ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、こちらにお願い申し上げます。
「生活がすさんでいるね…」
終電か定時。定時でも、疲れていて、コレといった生産活動ができていないってのは、宜しくない。何とかしないとねえ。
「ま、何はともあれ、N◎VAだ」
うむ、今日は、とある宴に参戦することになってな。今日の夜から6月の3日までN◎VA尽くしなのだ。
「………会社は?」
休暇届を出した。
「うわ! 莫迦がここにっ!」
なんとでも言え。
つーわけで、早速、発売されたばかりのSSS12テーマタロットフェイト一本目「悪魔と天使のワルツ」をプレイした。カタナ導入で、“ザ・リアルファイト”レイモンド・フェイス(カブト◎●、カリスマ(←マテ)、エグゼク)。「戦いとは交渉だ」という信念に基づいて、<交渉>+<※根回し>+<※ゲシュタルト崩壊>+<※サブリミナル>からハードボイス相当の拳銃で攻撃する、ストリートの何でも屋だ。
「チキンここに極まれり…シナリオの出来は?」
いまいち。
「つまんないの?」
山も谷も落ちもない感じ。いや、正確に言えば、オチはあるにはあるんだけど、それはどうよ? ってのが率直な感想。
「“ベリアル”ってなによ、と?」
なんだろうね、あの、なまもの。
はあ、“ベリアル”が犯人ですか、そうですか、はあ、じゃあ、私たち(PLたち)帰らさせていただきます、という感じ。犯人がそれである必然性が全くない。コレがキャンペーンの第一回目であれば、謎を残す終わり方ということなんだけど、これ、単発じゃん。
「あとで見たら、キャンペーンネタとして使ってみると良いという注釈があったね」
多分、FEAR側としては、キャンペーンの作り方及び、世界設定の利用の仕方のレクチャーという腹づもりなんだろうけどねぇ。
で、いい気になってコンベンションに行ったのだが………昨日に引き続き、プレイできなかった(涙)。
「なぜ?」
電車がね、止まってね、遅れてね、締切喰ったの(涙)。
つーか、誰だ、品川駅で線路に降りた莫迦は? 挙げ句に、逃げ回っていたらしいし。
「………そういうことも、あるんだ」
まあいいさね(血涙)。
そのあと、新宿で、『センチメンタルジャーニーDVDボックス』と『グローブオンファイト』とを購入した。
「センチメンタルジャーニーっすか…」
隠れた名作。低予算のタイアップ番組であることを逆手にとって、アニメ技術の粋を結集した傑作だよ。特に、七瀬優の回は、最高だね。音の使い方が、とにかく凄いんだ。つーか、あれは、ストーリーはわりと、どうでもいい。音や映像を駆使した演出にこそ、真価がある。
「グローブオンファイトは?」
いまは無きHP春風亭の傑作フラッシュ・グローブオンファイトをゲーム化した奴。
や、自分、格闘ゲームできないくせして、思わず購入してしまった。
「泣くな、昨日今日と、マジカルN◎VAがあるじゃないか」
そのあと、マジカルN◎VA。…やっぱり、オンラインで4人プレイは難しいっす。
色々ぼちぼち考えてはいるのだけども、テキスト化するモチベーションに欠けるし。
「寂しい限りだな」
何かと忙しいのよ、真面目に。疲れがたまっているし。
「でも、TRPGはする、と?」
自己実現故(謎)。これも、遠大な私の計画の一部なのだよ。
「難儀な話を…しかし、突発故、人が集まるかどうか? だいたい、オフ会開くにしても理由が希薄だし」
遊ぶのに理由が必要なのかね?
「ごもっとも…」
「情報屋から情報を聞き出すシーンとか、やりすぎ」
オレカッコイー(濁った目で)。
「でも、なにはともあれミザリーなんでしょう?」
やっぱ熟女っすよ、熟女。42歳、アンティークショップ経営のミストレスっすよ。肉付きの良い、上品なおばちゃん暗殺者(ゲスト)。もう、めろめろっす。
「んなこと言っているから、熟女マスターとか呼ばれるの!」
「どんな感じのシナリオなの?」
キャストが、見覚えのない部屋に佇んでいるところから始まる。
部屋には窓が無く、部屋の中央に電話台に置かれた黒電話がひとつあるだけ。ドアも、ひとつしかない。そして、電話が鳴る。キャストが電話を取ると、「例の件、よろしく頼む」とか、まったく身に覚えのない話が振られてくる。そもそも、キャストたちには、何故、こんな部屋にひとり佇んでいるのか、そこから記憶がない。
「斬新なオープニングだね(汗)」
で、この部屋が表舞台になる。それ以外は、表舞台にならない。ドアから出れば、自動的に表舞台から退場したことになる。
「ああ、それで演劇的、と…(苦笑)」
そう。そこで、キャストたちはどのように立ち振る舞うか、人間の悲喜こもごもがアクトの焦点になるんだ。リサーチを進めていくと、段々と記憶を取り戻すようになっている。
「で、どうだった?」
やっぱ、五人アクトは難しい(死)。
まあ、それ以前に、ゲストの動機の練りコミが不十分だったりして説得力に欠けているといったシナリオ上の欠点や、情報の伝達を出し渋ったことによるアクトの停滞といったプレイング上の欠点が、散見されていたんだけどね。
それに、生まれて初めて、キャストを殺した(鬱)。
「………はじめて、だったんだ?」
はじめて、だった。
PLは三人。ドラッグネタで、私は、ブラックハウンド機動捜査課の隊員で参加した。“ママさんハウンド”春子ジョースター(カブト、カブトワリ●、イヌ◎)。特技は、<※バレルガード><※戦術><※軽量化>と、アレな特技を中心に取っていたりする。元傭兵(かつては“ベリアル”と呼ばれ怖れられていた)で、前の旦那さんとは死別した、子持ちの魅惑の42歳。M○●NからN◎VAに流れて、はじめは少年課に所属していたのだけども、一年前、千早冴子に引き抜かれて、現在は機動捜査課に所属している。
「秋子さん?(ボソ)」
まぁ、そんなところだ。あと、『ARMES』のおかあさんとか。
ライダースーツの開いた胸元から見えるジャンヌ(女性用下着)が色っぽいのだ。
「熟女萌えっすか………」
えー(聞いていない)、プレイングとしては、おいたが過ぎた張麗華(チャン・リーファ)のお尻をペンペンできたので、大勝利。ルール的には、最後に、張麗華に≪制裁≫ダメージ1(風評が流れる)を与えた。
「…なるほど、それは、屈辱の極みだ(苦笑)」
しかし、猫守氏は凄いね、五十分でシナリオを作るんだから。PLにやりたいキャストを聞いて、導入からシナリオネタを決めて、一通り完成。ゲストデータは、セッション進行中にちょこちょこと仕上げていく。それで、そこそこ安定した面白さを提供している。
仮眠を取ったあと(三時頃)、三本目。同人シナリオだ。
PLは四人。“あんきみ”安藤君子(カリスマ◎、ミストレス、カタナ●)で参加。法廷弁護士で、今回は、稲垣機関の導入で参加した。
「マテ」
PL、勝手にシーンを作って、稲垣光平のセクハラ訴訟の法廷で証人尋問をするところからシーンをはじめてみたり。
「マテ」
猫守氏のキャスト、“パウダーケグ(火薬庫)”神矢(カタナ、クロマク◎、カブトワリ●)とチュッチュしてみたり。
「マテ」
おかげさまで、いい気になれました。
「宴はまだまだ続く…」
「TRPG強化年間の手始めに、(はた)×弐氏の協力を仰いだわけだ」
先日完成した、新作のハイランダーシナリオ、チャクラシナリオ、カブキシナリオのテストプレイを兼ねている。二回ぐらいはRLをしたい。
(はた)×弐亭に出向いたところ、すでにアクトを始めていた。残念。ゲストデータを作りつつ、まったりとする。
「そして、メンツが入れ替わり、午前一時頃、アクトが開始することになるのだが………」
明日に続く。
「そうだ、マネキン人形とカウンセラーだ!」
とまあ、我ながらかなり電波な啓示を受け、シナリオの最後のピースがそろったのだ。
やはり、必要は発明の母なのか、土日のTRPGセッションの宴に向け、土壇場でシナリオが完成した。
「日本語がおかしい」
気にするな。火塚語だ。
「日本人なら、日本語を話せ」
ごもっとも。
「…ねた、無いのね?」
今日のスケジュールは、「終電→風呂→シナリオ校正」だったからね。
「は?」
いや、例の学生さんのメーリングリストでの、私の発言。
議論を重ねるのは結構なんだけども、その議論も、相手の足を引っ張る、叩きつぶすような議論ではなく、“肯定的批判”と呼べるような議論をしたいものだなぁと思うのよ。その学説がその主張者個人で完結している必要はなくて、周りの人間がその学説を補完するような関係を築ければいいなぁって話。
例えば、プログラムのオープンソースみたいに、そのプログラムの欠点をあげつらうのではなく、そういう目的でプログラムを組むのであれば、こういう組み方の方が効率がいいだろうとか、そういうのを言い合えるような関係ね。
オープンソースというものが実はどのようなものかぜんぜん知らないから、例えとして不適切なのかもしれないけど。で、もし、私の例えが、間違っていたとして、それを「例えが不適切なんだよっ!」と、愛もなく斬って捨てる(批判する)のではなく、「そういう目的で言うのであれば、この例えの方が適切でしょう」とフォローしてあげる、そういうのができればいいなぁと。………難しいけどね。
で、次に問題となるのが、じゃあ、そういう議論をできる土壌作りって、どんなものなのかなぁって話なのよね。
恐らく、抽象論に終始せず、より具体的な行動で示していくしかないんだろうなぁ。オープンソースだって、結局、『それが実現すれば便利』というより具体的な最終目標のためにみんなが動いていると思われるから。そーだな、ひとつのプロジェクトを立ち上げるために喧々囂々と会議するような、そういうイメージか。
まあ、たとえそういう土俵があったとしても、議論が空転するときは空転するんだけどね。すべての人間がその目標を是とするわけじゃないから(苦笑)。
「わりと、ふつーの結論に落ち着いたね」
えー、ここで火塚は重大な決断をします。
今年度一年間、TRPG強化年間とします。
著作権法など、色々とやりたいものがある中で、最も自己実現ができ、なおかつ、いま一番、成果を形にできそう、というのがその理由です。目指せ、『テーマタロット26』シナリオ!
…む、33セッション。
「なに?」
私が今年遊んだ回数。がしゅまる氏の半分にも満たないではないかっ!
「比較対照を間違えている」
GMがうち13本、これも、まだまだだなぁ。
「自業自得、遊びすぎ」
「昨日のままだと、確実に他の参加者に退かれるからね(苦笑)」
ということで、なっつ氏のSW。ただひたすらハック&スラッシュなシナリオをする。まぁ、たまにはいいかね、こーゆーのも。
「そのうえ、ひとりが大遅刻したし」
「こんなことならブロッサムにN◎VAやりに行けば良かった」とか「(濁った目、虚ろな声で)えー、N◎VAたのしーっすよー。あそぼーよー」とか「人妻さいっこうっすよー。森山大輔は心の師匠っすよ−」とかわめき始める自分。
「だまれ、うぐぅ」
結局、システムは妖魔飛翔…といってもGMが作成させたキャラは妖怪ではなく、妖具を操る退魔師たち。GMは黒緒氏。私は、茨木童子の鬼の手を使う、紫の背広を着たどチンピラ。他のキャラも白のスーツを着ていたり、(ホストが着るような)黒のスーツを着ていたりして、実に、社会不適合者の集まりだった。二時間ぐらい、気持ちよく銃弾をばらまいてセッションは終了した。
ワルの演出っておもしろーい。
「だまれ、チェキ」
「推奨因果律は、“052名もなき母の加護”“060天空からの帰還者”“083夜の騎士”“101放浪の詩”」
シナリオタイトル「ギーゼグルクの空」!!
「つーかさぁ、君のブレカナのシナリオっていつも、セッションに参加する動機は充分なくせに、殺戮者を倒す動機が不十分だよね」
海よりも深く反省。
たしかに、私って、「殺戮者はどうでも良い。とにかく、中世騎士道物語だ」って感じなのよね(あはは)。
「笑い事ではない。楽しんでもらえたみたいだから良いけど………」
うむ。気を取り直して二本目だ。(はた)×弐亭に移動して、RLは(はた)×弐氏。RLは初めましてでございます。シナリオは、漆妖氏の「N◎VA MALATTIA」。二時間で終わる、凄い軽いシナリオだけど、よく練られていて、面白い。割と、私好みな話。私は、クグツ導入で“イモータルウォール”ミディア(ミストレス、カブト、クグツ◎●、後方処理課一班所属)で参戦。
「ミディアねえ、あのなまものは、どうよ?」
経験点0なので、殺しても次のアクトには生き返りますが、何か? だから、“イモータルウォール”。
生命で最高達成値は32ぐらいですが、何か? そこから<※カバーリング><※自己犠牲>します。
攻撃手段は、技能クリスタルによる<メレー>のみですが、何か? 単分子ワイアで、ダメージは最大20は出ます。
「マンチキン、ルールの穴(ボソ)」
はっはっは、<アイデンティティ>がなかったり、プレアクトに技能クリスタルを12個買いあさったり、ドラッグで強化しまくるぐらいぐらい、なんだというのだ。みんなやっているぞ(嘘)。そこら辺も含めて、ちゃんと演出しているし。
「………」
やっていて凄く楽しいキャストなので、他の参加者がなま暖かい目で見守ってくれるのであれば、是非またプレイしてみたいキャストだね。
「じゃ、気を取り直して、三本目」
うい。RLは私。アクトタイトル「菊と刀(仮)」。テーマタロットはカタナだ。
こちらは、私を含めて参加者全員お疲れ気味だったので、まったり気味に進行。(はた)×弐氏のカタナキャストに頑張ってもらって、良い感じにアクト、しゅーりょー。
「そのあと、始発が動くまで、(はた)×弐氏とまったりとキャスト論などについて雑談」
「アヤカシなしの妖怪キャラとか、てめぇのキャラはわかりにくいんだよっ!」とか(笑)、「スタイルで表現できないところは業物でカバーすれば良いというのは(経験点を)持てる者の奢りなんだよっ!」とか(謎)。
というわけで、GW後半戦突入だ。だるい体を引きずって(まて)、遊び倒す。
十二時から秋葉原のFEAR主催の講習会に出かける。N◎VAのシナリオ作成方法についての講習というのがお題目だそうだ。
講習会には、狭い会場に八十人ぐらいの人間がぎっしりと。
「プレイスペースとして本来は、7×8=56人収容ぐらいのスペースのはずだからね。明らかに詰め込みすぎ」
キーワードは『当事者性』。シナリオの中核にいかにしてキャストを巻き込むかという技術的なお話だった。
「N◎VAは、キャスト=物語の主人公だからね」
そうだね、N◎VAは、サイバーパンクとかアーバンアクションとかSFとか言う前に、『映画的』を標榜しているからね。なによりもシネマチックに、ドラマチックに、アクトを運営させないといけない。それがないと、N◎VAらしいセッションとは言えないと思うよ。まあ、その上で、どのように遊ぶかは参加者の任意だけどね。
「N◎VAの場合、明らかに、世界や設定の前に、システムやキャストやシナリオが鎮座しているからね」
N◎VAというシステム(←世界ではない)においては、同じ現代というセッティングにおいて、『ジャッカル』と『千と千尋の神隠し』と『帝都大戦』と『サクラ大戦』と『ノアール』と『ブギーポップ』と、それからすべてが同居していても一向に構わない。いや、むしろ、そういうものこそ推奨している節がある。そこら辺の「なんでもあり=好きにシナリオを作れる」というあたりが、自分がN◎VAが好きな理由のひとつだね、明らかに。
「世界設定を再現したいがためにセッションをしているのではなく、物語を紡ぐため(←なんども言うように、これは一本道ではない)にセッションをしているからね」
でだ、スタイルを刺激しろとかコネを利用しろとか主人公を設定して他者を巻き込めとか、そういう話をしていた。
「あー。でも、それって、ある種の人種を排除しているよね」
うん。実は、『当事者性』の話は、TRPGに物語を求めない人種を明らかに排除している。序盤に、「N◎VAに参加する以上、PLは物語を求めていますので」とか「スタイルそのものが既に物語を内包しています」とか、そういう物言いをしていたからね。
個人的にはその意見には賛同するけども、それは、TRPGに違うものを求める人種を明らかに排除するからね(苦笑)。総論賛成、各論反対というところかな、個人的には。
あと、『当事者性』という切り方は、PLをお客様として扱うプレイングになりがちだからね。流れに乗ったお客さんは良いけど、その流れに乗り切れないお客さんには一本道のそしりを受ける嫌いがある。やっぱり、オープニングでいきなり神業を使うのは、アクトの方向性をかなり強引に限定する事になるよね。
「良しにつき、悪しきにつき」
そ、良しにつき、悪しきにつき。PLに、アクトの方向性を明確に指示できる一方で、明らかにPLの創意工夫の可能性を奪うことになるから。RLがアクトの方向性を決めてしまうと、PLとしては、基本的に『演出面でしか』創意工夫をすることができなくなる。これを嫌がる人は、結構多いとは思う。ま、そう言う人に限って、ただのルーニーだったりする、というのが個人的意見だけどね(しれっと)。
「他の参加者を困らせて楽しんでいるだけの困ったちゃんね。SWでグラスランナーやりたがる人に多いね」
N◎VAが、そういう人をあらかじめ排除しておくのは、心情的に理解はできるけど、一方で、何ともやりきれない気持ちはある。ごくたまに瓢箪から駒ってのもあるし、物語の方向性が気にくわないので修正を求めたい一瞬ってのもあるからね。
「煮え切らないね」
うん。一歩間違えれば、ただのルーニー、最近の言葉で言えば、ドキュンな厨房なので。
それに、排除って言っても、はじめからただ排除するだけではなく、プレアクトでキャスト導入などを一部公開することで、アクトの方向性の摺り合わせを行うこともできる。この点、社長の「TRPGゲーマーというのは、自由度を金科玉条のように考えてていますけど、シミュレーションゲーマーとかに言わせれば『戦場がわからないのに戦力を投入するのは愚の骨頂だ』ということらしいです」というのは、示唆的だね。
「まあ、TRPGゲーマーの多くは、D&Dのころから、その戦力で、“なんとかする”という思考に慣れ親しんでいたから、そこにシミュレーションゲーマーの視点を持ち込んだ社長の物言いは卑怯な気もするけどね」
N◎VAって結局、セッションを失敗させないための方法論をルール化したようなものだからね(苦笑)。その時点で、他のTRPGとは思想考え方が明らかに違う。マナーとして理解されていた概念をルールシステムに持ち込んだんだ。そこで混乱や批判があっても仕方がない。マナーという緩やかな統制がされていたものを、いきなりルールという、より束縛が強い(と思われる)概念で拘束すれば、とまどいや反感があっても仕方がないでしょう。だいたい、プレアクトなんて、特にキャンペーンを成立させるには重要な概念だし。
そんなルール群は結局、N◎VAの場合、パーティー概念を解体した時点で他のシステムよりもはるかにセッションの崩壊度は高くなっているための救済策にすぎないではないか、という批判も考えられるんだけど(というか、現に言われた)………じゃあ、昔のセッションが常に成功したかというと………。
「途中で立ち消えになったキャンペーンは数知れず」
そ、セッション自体は成立していても、途中でモチベーションが無くなってキャンペーンとして成立しなかったものは多い。私の実体験としてはね。なので、そのルール群がN◎VAにしか通用しないかというと、さて、と思う。
「されども、失敗を怖れて甘美な蜜を逃すのは口惜しい」
という考え方もあり得る。困難な道を進むからこそ、セッションが、キャンペーンが成功したときの歓喜は計り知れないのだ、という物言いもあるわけだ。
しかし、これはそもそも、そういうのはただのマゾだという反論もできる。
あとだ、困難な道を突き進むと、ならば、束縛を越えてみせろ。束縛を超越することこそ真の美である、という物言いもできるわけだ。
「黒緒氏には三秒で却下されたけどね」
私は、完全に自由な中から生み出される美というものは存在しないと思うのよね。それよりも、束縛から逃れるという人の営みの方が、美と呼ぶに値すると考えている。だいたい、「完全なる自由」ってなによ? って思うし(←法律屋らしい意見だと思う)。
「むやみに長くなったけど、そのあとは?」
プレイスペースでそのままN◎VA〜〜(にへらっと)。
「八卓がめいっぱいのはずのプレイスペースに、九卓立つ。しかも、全卓GMを含めて参加者が六人」
隣の卓との間が30センチも離れていないため、さわがしくって、聞き取りにくいことこの上ない(苦笑)。まあ、いつもは、こんなにすし詰めになることはないんだろうけども。
テーマタロットマヤカシ、アクトタイトル「月に、狂う」!
え〜〜、参加者の皆さま、私のとんちきなシナリオに最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。まさか、たまきちゃんがあれなことをした上で、ミューズまであれなことをするとはっ(謎)! そして、ソレはさておき(マテ)、周防景昌(日本軍の呪術士官。大佐)は演出していて楽しい。
「反省点は?」
キャスト5をおいてきぼりにしてしまった感があるのが、山よりも高く海よりも深く反省。まだまだ未熟者故。
そのあと、いいだ氏に声を掛けられる。
「つーかさ、待ち合わせをしていたのに、目印とか決めておかなかったのは、どうよ?」
まあ、会えたから良いじゃん。
池袋に移動して夕食、そのままNOAHでセッションだ(←莫迦)!
本日二本目は、SSS8-1「悪魔のいる天国」。SSS、いや、N◎VAシナリオの最高傑作だ。
「クロマクがッ! クロマクがっ!」
クロマクのキャストが、悪役エフェクトがかかって良い感じだった。このシナリオ、クロマク導入無いけど、新しい魅力を再発見したよ。
「まぁ、そもそも、カブト以外、推奨スタイルに意味がないシナリオなんだけどね」
で、二時過ぎ(だったかな?)にセッションが終了したのでお開き。私は明日もセッションがあるので、そのままタクシーで帰宅した。
「5800円………莫迦?」
莫迦ですが、何か?
(二日目に続く)
本気で、身体がだるい。ここ数ヶ月、無茶しすぎたのか? 三日連続で早めに帰宅する。
ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、こちらにお願い申し上げます。