ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、hiduka@hotmail.comにお願い申し上げます。
「今回から、3.5に移行します」
ちなみに、日本語版の発売日は、昨日。
いやまあ、何故か我が手に3.5があるわけなのだが。昨日、呑んだ帰りに、新宿で手に入れた。
それでDM様、重要な変更点は? さすがに、読む余裕なんてなかったので。酔ってたし。
「君にとって重要な変更点は、呪文:シールドの修正とボーナス適用の変更だ。具体的には、+7→+4、遮蔽ボーナス→盾ボーナス」
DM様。さすがにそれは、キャラコンセプトを根本から否定する変更です。
仕方がないのでキャラの一部組み直しを認めてもらい、クレリック4=ローグ3をクレリック5=ローグ2に変更。……いやまあ、そもそも、クレリックとローグとを兼用するという時点で、このパーティは何か間違えているのだが。これで、大幅に回復力が向上。ついでに、統率力を付けてローグを腹心に雇うことにした。盗賊を腹心に従えて「旦那」とか呼ばせるの。おお、なんか、聖職者っぽい。
それでDM様。今回のミッションは?
「レッドドラゴンなんてどうよ? この間の取りこぼし分」
勘弁してください。
「でも、戦うともれなくバード10レベルが仲間になるよ?」
……現在、我々はオークが占拠していた砦を回収し、根城にしており、その城を「りょうざんぱ」城と名付けているわけでして(ネタがわからない人は、幻想水滸伝1をプレイしよう)。となれば、108人の仲間が欲しいのが人情というもの。
「……10レベルバード……なんと魅力的な……サーガを歌うのか……」
急遽、ミッション変更。レッドドラゴン狩りに勇んで赴く一行。
……大丈夫、無事に倒せましたよ?(オチを期待した人はごめん)
「私ね、少林寺拳法やっていたんですよ。会員だったんですが」
「それで、エジプトに旅行したときに、コピト教の女性と会いまして」
「言葉は通じないんですが、やたらとニコニコしていまして」
「私の少林寺拳法のバッジを指さして、自分のネックレス見せて、ニコニコするんです。コピト教は、力の集約たるハーケンクロイツがシンボルですので」
……コピト教って、現存していたんですか?!
うーもてっきり、聖書時代的宗教だとばかり思っていたのだが。
だが、方氏も木村氏も、彼ら自身がどれだけのものを提供するのかという観点が欠けている。「著作権解放で理論武装したジャイアニズム」なのである。ふむ……。なるほど、ねえ。そのフレーズは面白いので、記憶しておこう。
保存。
RLは火塚。プレプレアクトで希望キャストを観ていたら変な電波が混在してきたので、シナリオにアレンジを加えることにした。主に、オルティア。
カゼ導入:“シューティングスター”ケリー・ハート(タタラ、カゼ◎●、カゲ)
PLはガンツムたん。空を解放すべく、自作のロケットでヴァラススキャルヴまで行ったために国際指名手配を受けたアナーキスト。再びロケットを打ち上げるために“ロジャー”という偽名で運び屋を営む。
今回はミナギという少女と仲良くなり、彼女と心を通わせる導入。
〈コネ:ミナギ〉ヒッチハイカー。ケリー・ハートを崇拝する少女「というわけで、貴方の事件は、書籍になっているんですよ」
貴方にとって空は、母のぬくもりのようなものだ。忘れ難き温かな感触。だが、いまの貴方にとっては、空はどこまでも高く遠い。この街で、空を見上げるとそれを痛感する。……ちくちくと痛む胸を押さえ、ストリートの壁を見ると、そこには『ウォンテッド:ケリー・ハート』というチラシを見つけた。未だ忘れ難き記憶。それが、いまの貴方だ。
「すごい! あんた! 本当に、“シューティングスター”なのかい?! 凄いよ! あんたは、地上を走るしか能がないあたしたちにとっても、英雄なんだよ!」
褐色の少女は、そう、まくし立てた。……少女の行く末に幸あらんことを。
カブト導入:“EST”オルティア(アヤカシ、ミストレス、マネキン◎●:レジェンダリー)
PLはGGたん。まさに伝説的アーティファクト。普段は人型をしており、使えるべき最強の主を捜し求める女性。
〈コネ:エリミオ・カレスティア・アダチ〉守るべき人えーまあ、こういうキャストでカブト導入とか行ってきたので、ああじゃあ、エミリオのペンダントか何かにしてしまおうとたくらんで。
それは少しだけ昔のお話。貴方は、姉から弟へと贈られたプレゼントだった。姉は弟を慈しみ、弟は姉を尊敬していた。だけど数年後、姉は不幸にも事故で亡くなる。弟は、“貴方”に問いかけた。
「ねえ。姉さんは、何を求めていたのかな?」
レッガー導入:“アサクサの切り札”工藤誠(フェイト◎●、チャクラ、レッガー)
PLは熊道楽たん。アサクサにある“工藤花店”の跡取り息子。昔はワルしていた、下町のガキ大将。母ちゃんには敵わない。“+4”とか書かれた金属バットを手に、敵を粉砕する。実にリアルな健康優良不良児だった。
ダサカッコイイ。
〈コネ:壬生タケル〉狂愕連の暴れ馬いや、実にいじくりがいがある。マガジンの不良漫画テイストで、ちょぼちょぼと下町演出をするのが楽しかったです。
貴方の物語は、マブダチである刈谷ミロクから相談事を受けるところから始まる。なんでも、組織の中で、離反の動きが見られるというのだ。
クグツ導入:リボンの機士”レナータ・パヴロヴナ・チェルスカヤ(アラシ、クグツ◎●、ニューロ)
PLは堀野たん。麗しき傭兵隊長。通称「お穣」。堀野ロシアのテイスト満点なので、シーン内で何か爆発させないと気が済まない。今回も、誘爆したり、誤爆したり、時限爆弾仕掛けたり、爆炎の中から姿を現したり、実に押井守テイストだった。
下着姿を巡り、ドア一枚の攻防戦を繰り広げたり。……すまん、下品な演出で。
〈コネ:“バッドボーイ”〉宿敵配下のはっちゃけっぷりが(笑)。偽装工作のためとはいえ、ロシア軍人が狂愕連特攻服を羽織って「イヤッハァー!」とか叫びながら突撃する様は爆笑物。
南米での企業工作途中、前代未聞のハッカー殺しと遭遇するところから、貴方の物語が始まる。それは、絶望的なまでの撤退戦だった。
早めにセッションを終わらせたところで、食事に向かう(ここで熊道楽氏は所用により脱落。おつきあいの上、宿をお貸しいただき有り難うございます)。鍋・肉、うまうま。
帰り際、『腕を振りかぶって』三巻を買って、新幹線の中で読みつつ帰路。大阪の皆様、お世話になりました(深々)。
RLはガンツム様。昨日に引き続き、家柄姫をいじくる許可をいただく。うーん、家柄姫を堪能させていただいたわ。
“虚無の実在”家柄姫 柚羽(バサラ●、エグゼク、ハイランダー◎:ブラッドライン)
PLはtatuya。以下略。
新星大社の宮より盗み出された妖刀を探す依頼を受ける導入。
なので、今回はちょっと、アストラル系の設定を小出しに出してみたり。アルドラから、自分のことを「伯母」と呼ぶように説明されていたり、家柄姫の〈元力:虚無〉の力の正体は、終末の獣フェンリルの血統であり、家柄姫は、その末姫であるとか、割とドウでもよい設定を。
「……先輩、お手洗いをお貸しいただけませんか?」
「(小声で)グイードさん、私、仕事をしてきます」
「じゃあ、部屋を出たところで〈透過〉して壁抜けして、先輩がかくまった男を捜します」
「グイードと先輩とが待っていると、しばらく後、轟音が響くのですね。見ると、先輩が男をかくまった部屋の天井が綺麗に吹っ飛んでいて、がれきの中で家柄姫がぐったりしています」
「家柄姫ちゃん!」
「……せん……ぱい……」
「どうしたの?!」
「……逃げられ……ました。がくりと気絶します。《天変地異》を使用。効果は、その男の退場(笑)」
うん。実に好きかってに動いた(苦笑)。ちなみに、このシーンでシナリオが分岐しました(苦笑)。
ヒロインとはそもそもコネで結ばれていないのに、同じ学校に通っているからと、〈社会:学生〉で判定して「ああ、剣道部の主将さんですか」とか言い始めたりしたし(考えてみれば、ここら辺から目がグルグルしていたんだと思う)。
あと、アルドラ伯母様との掛け合いとか。ぐるぐる。
“スカーフェイス”日下部 天馬(カタナ●、チャクラ、イヌ◎:不殺)
PLは加納氏。ゼロの弟子を自称する機動捜査課の青年剣客警官。キャストとPLとがなじんでいるのだろう、実にしっくりとしたロールプレイをしている。改めてみても、良いキャストだよなぁ。
死亡したはずの殺人犯と同じ手口の殺人が発生し、その真相を捜査する導入。
今回は、渋めに、静かにプレイをしていました。すみません、私がはっちゃけすぎました。
とはいえ、RLが用意したゲストと、実に楽しそうに絡む(笑)。……ので、楽しんでいたと、思うのですが。
家柄姫が犯人の慰留物を警察に持って行ったときに、もうちょっと面白く絡みたかったなぁと、少々反省。
“メタルタートル”グイド(カタナ◎、チャクラ●、イヌ)
PLはしまやん氏。AXYZ出身の私掠船乗りで現在はバウンティハンター協会に所属する。2mを越す体躯を持つカメ型サイボーグ(アスラ相当)で、四本の腕で巨大な剣とパイルバンカー、そして余った残りの腕に赤ん坊を抱える男。赤ん坊の正体は、亡き恋人のクローン(ペット相当)。
返り討ちにあった天鵬院悠羽に代わって辻斬りを追撃する導入。
エンディングが素敵。
「それから六年後……」
「道場には、普通の義体に再インストールしたグイドと、六歳に成長した女の子がいます」
「じゃあ、天満も落ち着いた感じになって子供を連れてくるぜ。誰との子供は知らんけど」
「(一同そうつっこみ)誰の子供かはっきりせいや! このヘタレが?!」
「じゃあ、悠羽も、孕んだお腹をさすりながら言うわけですよ。『本当に皆さんには助かります。私もこんなお腹ですので……』」
……一番はっちゃけていたのは、RLさんの模様で。
セッション後、ニューロDECKを売りさばく。つーか、これが目的なので。加納氏と堀野氏には、イラストで本当にお世話になりました。というわけで、おふた方には献本するのであった。
岩崎塾で焼肉。……あんまり酒が入らなかった。弱くなったな兄弟。
熊道楽氏のお宅にお邪魔して宿泊。奥様、申し訳ございません……って、しまった、土産物持って行くべきだったじゃん、自分。 orz
RLは火塚。キャストに合わせてまたひっどいアレンジを噛ます俺。
素人のクロードと、世界最強のプロフェッショナルふたりとの絡みが熱い。
キャスト1:“Ad.Lib”クロード(カブキ◎、ミストレス、ハイランダー●)
PLは紅河氏。日向荘に住む若きサックスプレイヤー。金や名誉のためではなくただ音楽を愛するゆえに、彼の吹くサックスの音色は人々に希望を与えるのだ! 実に無力。だけども、彼は希望をその瞳に宿す。
キャスト3:“虎紋蛇”ウェズリィ・スナイプス(カゲ、カブトワリ◎●、イヌ)
PLはガンツム氏。オーストラリア先住民。オーストラリアでワニを狩っていたが、それに飽きて人狩りとなったスナイパー。隠密を使ったプロロールが格好いい。
今回割と貧乏くじを引いていましたが、その姿すら格好いい!
「なんだ、飛か。俺はこれからアラスカに狩りに行くんだ」
キャスト5:“明鏡師”飛天雲(カブト、カタナ◎●、フェイト)
PLはGG氏。剣の道を極めた仙人。カタナの奥義と瓢箪に収めた宝貝との使い手。中国武侠テイストが楽しい。老師老師と呼び続ける。
RLはGG氏。
リサーチ中は、割と全うに回せたんですよ。全うに。というか、割と格好良く立ち回れたみたいだし。
問題はカット進行。はっちゃけすぎ。正直。……デモクリトスって強いんだなぁと、改めて実感。
カブキ導入:“Ad.Lib”クロード(カブキ◎、ミストレス、ハイランダー●)
「契約書二十枚! ちゃんと命を守ってくださいよっ?!」
PLは紅河氏。以下略。
気になる歌を追って作者を探す導入。
カブト導入:“デモクリトス”(アラシ●、カブト◎、カタナ)
「君は、どうしたいんだい?」
PLはtatuya。全身義体ギガンティックにインストールした元軍人。元ネタは『アップルシード』のブリアレオス。
ヒロインを警護したときに付けられた傷が悪化する導入。……全身義体なのに。
トーキー導入:一条修一郎(カブキ、トーキー=トーキー◎●)
「お前は最低野郎だ。だからこそ、軍人としては最高だ」
PLは悪童同盟氏。人間である前にカメラマンであると公言するフリーカメラマン。「写さず死ねるか!」が口癖。
謎の古文書を偶然手にする導入。
バサラ導入:“時々雪”ケイス・ヨウ(カゼ◎●、カタナ、レッガー)
「……おい、爺さん、ちょっと待てよ……ッ?!」
PLはからい君。うん、からい君のキャストだった(笑)。というか、からい君だった。
占いじじいから調査を依頼される導入。
「おねえさーん。マグロの握りください」
お風呂にノンビリ浸かっていると、腹の様子も丁度良くなる。
RLはからい君。
既知なので、シーカーあたりでおとなしくプレイしようと考えていたら。
「tatuyaさんは家柄姫でマヤカシ導入をお願いします」
それは、はじけて良いという合図か?!
「はい」
……結論。はじけました。
ハイランダー導入:八雲厚志(タタラ◎、カゼ●、マヤカシ)
PLは悪童同盟氏。いつか、宙を飛びたいとロケット制作にいそしむ理工系少年。
「家柄姫との関係は、八雲君のスクラップ屋にちょくちょく顔を出す常連ということで」
タタラだけど、ハイランダー導入とはこれいかに。
エンディングで、ヒロインの元へと、ロケットを駆る姿。まさに、『ほしのこえ』テイスト。悪途中ずっと音楽かかってたし(笑)。
「ヒロインから〈※メッセージ〉〈芸術:ハーモニカ〉」
「《タイムリー!》。思考の逸品を取り出し、メッセージに合わせるようにハーモニカを吹きます」
あまりに美しいシーンだったので、思わず涙ぐんじゃった。声が届かない宇宙空間なのに、心は、届く。
「次のシーン。ゲストはハーモニカの音色で目が覚めます。ハーモニカを吹いているのは家柄姫。その音色はたどたどしいですが、心がこもっています。ディクショナリから〈芸術:ハーモニカ〉。達成値はAで21」
いえー。
マヤカシ導入:“虚無の実在”家柄姫柚羽(バサラ●、エグゼク、ハイランダー◎)
PLはtatuya。企業重役の一人娘。両親は事故で他界し、そのときに〈元力:虚無〉に開眼。その力で、企業に恩を返すべく工作員として従事。しかし自分の能力に疑念を持ち、企業に隠れて退魔師の仕事をして、自分のルーツを探っている少女。
マヤカシ導入だけど、バサラとはこれいかに。天津機関構成員天津総一から八雲の調査(というか排除)を依頼される導入。
「空を見上げます。摩天楼の狭い空。空はどんよりと曇り、雪がちらつく。家柄姫は、コートに身を包み、白い息をほっと吐く」
「そんなそぶりを、道行く人は見向きもせずに通り過ぎる」
「雪は嫌い。父と母が亡くなった日だから」
「コートは嫌い。両親の血がべったりとにじんだから」
「寒いのは嫌い。救助を待つ間、両親の骸を、ただ見つめるしかできなかったから……心が、冷たくなる」
「厚志さんはスキ。見ていると心が温かくなる」
「総一兄さんはスキ。兄さんの笑顔はとっても優しい」
「でも……いまの総一兄さんの笑顔は……嫌い、だ」
「……兄さん、一体何を考えているの?」
「……という回想をもって、天津総一のリサーチとします(笑)」
他人のシーンの間、上記ポエムを書く俺。
ニューロ導入:“experiments”アレフ(アヤカシ、ハイランダー●、ニューロ◎)
PLはGG氏。廃棄されたドロイドたちの意識集合体がAI化した存在。何故か家柄姫と哲学談義を始める。
「家柄姫との関係は、両親の葬式のときにひとり泣いていた家柄姫に声を掛けた……ということで」
おお、一番導入にフィットするスタイルだ。集合体だけど(笑)。
欠落したデータを拾う導入。
「思い出? それは、情報と違うのかい?」
「情報は、劣化して、美化されて、そして思い出になるの。劣化するから、思い出というのです」
「なるほど。それはすなわち、連続性だね」
……正直に告白すると、このシーンに限らず全般、自分で自分が何をほざいているかさっぱり分かりませんでした(苦笑)。
悟史きゅんかぁいいよ悟史きゅん。
詩音かわいいよ詩音。恋する乙女は百万馬力。きゅん☆きゅん☆
詩音がー! 詩音がー! にーげーてー?!
やう゛ぁい。今回は、大して怖さがないけども、祟殺し編以上に独特の喪失感がある。つーか、酔う。目眩が……。
梨花が! 梨花が! にーげーてー?!
にーにーたすけてー!
ふう。堪能した。
<仇討禁止令たん>まあ、色々と笑った。民法は、近日中に全面改正されます。
明治の女学生風(213)
<9条たん>
理想を振りかざす学級委員長(260)
<刑法81条たん>
きめ台詞は「わが祖国に害なす悪党は…臓物をぶち撒けろ!」(285)
<商法たん>
どんどん変わっていくので、ついていくのでせいいっぱい(52)
<著作権法たん>
虹住人に陵辱される(15)
<民法たん>
来年、全面的に現代っ子になってしまう(93)
ドイツとフランスのハーフ(128)
今は古風だが、現代風ファッションに興味を持ち始めている(403)
……堪能。
N◎VAを無性にやりたくなった。
ラスボス戦闘が強くて大変。戦いの流れを決めたのは、敵魔術師の放った必殺の一撃を避けた、二回のクリティカル避けだった。
紙魚砂様がここで言及しているであろう「深淵」形式のレイアウト(ここでは仮に「葛藤」形式と呼称する)はN◎VA(を、ここでは想定しているんだと思うのですが。リサーチフェイズという言い方していたし)には向かないから、「葛藤」形式のシナリオ記述がなされないというシンプルな回答が正解だと思います。
というか、「葛藤」形式は、シーンプレイヤー型のシーン制とメッチャ相性が悪いです。「葛藤」がぐだぐだと長引きやすい分。RLが適当なところでざっくりとシーンを切れればいいのですが、そのシーン内で結論を出そうとしてしまって、大抵ぐずぐずしてシーンが長引きやすい。で、RLが適当なところでざっくりシーンを切るってのはそれはそれで結構な力業というか、熟練が必要なようでして。……一般には、結構高度なスキルと考えられているようです。
N◎VAってーのは、葛藤を描くゲームではなく、葛藤の演出を描くゲームなんだと思います。だから、PLに悩ませちゃ駄目。いま思うと、拙作『ニューロDECK』が不評な一因も「PLに悩ませている」ところにあるわけでして。そういう観点からすると、とりあえず話が進むリサーチという行為は、葛藤の演出をするのにはちょうど都合がよい構造になっているんじゃないかと思うんですよ。
一方逆に、深淵とかは、PLに悩ませてなんぼなんですが。
……そういや昔、深淵をプレイしたときに、PLのひとりに「葛藤」じゃなくて「葛藤の演出」をされて、微妙にもにょった記憶があるなぁ。PCレベルでは自キャラと対立することを高らかに主張しているのに、PLレベルで早々と負けることを提示しているんですよ。個人的には、深淵は葛藤を巡ってもっとガチンコでバトルするゲームだと思っていただけに、後ろめたいものを感じました。……そのときは、自分が勝利者になる結果だったので問題なかったのだが、ガチンコバトルを期待して、演出の都合で敗者になるブックを突きつけられたときに、果たしてきちんとリアクションできたかと思うと、ちょっとぞっとしない。
まあ結局、ここら辺も、プレイグループでどんな遊び方を採用する勝手だけの話なのですが。別に、N◎VAで葛藤ゲームを遊んでもかまわないし、深淵で葛藤演出ゲームを遊んでもかまわないわけで。ただ、自分が異なるプレイグループに飛び込むとき、自分たちが異なるプリグループの人間を迎入れるときに、お互いの遊び方をよく再確認する必要がある。……ふむ、だからこそ、ハンドアウトが必要になるんだろうなぁ。
コネのテクニックとか、アリアンロッド上級のプレイング論の話とか。
「普通だろ今さら何いってるんだ?」と言うけども、それがいままで、きちんと公式に、流通に乗る形で、論じられていたか? あるいは、テクニックとして共有されていたか? おそらく、論じられていないだろうし共有されていなかっただろう。だから、この論考はいまさらではなく、いままさにしなければならない論考だと思う。私自身は紙魚砂様の「TRPG覚書」を読んでいたので、紙魚砂様がゲーマーとして熟達しており、かつ、それを人に伝える文章を書くことができることを知っているので、紙魚砂様がこれを「いまさら」と言い放ってしまうことはわかる。しかし、そうではないゲーマーにとって、いまさら論じられているこれらテクニックやプレイング論は、いまさらではなくいままさに必要とされる論考だ。そういう論考が、(たとえいまさらであっても)きちんと公式に、流通に乗る形で、論じられ、また、公式によるサポートという認識によって共有されていることは評価に値すると思われる。
……いや、紙魚砂様は、「評価に値する」ということを理解した上で皮肉を述べているのかもしれないけども、正直その皮肉は感心しないですよ?(ちなみに、“ぷれたつ”の読者には、「TRPG覚書」の一読を強くお勧めする。特に、036以降は、どれも素敵。……一般には褒められないようなあくどいテクニックも数多くあるので、気を付けないといけないけども(苦笑))
あるいは、仮に、既に論じられ、共有されていたことだとしても、こういうことは、繰り返し誰かが論じなければならないことであって、それを公式が担ってくれたってことはとてもありがたいことなんだと思う。繰り返し誰かが論じてくれないと、初心者が参入するには敷居が高い遊びになってしまうので。それに、繰り返し誰かが論じるってことは、時代に合わせて、その議論の内容も適宜刷新することにもなるので、論考を教典化する人々が少しは出にくくなるというメリットもある。
思うに、TRPG論考の問題のひとつにあったのは、初心者向けの読本をおざなりにしていたということにあるのだろう。いままで発表されてきた(主にwebでのアマチュアの活動を指して言うのだが)論考の多くが、中上級者向けの論考で、初心者向けの読本が実はほとんどなかったのではないか? あったとしても、宣伝広告の不充分で広く認識・共有されていなかったのではないか? そう思うのだ。だからこそ、いま公式が、初心者向け読本としてのプレイング論考を出したことに深い意義があるのだと思う。
……いや、「こんな例があるからそんなことねー!」と言われたら、この段落は根拠なくなりますが。別に自分、そんなに論考読みあさっている訳じゃないから、詳しい現状を知らないし。むしろ、誰か現状を教えてください。
じゃあ、公式からプレイング論が出たことに何も問題がないかと言われれば、問題はある。実は、酷く問題がある。
それは、公式が論考を出してしまったということ一点につきる。
なんでかって、「公式が言及している以上、それが唯一絶対の解答である」と誤解する人間が必ず出てくるから。……まあ別に、それは公式による論考に限らないんだけども。例えば、過去の馬場論考を巡る信者の行動とか。
必要なのは、いろんな考え方に触れて、自分のプレイスタイルを確立して、かつ、そのプレイスタイルを絶対のものと過信せずに常に刷新する姿勢だろう。「じゃあ、プレイング論なんて語るなよ、語る以上、自分が絶対唯一の理論と勘違いしているんだろ?」と、仰る人間もいるだろうけども、それはまあその通りなのだが、適当に流してください。語らないと、書かないと、伝えないと死んでしまう人種ってのが確実にいるので。それがたまたまプレイング論に傾倒したってだけなので。
話を戻して公式の問題点ってのは、例えば、「深淵」のような形式のシナリオハンドリングについて“言及していない”ことだったりする。公式は論考の最初と最後でよく、「自分で工夫してください」みたいなことを書いているけども、その工夫の仕方を具体的に書いていなければ片手落ちだよなぁと思われても仕方がない。
もちろん、それを片手落ちと言うのはイチャモン以外の何者でもない。N◎VAのルルブでN◎VAのプレイング論を論じているのに、深淵形式のプレイング論に言及していないってのはそりゃ、イチャモンだろう。けどもまた、深淵形式のプレイング論になれた人間がN◎VAのプレイング論に感じる、じくじくした感触もまた、私にはよく解る。だって、まるで自分たちのプレイング論が時代遅れで捨て去られたテクニックだと考えられているんじゃないか、不安になるもの。だから、人によっては(忘れ去られた)テクニックをwebで発表するわけだが(ここでは紙魚砂様がそれに該当するけども)、それがN◎VAのプレイング論と違うって理由だけで批判する勘違い野郎も時々見かける(条件反射でアリアン上級を読めとか言う人ね。アリアン上級は良い読本だし、自分も強く影響を受けているけども、それが万人にとって良い読本である保障はない。残念ながら)。そりゃ正直たまったものじゃない。だって、深淵形式、「葛藤」形式のプレイング論を展開していたのに、「PLを悩ませてはいけない」とか言われたら、お前人の話を聞いていたのか? ってことになるわけじゃないですか。
(自分もよく失念しがちなので、こんなことを書いても説得力がないかもしれないが)論考を書く人間は、自分の論考の適用範囲をよく考えて論述しなければならないし、自分の論考と異なる論理展開を行う論者がいることに気を付ける必要がある。だから、論考を書く人間は読者のことをよく考えて論述する必要がある。
一方、論考を読む人間も、相手の論考の適用範囲をよく考えて理解・批判しなければならないし、自分の論考・出発点と異なる論理展開を行っている可能性に充分留意して読み進めていく必要がある。
なので、紙魚砂様。じくじくした思いを抱えていることはわかるのですが、もうちょっと書き方を柔らかくしてください。刺々しくて、見ていて心が痛みます。
雑感:
なんだ、凄く真っ当な結論の上に、TRPG特有の話をしていないな。
でまあ、なんでこんなことを書いたのかってユーと、次の一言を言いたかったから。
お ち つ け お ま え ら
いや、ここ数日、TRPG論考周りがとても荒れていたので、少し落ち着いて欲しいなぁと思ったからなんですが。いや本当に、勘弁して。痛々しくて、心が痛むのよ。
最初に「キャラプレイなど不要!」と、不要論を持ち出して喧嘩を売ってきたのは馬場論考だ! とかいった、じくじくたる思いを抱えている人々がいることもわかるけども、おねがい、もう少しお互いに、歩み寄りする努力を惜しまないでください(まあ、いま現在のTRPG論考周りが、馬場論考vs非馬場論考という単純図式を越えてぐだぐだになっているのをわかった上で、敢えて単純化して、紛糾の発端について言及したので、私自身は馬場論考を100%否定するつもりはありません。100%肯定するつもりも毛頭ないけども)。
あと、なんで馬場学派は馬場論考しか引き合いに出さないで、ほかのゲーム論考を引用しないのか? 説得力ないぞ? ってのもまあ、馬場学派には馬場学派の事情があるんだろうから、察してあげてください。たぶん、理屈としてしっくりこないんだと思う。……なら、先行論文に敬意を払って、しっくりくるまで推考しろよっていう批判もよく解るけども。たぶん、公式とは別の方向性を模索したい行為の表れなんだと思う。だから、そこら辺も察してあげてください。読者はその中で、有用そうなものだけを自分の心の内に汲み上げればいいんだから。でも確かに、最近のゲームを遊んで、自分の論考を比較検証する行為が抜け落ちているのは、研究者の立場として致命的か。まあそれは逆に言えば、馬場学派を批判する人間にも言えることなのだが。
というわけで、最後は、紙魚砂様の文章を出汁に、ここ数日のTRPG論考周りについての批評文を書いていたわけです。紙魚砂様ごめんなさい。
アリアンロッドでGMは火塚。GF誌掲載の公式シナリオ。
昨日を引きずってか、やはりおかしなテンションでセッションが(笑)。
自分はどうやら、アリアンはPLも好きだが、GMの方がより楽しみやすいようだ。生活様式やダンジョンの様子を描き出すのが実に楽しいんだ、これが。……MMOやCRPG風の(苦笑)。
ギルド名:一心不乱
イリヤ(ウォーリアー/モンク/ヒューリン)
PLは(はた)×弐氏。ポメロ人形を前に、ひとり榊さんごっこ。ラスボスと心の交流を行っていた。
ティメンド(シーフ/ガンスリンガー/ヒューリン)
PLはNAT氏。ふたりがおかしなテンションのロールをする中、ひとり真っ当で渋い傭兵ロールを繰り返すという、繰り返しギャグを行う。永遠の2レベルで古参兵。
エルネ(アコライト/サモナー/エルダナーン)
PLはPsyka氏。ひきこもり2ちゃんねらー。怠惰の呪いに掛かっており、すべてをめんどくさがる。さりげなくつっこみ担当。
RLはからい氏。
NAT氏とのコンビ打ちで、とても印象的なセッションになった。とはいえ、ふたりして序盤にまともにリサーチをしないあたりとか、どうなのか(笑)?
フェイト:“シェヘラザード”若狭千夜(カブキ●、フェイト◎、トーキー)
PLはNAT氏。物語るために探偵業も手がける、若きストーリーテラー。冒険家とストーリーテラーの両親を持つ少年で、物語ることに憧れる、実に主人公な少年。
少女が探偵助手として研修に訪れるところから、事件に巻き込まれる。
レッガー:“ドン・ブルーノ”アンジェロ・マキャヴェエリ(ミストレス◎、カブトワリ、レッガー●)
tatuyaの新作キャスト。敬虔なカソリックのイタリア料理店店主。陽気で面倒見が良いアンジェロおじさん。その正体が“ブルーノファミリー”を率いる“ドン・ブルーノ”であることを知る者は、少ない。経済マフィアが幅をきかす中、古式ゆかしい“ブルーノファミリー”が未だにストリートににらみをきかせているのには理由がある。“ドン・ブルーノ”は伝説的なマーダーインクの殺し屋“オメルタ”と懇意にしている。その恐怖こそ、“ブルーノファミリー”の力の源泉である。……実のところ、“オメルタ”の正体は“ドン・ブルーノ”本人。
典型的なシシリーマフィアのカーポをやりたくて作ったキャスト。日本のヤクザと異なり、警察ですらカーポの正体をつかんでいないことが多く、その正体が料理店店主だったり、町のちんぴらだったりする。また、イタリア料理店は、マフィアによるマネーロンダリングが行われる典型的な舞台である。
以前世話になったカーポが、シンジケートに反抗するような動きが見られたため、キース・シュナイダーから、“相談を受ける”導入。
アクト後、アンジェロ・バスティーニに改名する。
寝て起きて。NAT氏の新作にして連作シナリオをプレイ。
……えーこれは、ネタを明かすわけにはいかないのですが……いいからとにかくやれ。もう、面白すぎて息が詰まるぐらいに面白かった。
ハイランダー:“無垢なる殺意”マリス・アデレイド(カタナ●、チャクラ、ハイランダー◎)
「だから、僕たちはいつでも一緒さ」
PLは(はた)×弐氏。外見はあどけない無垢な微笑みを湛えた可愛いらしい少年。その正体は呼吸するように人殺しを行う、ナチュラルボーンキラー。元天上人という噂がある少年。
前編は、堂々の主人公ロール。後編は、悩めるサブキャラロール。そのコントラストがあまりにも素晴らしかった。光と闇、その二つを抱えた少年は、果たして、どんな成長を遂げるのか? ……マリスだから期待できないってつっこみは無しね(苦笑)。
カゲムシャ:“宵の明星(EveningStar)”カテリーナ・アンドレヴィーナ・ナスターシャ(カゲムシャ◎、クロマク●、カゲ)
「三文芝居も、もうすぐ終わり」
PLはtatuya。クリルタイ系ロシア人。愛称はカーチャ。演技派女優にして、芸能界に巣くうフィクサー。“宵の明星(EveningStar)”は裏のハンドル。表のハンドルは“ST☆Rの輝き”。人を騙すことにエクスタシーを感じるタイプで演技好きもあって趣味でカゲムシャ業を手がける。上昇志向が極めて強い女で、裏切ることもお手のもの。
カゲムシャにしてクロマクというダブルスタンダード。そして、役者。三つの顔を使い分けたロール。まさに、カーチャでやりたかったことすべてを成し遂げた、改心のアクトだった。
カブト:“先生”呉遠(タタラ、カブト◎●、カブトワリ)
「だから、俺はこれからも地べたを這いつくばりながらでも、生きていくさ」
PLはからい氏。三合会幹部の隠し子。闇医者(ドクター)にしてボディガード(マスター)にして殺し屋(プロフェッサー)。実に格好良い、ハードボイルドのお手本のような青年。
ストリートに這い蹲りつつも、プライドを失わない。ストリートこそ、呉が生きる場所であり、故郷なのだ。……という、ストーリーラインを感じさせる見事なロールだった。
ロシア語で“巻き毛の犬”の意。RLはPsyka氏。
しっとりともの悲しいアクト。ST☆Rの寒空に、身を凍える子犬はよく似合う。
フェイト:“シェヘラザード”若狭千夜(カブキ●、フェイト◎、トーキー)
PLはNAT氏。以下略。
旅行券が当たって、ST☆Rに観光旅行に出かけたところで少女と出会い、事件に巻き込まれる。
タタラ:“黒い巨塔”ホワイト・ジョンソン(タタラ◎●、ミストレス、カブト)
PLはtatuya。黒人のエリート医師。専攻は、今回は(笑)遺伝子工学。
ST☆Rで行われた学会の帰り、大学院時代の旧友と出会い、頼み事をされる。
イヌ:“ガヴリエルの猟犬”ラディ・クリス(カブト、クロマク、イヌ◎●)
PLは(はた)×弐氏。警察犬ガブリエルを引き連れたイヌ。そのギャグがやりたくて作ったとか作らなかったとか。犬と人との関係を描いたシナリオだけに、とてもマッチしていた。
軍用機墜落事故の調査を行う。
全員おかしなテンションで口プロレスを行う。若狭君が未成年の娼婦を連れ歩いていると思いっきり誤解されたり、ホワイト(の中の人)がものすごくまっとうなことを(ものすごくおかしなハイテンションで)マシンガントークしたり、若狭君が思いっきり負けブックを飲んだり、警察犬ガブリエルがキャストをかばったために難しい手術を受けることになったり、ホワイトにハンドルを握らせるとまずいことが発覚したり、主人の危機に、包帯姿、血がにじみ、包帯の端々がちぎれた状態のガブリエルが駆けつけたり。ガブリエル、だいかつやーく!
RLは自分。60〜70年代の学生運動のテイスト。
一部、火曜サスペンステイストが不評でした(苦笑)。
ちなみに隣では、(はた)×弐氏RLで「星が降る夜に」をプレイしておりましたとさ。
キャスト1:“教官”東雲藤市郎(イヌ◎ クロマク ミストレス●)
PLはむおん氏。渋いおっさん教官。ただし《腹心》はハイテンションあーぱー娘。うん、むおん君だ。
オプション(《腹心》)との分離行動がよい味出していました。
キャスト2:“ストームキャプチャー”病院坂梟(マヤカシ、イヌ●、ニューロ◎)
PLはからい氏。ニューロにしてマヤカシ。その特異な能力を持って、あらゆる犯罪者を追跡する狩人。渋カッコイイ中年男性。
クライマックスからエンディングに掛けてとても生き生きしていました(笑)。
ほかにも、情報処理の講習の帰りに、「最近の若い者は、アストラルの認知の仕方も知ラン」とかぼやいて、「いやそれ、君だけだから」とつっこまれたり。
キャスト3:白沢深鴫(アヤカシ●、クグツ◎、レッガー)
PLはPsyka氏。千早重工の企業工作員にして、歴史喰いの妖怪白沢(ハクタク)の眷属「しらさわ・ふかしぎ」。自分に都合の悪いことは「○○という歴史を喰ってしまいます。その事実は無かったことになります」と言って片っ端から喰ってしまう〈忘却〉生命体。自分のドジもなかったことにできるという、微妙にドジっ子萌えキャラ属性も備えている20代後半OL。よく考えてみるとエロい。
牛乳かと思いきや、貧乳という、強いこだわりがあるらしい。
実にPsyka君らしい生き生きとしたロールっぷり。
キャスト4:“下劣王”(レッガー=レッガー=レッガー◎●)
PLは闇司氏。年季の入ったストリートのちんぴら。
“下劣王”は人が大好きだ。こんな感じのひょうひょうとした親父。
老若男女貴賎問わず、誰かと馬鹿騒ぎするのが大好きだ。
”下劣王”は酒が大好きだ。
よく酔いつぶれて側溝で寝ている。家で寝ていることより、側溝で寝ていることの方が多いくらいだ。
“下劣王”は女が大好きだ。
関係した女の数は100以上(本人談)だが、蹴られた回数はその20倍は軽いらしいぞ。
“下劣王”は守備範囲が広い。
外見年齢で下は12から上は45までOKらしい。気をつけろ!
“下劣王”は人外だってお構いなしだ。
アヤカシだろうとヒルコだろうと気に入れば口説いてまわるぞ。
“下劣王”は意気地なしだ。
ヒロインのために単身殴り込むなんてできやしない。
だが“下劣王”は諦めが悪い。
強そうなやつに頭をさげて助けてもらう。警察に情報を流して突入させる。
最後に、“下劣王”は寂しがりやだ。
どこかの街角で見かけたら、構ってやって欲しい。
少なくとも、悪いやつじゃぁない。多分。
春子「まあ。あたしは既婚なんだけども(おそらくバツサンぐらい)」
……勝ち組?
ちなみに隣では、NAT氏RLで「インタビューウィズミストレス」をプレイしておりましたとさ。
“Aegis”メーティス・エレイン(ヒルコ、カブト◎●、カタナ)
(はた)×弐氏の最強カブト。カブト一枚でカブトの主要特技すべてを押さえ、かつ、〈※突き返し〉から〈※獣の気〉で攻撃する。まだ〈※ク・フレ〉〈※突き返し〉はやらない模様。〈羅刹〉〈瞬間適用〉と、アクションランク増加、手札回しと、まさに鉄板。
“ラピッド・イヤー”星野彼方(カブキ●、マネキン、トーキー◎)
修行さん氏の最強トーキー。ザ・フール+〈壁に耳あり〉によるリサーチは凶悪。すべてのリサーチを、能力値が高い感情一本でリサーチできる。戦闘中は春子とメーティスとを〈人使い〉で動かす。
“ママさんハウンド”春子ジョースター(カブト、カブトワリ●、イヌ◎)
tatuyaの最強カブトワリ。超巨大メテオストライクを〈ファニング〉します。防御は、それを〈インターセプト〉。手札回しは〈エイミング〉。〈即応体勢〉〈※自動反撃〉とやはり鉄板。
“悠久の霊木”樫山(アヤカシ◎●、ヒルコ、ハイランダー)
闇司氏の最強アヤカシ。〈守護天使〉+〈血脈:龍の一族:火炎〉というツモコンボ。〈※獣の気〉はまだか? クロスブリードで〈血脈:龍の一族:生物〉があるので防御も万全。……つーか、性能高いな。
……なんだこの、鉄板キャストどもは?
明日から仕事だぁ。
ああ、そうだ。『ニューロDECK』にコメントを下さったみなさま、ありがとうございます。「■シナリオの概要」の不充分、ハンドアウトの指定など、確かに了解いたしました。今後は、よりわかりやすいシナリオフォーマットを心がけていきたいと思います。……いや、すぐにSSS形式に移行しなかった自分の所為でもあるのだが。……Dが出る前に半分以上のシナリオを作っていたので、フォーマットの変更が不充分だったのよね。
「今回は、アーキタイプ決め打ちで行きます。主人公:バステトの子ら、ヒロイン:魔王の息子でお願いします」
普通逆じゃないのか? というつっこみはなしで。
「猫の騎士をやろうと思うんだ。バステトの子らにあるまじき、完全戦闘系で」
「それで、ショタキャラ」
「ああ! ついにショタの領域にまで! おまえそれ、かわいけりゃ性別をも超越するって奴だろ」
「世の中には、性別:ブリジットというものがありましてよ?」
「で、芸術部だとお約束すぎるので、放送部にしようかと。将来アナウンサーか声優かを志望していて、女の子がきゃーきゃー言うような声で放送するの」
「名前……Na3。そこに積んでいる電撃文庫ちょっとかしてみ? (『吸血鬼のおしごと』を捲りつつ)……ふむ、上弦。これだ」
「うわ、よりにもよってろくでもない名前選びやがった!!」
主人公:上弦黒夜(じょうげん・こくや)(バステトの子ら、異能者):tatuya
高校二年生。放送部員。身長が低く(150cm)、可愛らしい顔立ちをしているため、ぱっと見女の子のよう。そのことを気にしてか一人称が「俺」。そこがまた可愛らしく、男の子からは「おジョウ」「ジョウちゃん」、女の子からは「クロくん」と呼ばれてからかわれている。将来の夢は、アナウンサーか声優。あるいは、放送作家を狙っている。そのため、学内放送に熱心で、図書委員から新刊案内をもらって紹介をしたり、部活の練習試合について放送したり、音楽を流したり、視聴者投稿を受け付けたりと、積極的。上弦の可愛らしい声に、女の子はきゃーきゃー言ってるとか。
体が弱く、よく保健室でお世話になっているという設定だが、第一話を動かした感じ、守ってもらうタイプではなく、守ってやるタイプの、まっとうな主人公のようだ。
『朝霧の巫女』の主人公にそっくりらしい(苦笑)。読んでないので知らんが。
特殊能力はスタンド・バイ・ミー。猫のランスロットを師匠とし、ランスロットが「なーぉ」と鋭く啼くと、戦闘の異能を発揮する。攻撃防御がダイス五個振りは強い。スペリチュアルアンカーは「彼女を助け出す」。名前を望月と交換して消え去ってしまった彼女。彼女はいまいずこに?
「今回は、ツンデレでいこうと思うんだ」
「本当は昨年の内に清算しておきたかったのだが……」
「沢近に代表されるように、昨年はツンデレの当たり年だった。しかし、私は未だツンデレをプレイしていない。芸風を増やすためにもここはひとつ、ツンデレをやるべきかと」
「(Fateにもツンデレがいたしなぁ。ツンデレという言葉がブレイクしたのもそもそも昨年か……)」
ヒロイン:望月静霞(もちづき・しずか)(魔王の息子、無垢なる者):黒緒氏
高校二年生。上弦の幼なじみにしてクラスメート。ツインテール。幼なじみのくせに、上弦“だけ”は「上弦君」と呼ぶ。上弦には自分のことを「望月さん」と呼ばせるように徹底している。ふたりきりの場合は、「静」と呼び捨てられているが。帰宅部だが、学内で時間を潰し、上弦と一緒に帰る(学外で偶然追いつく・追いつかれる)のが日課。実に正統派ツンデレ。
背が高く、上弦と並ぶと、姉弟のように見える。
キャンペーン設定により、魔女であった彼女は、魔王の息子(娘)と名前を交換して、いまの能力を手に入れたことになっている。だが、名前を交換しようが何をしようが、彼女の本質が変わるわけはなく、スペリチュアルアンカーは「魔女の血」。己を否定しようが肯定しようが、それは彼女を苦しめることになるだろう。
「上弦には妹がいます。従兄弟で、血のつながっていない、本当の(笑)妹です」
「それは、姓は一緒の方がいいのか?」
「お好きなように」
「じゃあ、一緒じゃないっつーことで」
「なんで一緒に暮らしているのさ?」
「それもお好きなように。一緒に暮らしているという事実が重要なので(笑)」
「わかった、考えておくよ……」
血のつながっていない、本当の妹:歌月遠夜(かげつ・とおや)
中学二年生。なにかと兄である上弦にアタックを掛ける元気少女。ブラコンの枠をそろそろ越えつつある。
人名としてもはやあり得ないレベル。「歌う月、遠き夜」とか言うと、『十二国記』のタイトルみたいだ。たぶん、本人はこの名前を気に入っていないんだろうなぁ(苦笑)。
「先生の名前だけは決まっています。くろいくろえ。さあ、漢字を考えるのだ!」
「全部投げっぱなしかよ!(先生に限らず、主要NPCはすべてPLに名付けさせています)」
先生:黒衣玄遠(くろい・くろえ)
英語教師。実にNa3が好きそうな、ハイテンション元気系お姉さん。喜々として演出していたNa3が印象的。
くろいくろえ。それはすなわち真っ黒お化け。夜の学校には真っ黒お化けが出るんだよ。本当だよ?
「こいつの性格設定は決まっています。『おねツイ』に出てきたあの子」
「……って、ホモっけありかよ!」
クラスメートの男の子:水刃剣士(すいじん・いっとう)
高校二年生。上弦の親友というか、恋人を自称するホモ。消えろ。
「望月には仲の良いクラスメートの女の子がいます。名前を決めて下さい」
「どれどれ……って、なんだよ、黒緒氏。この普通な名前は?! 折角、西尾維新系で揃えたのに、空気ヨメYO!」
「なんだってー?!」
クラスメートの女の子:小流流(せせらぎ・つつる)
高校二年生。良識人。いまのところ望月の友達ということ以外、目立ったアイデンティティがないのが悲しいところ。
今後の展開が楽しみだなぁ。
帰りに、永田町のパレスホテルに立ち寄って、喫茶。のんびりとした一日を過ごす。
今日のアクセス解析。
…… orz。
悟史を「きゅん」付けで読んでいるの僕だけか……。orz
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&c2coff=1&q=%E6%82%9F%E5%8F%B2%E3%81%9F%E3%82%93&lr=
だが! たんだったら……まだ二名しかいねええ!
そして、年明けから朝方に掛け、何をやっているかと言えば、新年一発目のアクト。MSNでのぐるN◎VA。そのシーンのシーンプレイヤーが次のシーンのRLになると言う、恐怖の周りマスター制。
正気か自分?
そんなわけで、アクト記録を掲載してみたりする。
html組むのめんどくさいので手抜きだが、気にするな。あと、GGさんは途中で寝オチしてしまったようなので、途中で発言がなくなっています。
ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、hiduka@hotmail.comにお願い申し上げます。