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(2003/12/19追記)
サイトが……消滅……した……。
技術者以外の人は、技術に思想とか理想って、あまり感じていないところがあるよね。でも、技術者も思想も理想はあるわけよ。普通の人間並みにね。
(2003/12/19追記)
サイトが……消滅……した……。
そこで(現実逃避)、同一性保持という概念があるから、その破壊行為(=リミックス)の(芸術としての)価値が高くなるのではないか、とか考えてみた。デュシャンの泉ではないけれど、著作権に対するアンチテーゼの堤出の方法としては結構エレガントだろう。_リミックスのような行為を現行著作権制度は意識していない。現行著作権制度の基礎は複製権にあるし、そこで想定されている複製能力では記録の一部分を都合良く抜きだして編集なんて行為が成立するはずはなかった。
しかし現実に複製能力は著しく向上し、リミックスという行為も可能となった。
そして、N◎VA-Dげっと。
横浜でJGCに参加した某人物と落ち合ったのだよ。うひ。
●インターネットは引用でできている河上 インターネットっていうか、HTMLが面白いっていうのは、引用の文化なんですね。「>」印をつけて引用したりとか、あるいはリンクってのも、「ここを参照しろ」という引用でしょ。そういう意味でいうと、引用を許さないっていうのは、インターネットの自殺じゃないかという気がするんですね。例えば掲示板で、相手の言葉引用するときにいちいち許可とるのか。
「インターネットストーカー?」
失敬な。純粋な学術的興味だ。
みんなの思いは、こうなんじゃないかと思う。
「この文章は公開したものだから、誰がどう読もうが、どう溜めこもうが、どうまとめようが、個人での利用の範囲なら好きにして。ただし商売には利用しないで」
これは、よく考えてみれば不思議な感覚だ。自分で商売に利用する気が(とりあえずは)無いものでも、人に商売に利用されるのはイヤなのだ。一つには、ちくしょう、金になると知ってりゃ自分で売ったのに、があるだろう。これは著作物を財産と捕らえた時の本音だろう。でもどうもそれだけじゃあ無いようだ。つまり、ネットワーク上で公開したからには、その時点でその文章(情報)は無償で提供されているのだ。無償で提供したのは、人に無償で利用して欲しかったのだ。その理由は人それぞれだろう。自分もそういう利用をしたいから人にもすると言う人や、利用者からの賞賛が欲しい人。文筆家を目指していて文章の訓練をしている人や、何らかの政治的・思想的主張をしたい人。彼らもしくは彼女らは、自身のみが理解する対価を得ているのだ。それはもしかしたら自己顕示欲なのかもしれない。欲望が満ちると言う事は、対価を得ていると言う事なのだね。
それは、お金を得たら手に入らない、ごく厄介な対価なんだな。これを守る権利は、間違い無く「著作権」とは違う、何か新しい権利だ。これらを満たして、万人に理解し易いプロトコルと、その権利主張が成されている事が一発で解るタグ。そんなものが無いものかな?
Copyright じゃダメだ。これは正に「著作権」を示したもので、商用利用を前提にした権利だ。しかも著作者の権利ではなく、流通の独占による金銭的利益を保護するためのものだ。
いくつかのコミュニティがこの思想の確立に挑戦している。でもそれが世間に広まるにはまだまだ時間がかかる。そしてその初期には読者の無理解よりも、むしろ現在の利権を守ろうとする著作物流通業者との軋轢の方が大きいだろう。
んで、セッションは、久しぶりに、ワースブレイドをPLで二本ほど。
騎士キャラをやれと言われたので、操手なんて職業をプレイする。考えてみりゃ、操手で遊ぶのはじめてだ(ワースの花形なのに)。
真っ直ぐに成長した、実直で正直者で、礼儀正しく貴婦人に優しい、そんな、騎士の鑑のような少年を演出してみた。
まあ、White氏と、うだっと、著作権周りとかゲーム論とか話していたのですが。
ブースに来てくださった皆さま、火塚のシナリオをご購入してくださった皆さまに、感謝を。
「いや、奥さんの家事を手伝うときの心がけであって、メイドの心がけじゃないじゃん」
西村博之氏の話 (勝訴後の二次被害は)削除要求だけでなく、掲示板管理人から金を取ろうとした裁判なので、清水さんを知らない一般ユーザーからも反感を買ったためだと思う。(相次ぐ厳しい司法判断は)出版社と読者という関係を想定して法律が出来ていて、掲示板のようなメディアを想定していないためではないか。
「さくらたん大変 さくら出版問題を土台に」
素晴らしい。
「大変なのは、あんたの頭の中身だ」
「コミケ、来週だよね」
頼まれていた、著作権関係の論文が、まとまらない。
さくら出版問題を書くのだが…。とりあえず、事件の整理をしたところで、オチに詰まる。
「オチって、なんだよ…?」
山があったら落とすのが論文ダロ?
「激しく違う」
むう、仕方がない。ひとりで考えてもどうしようもないぞ。黒緒氏でも呼び出して、討論してみるか…。
「呼び出された黒緒氏にしてみれば、偉い迷惑だな…」
黒緒氏と三時間程度喫茶店で討論を交わす。著作権の根拠や著作権の内容について、歴史的経緯からかなり突っ込んで議論できたのは、大きな収穫。……むう、ここまで頭を使ったのは、久しぶりだ。実際、考えすぎでふたりとも、知恵熱出していた。
「糖分が足りない!」
とふたりでわめき、パフェを貪るようにして食べ、糖分を補給する男ふたり。
で、小腹が空いたので、そのまま、お気に入りの焼鳥屋に。
「旨い、余りに旨すぎる!」
果実のようなジューシーな甘味がする日本酒、旨味を蓄えた焼き鳥(まるで、お菓子のような甘さなのだ)、梅酢を掛けて味を調えた冷やしトマトに、驚くべきことに芥子との相性が最高の鳥刺し。いやぁ。久しぶりに来たけども、凄く満足できました。
「ひとり頭9000円ってのは、どうにかしようよ」
うまきゃイーの。
今日の名台詞
「食料は腐る。では、金に代えよう」
詳しくは、下記URL参照のこと。…つーか、こんなうさんくさいロジックが、現代の資本主義を支えているかと思うと、少々めまいを覚えた一日だった。
http://www.ethics.bun.kyoto-u.ac.jp/~sasaki/study/intellectual_property.html
http://radicals.at.infoseek.co.jp/het02/mercantilism2.htm
もちろんバイアスが全くかかっていない「情報」はまずないでしょうから、バイアス部分をどう解釈するかの話だとは思いますが… 一体何に基づいて判断すればいいのかなあ…
「莫迦、ダロ」
うひ。
N◎VAは、火塚の新作テーマタロットニューロ「Copyright? Copyleft!」。
ニューロエイジの著作権制度、コンテンツ制作を根本から揺り動かす大事件が発生するという内容のセッションである。自分の著作権の持てる知識を総動員した、怪作。…なのだが、ゲストの台詞を、もちっと、きちんとテキスト化しておかないとシナリオに深みが出てこないなぁ。早くテキスト化しないと…。
ブレカナは、「オーレリアの甘言」。火塚が“次期枢機卿候補”アンジェをやりたいやりたいとわめいた結果、GMが即興で作ってくれたシナリオだ。
ノエルが魔剣カーネイジに魅入られるというお話を題材にしたシナリオ。そこにオーレリアが一枚噛んで、話は混迷を極める。ところどころ、良い感じにシーンを演出できたので、凄く満足。
「陛下、こちらは、教皇猊下からの贈り物でございます。どうぞ、お受け取りください(所持品の鷹を差し出しつつ。10クラウン。1000万円)」
「(PCに向かって)可愛いお嬢さんだこと。お姉さんが飴をやろう」
「(シーンに登場しつつ)ほう珍しい、北方の芸人かえ。妾もその芸とやら、観たいと思うぞ」
「(シーンに登場しつつ)ノエル卿の周囲をうろちょろと嗅ぎ回っている“耳長”(アルダ)の跡を付けていたら、思わぬ方と出会いましたね」
「(従騎士のPCに向かって)卿! …夢々、道を違えなさるな(優しくほほえむ)」(←ナイトの称号を持たない従騎士に向かって“卿”と呼びかけるということは、アンジェがそのPCを戦士として認めたことを意味する)
「(オーレリアに向かって)だまらっしゃい、魔女が!」
「(オーレリアに向かって)神の御業を信じられぬと? 人の業で救うと! っは! 傲慢な魔女めが! 見よ! 国を! 人を! 大地を! これが、神の御業、神の奇跡でなくてなんとする!」
「(オーレリアに向かって)魔女よ、まさか、なにも策を授けずに、立ち去るというのか? 神の奇跡ではなく人の業を求めるが故に、ノエル卿を闇に堕としたと言うのにか? 己が正しいと思うのであれば、魔剣カーネイジと戦う“人の”策を授けるのが、道理ではないのか?」
「(教皇の声を遮るように大声で)教皇猊下。ご安心を。ノエル卿を付け狙う闇は、払われました。ノエル卿は潔白無実。私が聖誓いたします(∵紋章∵)」
…あーしまった。
「?」
いや、楽しいセッションだったんだけども、何か足りないなぁと思ったら。
「思ったら?」
Pinkが足りませんでした。
「黙れ」
むう。もしかして俺、ブレカナがやりたいんじゃなくて、Pinkがやりたいんじゃないのか?
「黙れ」
「……で、セッションは?」
「明日に備えてもう、寝ましょう」
……俺、なんのために、終電で横浜まで来たの?(涙)
仕方がないので、プレイスタイル談義。
特に、ブレカナでのプレイスタイルとして、PCがPCと対立して良いか? という話に。
PLのひとりは、PCの気持ちをシミュレートして動かす以上、対立しても当然だという話に。例え、ここで自分のキャラが引いた方が話に収まりがつくとしても、最後まで頑張るべきだという話になる。
まあ、その気持ちは、判らなくはない。私も、深淵や旧天羅では、そういうプレイングをする可能性が高い。だけど、私がブレカナをプレイするときは…。
「例えば、PCに好きな人がいるとしましょう。ここで、自分のPCが引いた方が明らかに話の据わりが良くても、そのPCの性格次第ですが、そのPCが独占欲が強いのであれば、ほかのPCと対立してでもそのPCを奪おうとします。結果は、その後についてくるものにすぎないでしょう」
「私(火塚)の場合は、違いますね。そのPCが引いた方が話の据わりが良いなら、狂言回しを散々やって話を混迷に導きつつも、最後は、恋に破れて身を引くように動かします」
「頭が悪いキャラならそれも分かるのですが、頭がよいキャラだと、それはちょっと…」
「頭が悪いキャラならば、愚かに振る舞って恋に破れます。頭がよいキャラならば、小賢しく振る舞って恋に破れます。…もちろん、シーンの展開次第で、そこら辺の立ち振る舞い方、最終的に目指す結論は変わる場合もありますが」
「私、こう言っちゃなんですが、GMの要求には、確実に答えているんですよね」
「GMとしてみていて判るんですが、ほんと、そうですね。だけど、何か違うような(苦笑)」
「あれだ。GMがお茶を煎れてくださいと、日本茶を指さしたら、自分のバックを漁ってハーブティーを煎れるぐらいのずれっぷり(爆笑)」
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