪いです(誉め言葉)。
レッドエリアでの死亡者が減っているという最近の統計をいぶかしみ、独自に調査を始めることに。
ああそうか、「オリジナリティなどない」という説明の仕方よりも「萎縮効果を生み出しかねない」という説明の方がよいのか(と、忘却しないために独り言を書き記しておく)。
カゼ導入:
“盾持つ少年”スクワイヤ・ナイト(アラシ、カゼ◎●、ハイランダー)
父親が作った“自律型ウォーカー”バロンをお供に、行方不明になった父親を捜すべく世界を放浪する少年。旅費を稼ぐために出前のバイトから傭兵家業まで幅広くこなす。ヒントがN◎VAにあるという蒼いローブの老人の助言を頼りに、最近はN◎VAに居着いている。
火塚キャスト。ガドガードとか、正太郎くんとか、そこら辺のロボットアニメの少年主人公をモチーフに。というのは建前で、〈※封印記憶:親衛隊〉で呼び出したアヤカシトループ(魔器の一族)を自律型ウォーカーと呼びたいがために作ったという噂もちらほら(苦笑)。二十体ほど呼び出しますが、演出上は一体ということで斜めから見てください(マテ)。アヤカシなので普通のウォーカーと異なることが一見してわかるため、企業や国家から捕獲のために良く追い立てられる。……ええ。みとめますとも、頭おかしいキャストです(苦笑)。
クグツ導入:
“StormBringer”アレス・ベルヴェルク(アラシ◎、カリスマ●、クグツ)
南米出身の元テロリスト。祖国への援助を条件に後方処理課に所属している。嵐の旅団(トルメンタ)を率いる戦場の若きカリスマ。
漫画『BLACKLAGOON』のロシアマフィア“ホテル・モスクワ”のバラライカみたいな人。〈演説〉+〈叱咤激励〉でヒルコトループに連続攻撃を命じる。その苛烈さはまるでアラシのよう……とかいう、頭おかしいキャストでした(笑)。
聖母殿導入:
“明けの明星”セツナ(クロマク●、ハイランダー◎、カゲ)
軌道のデータベースからサルベージされたAI。かつて巨大なプログラムにカゲムシャを引き連れて反旗を翻し、破れて墜ちた26体の超AIのひとつだったという噂。“BlakkWings”(カゲムシャ=カゲムシャ=カゲムシャ)のひとり(《腹心》)で、十二人の分身と行動を共にする。浄化派によって作られ群体として存在し、ひとりが死ねば、別の人間を洗脳して新たなるBlakkWingsになるという。
……と、この設定を観ている限り普通のキャスト(いや、充分良い気になりすぎだが)のように映るが、さにあらず、その動きの気持ち悪さ(笑)たるや筆舌に尽くしがたい。十一人のエキストラを有し、それを手足のように使う(何せ同一存在だから)。《腹心》は〈ミミクリー〉〈※パントマイム〉で最適解を目指し、今回は〈叱咤激励〉〈血脈:神族〉を取得する。〈※分心〉で複数の“BlakkWings”が攻撃してくるわと、それはもうやりたい放題。
十二歳の少年がビール片手に海の荒くれどもたちと宴会したり、酒場でアームレスリングをしたり、お姉さんのアレスの胸元に飛び込んで甘えたりと、やりたい放題遊ばせていただきました。
……思っていたよりも面白い動きができるキャストの模様。今後、使う機会があれば、ねじ込んでいきたいキャストだなぁ。
チャクラ導入:
ネプチューン(アヤカシ、ヒルコ、チャクラ)
救世母を助けた真教十二聖人がひとり。その正体はモスクド・ドゥームに住まうシロナガスクジラ。現世を救済すべく、ここN◎VAに降臨し、信徒と生活を共にする。
宇津木啓一という友人がいたが、彼はある日、妹をネプチューンに託し、失踪する。
カブト導入:
“赤鬼”新大作(チャクラ◎、カブト●、アヤカシ)
泣いた赤鬼の人。地下闘技場で賭博試合を戦うレスラー。用心棒や護衛役なども幅広くこなす。その正体は悠久の時を生きたアヤカシ。
ボクシングのバンタム級世界ランキング十位・宮坂凱から警護の依頼。彼は最近、何者かによって脅迫されているという。
クグツ導入クロマク導入:
“ST☆Rの輝き”カテリーナ・アンドレヴィーナ・ナスターシャ(カゲムシャ◎、クロマク●、カゲ)
PLは火塚。愛称はカーチャ。メイクアップを自ら施し、千の声色と二千の表情とを使い分け、幼女から老婆まで幅広く演じるカムイST☆Rの演技派女優(カゲムシャ)。“プロジェクト・ナスターシャ”は、彼女の個人事務所。その正体は現クリルタイ政権に敵対する超過激派テロリスト。テロ集団“ホワイトファング”を率いる新進気鋭のフィクサー兼暗殺者。裏の顔として使用するハンドルは“昏き輝き”。
元ボクサーにして現レフリーの小野寺敏明からの依頼。今回のタイトルマッチ、なにやら八百長が行われる疑いがあるという。
別に探偵でもフィクサーでも問題なく導入できるだろうと言われたので、D初のカーチャを動かす。実際、二本目との絡みでクグツになっただけで、このシナリオに限ってはクグツである必然性は皆無だった。
トーキー導入:
“ガトリング・スピーカー”星野信号(カブキ●、マネキン、トーキー◎)
三田茂に憧れマリオネット社会部に所属する。ひたすらしゃべりまくるのが大好きなガトリング・スピーカー。ただただやかましい男だが、不思議と憎めない。性格は軽率そのもの。付いていく相手を間違った人。三田じゃなくて九条あたりに付いていけばいいのに、何故か三田に憧れているという。
今回は、世界タイトルマッチの司会進行役のアナウンサー世界のフルタチが新郎で倒れてしまったため、急遽代役に立つことになった。タイトルマッチを盛り上げるべく、対戦する両者をがむしゃらに調査することに。
そして舞台はクライマックス。チャンピオンの座を賭けたリングの上で起こった。
「チャンピオンは対戦者・宮坂を試合中の不慮の事故に見せかけ殺そうとします(《死の舞踏》)」
「うわ。どうしよう。カブトが割り込んで《難攻不落》すべきだが……」
「神聖なリングに部外者が乗り込むのも無粋ダヨなぁ」
「いや、《難攻不落》は、妄想演出で良ければ使い道があるので」
「あー。《チャイ》の演出を思いついたがどうだ?」
「ふむ。じゃあ、防御はそれで任せるとして、チャンピオンの方をどうしよう」
「《プリーズ》で相打ちってのはどうだ? そうすれば、チャンピオンも《黄泉還り》を使わざるを得まい」
「そのあとは? このまま試合を続ければエキストラの宮坂は負けるけども?」
「それならばそれで良し。大切なのはお互いに後腐れなく公平に試合が行われることでしょ?」
「では、チャンピオンの《死の舞踏》。信号くん、どうぞ」
「おおっとお! チャンピオン、強烈な右ストレート! 挑戦者危ない! 万事休すか! ……いや違う! 右ストレートに覆い被さるようあれは……挑戦者の右! クロスカウンターだぁ! 強烈な右ストレートは諸刃の刃! チャンピオン大自爆!(《プリーズ》から《死の舞踏》)」
「さあ、挑戦者、チャンピオン、共に立てるのか? カウントが進む……おおっとお、立った、立った、宮坂が立った!(チャイ)」
その後、チャンピオンのトレーナーから《不可蝕》が飛び、荒くれどもがリングに躍り込んで事件がうやむやにされそうになる。
「ここだ。《難攻不落》! 何人たりとも神聖なリングには上がらせない! ……ということで、ふたりの試合に誰も手出しできないっていう扱いは駄目でしょうか?」
「じゃ、ここでトドメを刺して終わらせましょう。〈※スナッチ!〉から《チェンジ》。トレーナーに成り代わって、公衆の面前でいままでの悪事洗いざらい暴露します」
「うい。じゃあ、クライマックスはこれで終わりで良いね」
この一連の動きはなかなか格好良かったと思ったり。
チャクラ導入:
“26の剣”アントン卿(バサラ◎、カブト、マヤカシ●)
熟達の魔導士。その外見は一般人が思い描く魔術師のそれとは異なり、全身を鍛え上げ、サイバーウェアをインストールしている。剣を媒介に、様々な魔神・戦神を召還する業に優れる。占いじじいに習い、伝説の剣豪エクスカリバーを宿敵とする生ける伝説。火塚の最強チキンキャスト。敵に合わせて26体のエニグマを召喚する最強あと出しじゃんけん。
千早 牙門。この名を口の中で転がすたび、魂がたぎり出す。仕合った理由はさしてない。多分、どっちが強いか、そいつを決めたかっただけだ。血をはきながらひり出した技を、思いのたけぶち込んで闘った、唯一の男。痛くて辛くて苦しくて、なんでこんなに楽しいんだろう? だが、戦いの決着はつかず、引き分けで終わった。次に会うときこそ、決着をつけるときだと日々精進するキミのもとに、牙門の使者だと名乗る男がやってきた。体が、震えた。
本来はチャクラがスタイルに入っているべきと思うのだが、この導入で重要なのは、チャクラ云々ではなく、最強に対して貪欲であるということだと言う。
「実はtatuyaさん、アントン卿でも良いし、むしろアントン卿で問題ないっぽいんですよ」
「いや、チャクラ入ってないのはどうよ?」
「いやいや実は〜〜」
「……うお!? それは無茶苦茶やりたくなった。むう。確かに私がチャクラ導入で入るのが一番みんながやりたいキャストができるということでモチベーションが高まるようだし。わかりました、むしろアントン卿でやらせてください」
実際にプレイした感触としては確かにチャクラ必須じゃないですが、生き方としてのチャクラを選んでいるという意味では、チャクラが入っている方が面白いと思います。
カブト導入:
“KnightRider”アデレード・ウィムジー(カブト=カブト◎●、アラシ)
古くはスコットランド騎士にまでさかのぼる家の生まれ。代々、“人を守る”ことを務めとしてきた先祖と同じくニューロエイジにあってカブトとして身を立てている。愛馬“黒王”号とともにか弱き者の窮地に駆けつける者の名は“KnightRider”。
少女の願いを聞き入れ、秘伝書を追いかけ修羅の街と化したN◎VAを疾走する。
イヌ導入レッガー導入:
“地囚星”孫雑徊(ソンザーフィ)(カブト、レッガー◎●、イヌ)
百八の星を懐く大香主のひとりでありながら、酒浸り女浸りの日々を送る穀潰し(本人談)。
今回は上の頼みを仕方がなく聞き入れ、重い腰を上げる。
トーキー導入:
“ガトリング・スピーカー”星野信号(カブキ●、マネキン、トーキー◎)
修羅どもがこのN◎VAに集結しつつあるという噂を聞きつけ、強い漢たちを観るがためにストリートに繰り出す。
ノリは、バキ外伝に出てきた格闘雑誌の編集者。
「ガセネタかもしれないけどっ! 観ないわけにはいかないでしょっ!」
ああくそう。なんでこんなに面白いんだ! と、唸る傑作。出だしから張っちゃけすぎていて、もう、何がなんだか。その面白さ、是非とも体験して欲しい。
ところで私、次、アキレス伊波導入でプレイしたいのだが、どうなのか?(マテ)
(2004/02/18追記)
書き忘れていましたが、『ロード・オブ・ザ・リング』第三部をオールナイトで観に行きました。……みなさん、良い気になりすぎです。レゴラスとか、死霊たちとか。その中でも一番良い気になっているのが、ナズグルさんでしょう。あのころされ方は良い気になりすぎです(笑)。
領主の友人導入:
“女騎士”アンネローゼ・ゲッテンヴァイハ(グラディウス=ディアボルス=ウェントス)
火塚のPC。旅の女騎士。仕えるべき主君を捜すべく放浪をする遍歴騎士。詳しくはこちらの日記を。
メイド大作戦導入:
ウィーファ(フィニス=ファンタスマ=ディアボルス)
旅する少女。白銀の鏡を中空に浮かし、覗いた鏡に映る真実を読みとる不死の占い師。
館に奉公に出ている妹の安否を確認して欲しいと不幸な青年に頼まれ、館の侍女として雇われることになる。
このシナリオ最大の突っ込み所。導入条件が、女性であること、メイド大作戦をやってくれるキャラであること、処女であること、という魔可不思議っぷり。……確かに必然性はあるのだが。
行き倒れ導入:
イーサス(エフェクトス=レクス=アルドール)
幼い頃に生き別れた幼なじみを捜し、世界中を放浪する旅のレクス。義理堅い好青年。
森を彷徨行き倒れたところで館の女主人、すなわち領主の奥方様に拾われる。
一年ぶりのアンネローゼ。凄い久しぶりで巧く動けるか心配だったが、蓋を開けてみればいつものアンネだった。
「ロッテンブルク伯ヴェルナー卿にはご機嫌麗しく。卿の武勲を伝え聞き、彼の地まで参った次第です。士官認めていただければこれ幸い、さもなくばせめて、一晩の宿を」
「……お久しぶり、ヴェルナー兄さん(←かつての憧れ人という設定を捏造)。聞いたわよ、ご結婚こんなされたんですって?」
「奥方様、私たち、とても良いお友達になれると思いますの」
「兄さんは! 私の兄さんは、そんな人じゃないわ!(お付きの者に引っ立てられながら)」
「私、兄さんのこと、一生恨んでやる。だから、私、兄さんのこと、一生忘れない」
「奥方様。旦那様を殺した私を、恨んでくださっても宜しいのですよ?」
http://www8.big.or.jp/~vid/Diary/20040116.html#p03
「愚者の 著作権」で検索かけてきた人。それ、私です(苦笑)。URLメモってなかったもので。
どうしても疑問が残るのは、発明自体が会社にどのくらいの利益をもたらしたかを決める算定基準が妥当かどうか、それを裁判所が判断できるのか、また判断すべきなのか、という点だ。言いたいことは概ねわかる。そのとおり事前契約で問題が片づけばそれに越したことがない。裁判所は、まったく異なる発明を1件ごとに様々な角度から詳細に検討して、判断を下していかざるを得ないと思うのだが、それには膨大な時間がかかることは容易に察しがつく。判決が出たときに、その発明が時代遅れで無価値になっていても、過去に遡って想定される利益を算定して会社に支払いを命じるのか。また、発明者も長期裁判では、自分の利益にならないのではないか。
つまり、この問題は裁判所が扱う問題ではなく、社員個人と会社が相談して決めるべきものなのだ。アメリカのように、個人と会社が成功の果実を分配する方法について、事前に契約を結んでおけばよいのである。現行の三五条のようなあいまいな条項は誰の利益にもならない。
そもそも、裁判に時間がかかると言うが、いったいいつの時代の裁判を想定しているのか? 昨今の裁判、一審に限れば長くても三年程度。最高裁まで行っても最大五年程度だ。平均的な事件であれば、一審一〜二年、二審最高裁で一年、計二〜三年程度。現に、本件事件が提訴されたのは二〇〇一年八月。しかも中間判決までは特許権の帰属の問題が論じられ、職務発明対価の問題は二〇〇二年九月以降に実質審理に入っており、本事件の審理期間はわずか一年半である(二〇〇四年一月三十日判決)。(なにを持って長いか短いかは判断が分かれるところであるが、)二・三年程度の審理を持って長いというのは、正直性急にすぎると思う。
そもそも職務発明対価の問題は、権利発生の問題や権利所在の問題ではなく、利益分配の問題として多少時間を掛けても良い。
たしかに権利発生の問題や権利所在の問題であれば問題解決が急務であるのは当然だろう。一方、利益分配の問題は権利関係の問題が解決した後、利益を適正に分配する問題であり、それはあとからゆっくりとできるし、しても問題ないことだ。少なくとも、権利関係の問題ほど迅速さが問題される問題ではなく、性急のあまり不確かな事実関係に基づいて不確かな判断がされる方がよほど問題となる。発明者に特許が認められないことが確定したのち、発明者にとっては最後の拠り所となることに注意すべきだ。発明者にとっては自分の権益を主張できる最後の場面であり、切実な問題であるということを想像してほしい。
もちろん、金銭の問題は早めに解決した方が良いという意見は当然あるだろうし、火急に金銭を必要とする場合も多々あろう。生活保障的な問題に発展する可能性もあろう。
だが、職務発明対価の問題は給与が保障された上で、その研究をいかほどに評価するか? という報奨的な問題であり、給与や生活保障ほど迅速さは要求されてはいないことが多い。
ならば、不確かな未来を根拠に、企業と発明者との事前交渉によって対価を決定するよりも事後的な方がより確実な評価をできることにならないだろうか? ……もちろん、企業の率直な意見としては、不確かな未来を根拠とすることで職務発明対価を圧縮したいという意図があるのであろうが(一般的に不確かな未来を根拠とした場合、対価算定は低額に抑えられる傾向にある)。しかしそのような不意打ち的・火事場泥棒的な発想は契約社会の病理であって評価すべき考え方ではない。
さらに、論者は「判決が出たときに、その発明が時代遅れで無価値になっていても、過去に遡って想定される利益を算定して会社に支払いを命じるのか」と言うが、職務発明対価の問題は先に論じたとおり、権利関係の問題ではなく、利益配分の問題である。「判決が出たときに、その発明が時代遅れで無価値になって」いても発明の過去の評価、発明が過去生み出した利益が減じたり無価値になったりすることはあり得ない。……もちろん、企業がつぶれていればそれまでだが(苦笑)。
発明者の権利と対価を受ける権利があることを法的に認めて、具体的な金銭面の条件などは、社員と会社との交渉と双方が合意した契約に任せるべきだろう。社員も自分の仕事から納得のいく形で対価を得て、会社もその発明の将来性、価値、投じる資金などを勘案して支払う対価を決め、両者が契約を結べばよい。社員と会社がそれぞれリスクをことでもある。よく解らないのはここである。
その上で、個人的に職務発明対価の問題に苦言を呈するのであれば以下の通りになる。
相当対価制であろうが事前交渉制であろうが、どちらでもかまわないし、むしろ理想を言えばそのどちらを選択するかは企業の裁量にゆだねるべき問題だ(そもそも、現行法でも事前交渉制は採用できることに注意)。別に、それ以外の解決方法があればそれでも良いだろう。好きにすればよい。
どの結論でもかまわないが、早急に特許法三十五条は改正されるべきである。そもそも、企業と従業員というきわめて労働関係的な問題がたった一条でしか規律していないという事実に驚くべきであろう。労働関係という二者間での力関係が著しい事例は、まさに詳細な規定が要求されてしかるべき事例である。
なぜ、職務発明対価といった重要な問題がいままでクローズアップされてこなかったか? それは、著作権法も同じだが、知財は歴史的に対外的な関係を規律することが使命とされてきた経緯があるためである。すなわち、海賊版対策が主要な問題とされ、企業と従業員という内部的な問題を問題として把握されてこなかったためである。ここら辺、著作権法や特許法が旧体然とした法律であるといわれるゆえんなのだが……(著作権法に限って言えば、その条文構造や法論理はフランス革命の頃から何も変わっていない)。
私が思うに、これこそが職務発明対価の真の論点である。
http://slashdot.jp/comments.pl?sid=102457&cid=343711
現状の問題点として指摘されている,現状の問題点について完結に良くまとまっている。我々はまさにそのことを検討しなければならないのだ。
・「相当の対価」が決定するのが,後日の補償金請求訴訟の判決確定までかかるのでは,時間がかかりすぎる。
・「相当の対価」の請求権に短期消滅時効がない結果,一般債権として10年の長期時効にかかる。
・裁判所が認定する「相当の対価」の算定根拠が不明確である。にも,一理あると思います。
潜在的な訴訟リスクを抱えた状態は,経営者は勿論,従業員・株主・投資家・取引先を含めた全ての企業の利害関係人にとって,好ましくないことでしょう。
追記:
新聞報道によると昨日三日に経済同友会の北城恪太郎代表幹事が青色LED訴訟について、「問題がある判決だ。異常だ」「多大な(企業の)負担が発生するなら、日本で研究開発をする意味がなくなる。ボーナスとして報いるとか昇給、ストックオプションなどで対応できる。成果が出たら多大なコストがかかるとなれば、現在の(研究開発の)状態は維持できず、空洞化をもたらしかねない。国際競争力を念頭に置くべきだ」と述べたらしい。
しかし正直、その物言いもどうなんだろうと思った。「国際競争力を念頭に置くべきだ」と言うが、そもそも、国際競争の土俵に立てなければ国際競争のしようもない。彼らが言うプロパテントを目指すのであれば、当然、優秀な技術者が海外に流出しないためにその手当をする必要があり、職務発明対価の高額化はその手当のひとつとなりうる。職務発明対価高額化は、プロパテントを目指し、国際競争力を高めるのであれば、“国家政策として”当然の方向性であろう。もちろん、個々の企業体がなにをもって国際競争力を高めるかは別個の話だ。ブランドイメージによっても良い、人事査定によっても良い、研究環境によっても良かろう。だが、裁判所、すなわち日本国自体が国際競争力を高める手当として何ができるかと言えば、それら企業体が取りうる様々な方向性を多様に認られるような手当をしておくことなのだ。ブランドイメージや人事査定であればそういう手当、研究環境であれば研究機材の購入を推進するような政策たとえば減税・免税規定など、そして、職務発明対価であれば客観的ルールづくりと対価高額化の判例法となるであろう。
日本人が、何も考えないままに日本企業で一生働くと考えているのであれば、それはただの考えたらず。いま問題にすべきは、国際競争力以前に、いかにして頭脳の海外流出を食い止めるかということではなかろうか。
ということで、今日の日記は著作権法講義特別授業第一回「誰が為の職務発明対価?」とすることにした。
また、昔GameDeep#04に掲載した「さくらたん大変 さくら出版問題を土台に」を著作権コラム第九回として掲載する。
それから、GameDeep#繋がりで、書きふたつの論考を紹介しておく。どちらも、著作権について考えるに鋭い考察文である。
http://www.geocities.co.jp/Playtown/5583/swf/index.html
http://www5c.biglobe.ne.jp/~beam/beam/beemema5.htm
おまけ。
畧字畧かな派の筆者Aが畧字畧かなを目的をもつて選擇して記述した文章を、正字正かな派の筆者Bが引用時に目的もなく變更したのならば、それは問題であらう。しかし、筆者Aが意味もなく漫然と畧字畧かなに從つて記述した文章の假名遣を、筆者Bが引用時に一貫して正字正かなの文章を書きたいと云ふ意圖をもつて變更したのならば、それは著作物の性質並びにその利用の目的及び態様に照らし、と云ふ條文に基き、法的に正當だと言へる。概ねその通りでしょう。
そしてもっとも恐れるのは、大量の若者を著作権侵害の犯罪者予備軍にすることです。1920年代の米国の悪法、禁酒法はマフィアを育てただけでした。だれも守れない法律を守れと強制したら、警察国家になってしまいます。もしかしたら昔の日記で同じことを書いたかも知れないけども……。
昼前から、友人と本屋巡りをしてきた。グラナダテレビの『シャーロックホームズの冒険』を発見。ついでに保護をしたら……一日で十二万ほど使いました(爽)。
ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、hiduka@hotmail.comにお願い申し上げます。