ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、こちらにお願い申し上げます。
風邪を引きました。結構、頭痛いです。体も、なんだか、熱っぽいです。
原因は明らかです。昨日、お酒を飲んだ上に夜風に当たっていたからでしょう。指導教官のお宅に拝見し、そこのバルコニーでバーベキューを喰いながらワインをあけていました。うう、頭痛い(二日酔いではないことだけは確か)。
…とはいえ、これ以上、ずるずると宿題をやらないといつまで立っても終わりそうにありません。ここは、ちゃっちゃと宿題を終わらすに限ります。
<a name>タグですね。すみません、手抜いていました。確かに、おっしゃるとおり、<a name>タグ使った方が便利なんですが…。めんどいから、パス(爆)。とりあえず、11月からの記事すべてに<a name>タグを導入することにしますから、それで勘弁してください。
確認しましたです。下にも書いたとおり、源内氏の記事への直接リンクを開設しました。
そうです。これははっきり言って、相当疑問だったりします。な〜〜んで、みんな、EVAに囚われてしますのでしょうか?まあ、特に序盤のお話の出来、演出のうまさは、アニメ史に残る傑作だとは思いますが…ね。
単純に考えればそうなるのでしょう。自分が操作する、自分の視点となる操作キャラクターが主人公ではないとは、普通、誰も考えません。これは、もはやゲームという作品様式の作法といっても良いかもしれません。そう考えれば、やはり、『Kanon』の主人公も、あくまで祐一だったのでしょう。でも、それにしたって、『ONE』も、『Kanon』も、作品としてみたとき、プレイヤーキャラクターの視点から見た『場』にすぎないという印象が強いですよね。そこら辺捕まえて、私は両作を小説的と呼んでみたり、呼ばなかったり。これを進歩と呼ぶか退化と呼ぶかは評価が分かれるところなのでしょう。ゲームに新しい表現を取り入れたと言えば、それは進歩でしょうし、単に小説をまねただけの独自性のない取り組みといえば、それは退化なのでしょう。
ところが、ここで『Kanon』をゲームと呼ぶべきかは、結構迷うところがあります。私自身、コスティキャンのゲーム論(馬場秀和ライブラリ)には強い影響を受けていますから、『意思決定を必要とする』のが、ゲームの最低条件なんだと思ったりします。そうだとすれば、『Kanon』は(『ONE』を含めて)、むしろ電子小説とか、ノベルズと呼ぶべきものではないかと最近考えています。ただゲーム機やPCを媒介・メディアにした作品は、未だに慣習上「ゲーム」と呼ばれているにすぎないだけだと思います。ゲームと呼ばれていても、その意味するところ、楽しみを見いだす重点は、まったく別の所にあるのでは?と思うのです。だいたい、ドリームキャストも、PS2も、ゲーム機ではないと主張していますからね(特にPS2)。電子的な作品や、ネット上で公開される作品を見るためのツールにすぎないというわけです。たとえるならば、同じビデオで見るにしても、テレビドラマと映画レンタルは、まったく別ジャンルの作品と見られるのと同じ、ということでしょう。
以上から、私は『Kanon』をノベルズと定義します。
話を元に戻します。
先ほど私は、『Kanon』は実はゲームではなく、むしろ小説に近いノベルズというジャンルであると定義しました。すると、話は結構ややこしくなってきます。つまり、ゲームではなくノベルズではない以上、「ADVという形式を取っている以上、主人公をPC以外に設定できない」とは言い切れないのです。小説と同じく、主人公が主人公ではないこともあり得るわけです。だからこそ、私は各論脚注1であのような煮え切らない表現をしたわけだったりします。
とか、書いてみましたが…ごめんなさい、私、一つ嘘をついています。
White氏は「ADVという形式を取っている以上、主人公をPC以外に設定できない」とは言っても、「AVDとはゲームである」とは、一言も言ってないのです(爆)。
まあ、それはさておき、上に書いたことは現在、本気で自分を惑わしています。TRPGとは何か、それを考えるに当たって、ゲームの定義は避けて通れない問題です。ん〜、何か良い考え方はないものでしょうか?
4.あゆが「帰還」した意味(あゆシナリオ)については、結構誤解している方が多いようです。
あれは、ジュヴナイルファンタジーであったとすれば、例えばこのような構成の方がふさわしいという一つの提示にすぎません。別に、あれが唯一絶対とは考えてはいないのです。ですから、White氏の提案も正しいのだと思います。まあ…私の書き方が誤解を与えやすかった、ということなのでしょう。その点、素直にお詫びいたします。
折角18禁なのに…同感です。
なお、White氏は、そこら辺のことすべてわかった上で、ああいう風に書いているものだと思います(爆)。
世界的な傾向かといえば、おっしゃるとおり、アメリカやアフリカの民話研究は未だ不十分なのでしょう。実際、私はアメリカとアフリカの民話なんて、ほとんど知りません。ただ、そうはいっても、民話学の学者さんたちもフィールドワークには余念がありません。我々が考えている以上は研究が進んでいるようです。ただ、それが私たちの目に見える形で出てきていないと言うだけです。特に研究が進んでいるのはシンデレラの類話だそうで。ヨーロッパ各国のみならず、日本・中国は当然、アフリカやアボリジアの民話研究にも及んでいるとか(まあ、論文を手にしたわけではありませんから…)。というところで、許してください(笑)。
(追記) とりあえず…ご愁傷様です。ま、ここは一つ、気を落とさずに、「バーンとォ! 」いってみましょう!!
「考察だとか評論だとか超長感想文とか その1」「その2」、読ませていただきました。
つうことで、構造主義の欠点というタイトルで反省文を書きましたので、是非、そちらをお読みください(爆)。
そうそう、それから、雪駄氏はTRPGゲーマーだそうで…、では、お返しとして、シナリオを一本、本HP上に掲載することにしましょう。これを読めば、恐らく私が何考えて作品を読む人間であるか、おおよそ理解できるのではないかと。とりあえず、11月末にはアップしたいと思いますので、期待しないで待っていてください。え、シナリオタイトル?『猿婿』です(ニヤリ)。
申し訳ございません。更新がずいぶんと滞っていました。いえ、少し私用で、手一杯だったもので…とりあえず、本日をもって、一息、息がつけました。
てなわけで、『ONE』の箱、『Kanon』構造分析、構造主義の欠点を更新しました。見てください。
なお、『Kanon』構造分析については、源内氏のご厚意(?)により、直接のリンクも開設いたしました。
さて、しばらくROMってばかりだったおかげで、ずいぶんと宿題がたまってしまいました。ということで、今日は、その宿題を片づけていました…が、眠いので、もう、寝ます。明日には、宿題を終わらせたいです。
今日は、かねてから知り合いと約束していたTRPGコンベンションに出かけました。
コンベンションとは、TRPGをプレイする大会みたいなものです。大会といっても、50名規模で、プレイの優劣を競うものでもありませんが。
はっはっは、見事に遅刻したさ。10時近くまで爆睡かましていました。あわてて出かけ、主催者に平謝りして、何とか、卓に入れて貰いました。
で、システム感想。
割とやりやすかったです。個人的には、ガープスよりも簡単でした。慣れれば、30分もあればキャラが作れそうです。マスターの説明がうまかったこともありますが。
シナリオの方も楽しませていただきました。プレイ開始三十分で話の方向性が理解できるようなシナリオで、後はひたすら話の展開を楽しむシナリオです。私はこういうタイプのシナリオの方が好きなので、大満足。他のプレイヤーにも恵まれ、楽しい一日でした。
その後、知り合いをはじめ十数名でお食事に出かけました。少年漫画論について熱く語る方がいたりと、これも楽しめました。少年漫画論については、また後日。
今日は、答案練習会の日。朝一で高田馬場に向かう。
…ごめんなさい。完敗です。顔洗って出直してきます。
しょうもないので、復習を食事しながらとっとと終わらし、その足で友人の所に遊びに行きました。今日はお食事会の予約を入れていたのです。
そこで、女神転生TCGをプレイ。ぬぬ、負けが込みました。弱いな、私。プレイングのミスが随所に見られました。これは修行が必要です。
その後、お食事に行きました。
その時、友人が頼んだのが、ミルクメロン…。
「お客様、お飲物はいかがなさいますか?」
「ん、ちょっと待って、後で頼みますから」
「かしこまりました」
「どれどれ…」
「あ、俺、ただ飲み券あるから、アルコールでも取ろうや」
「待て!これを見ろ!!」
みんな、一斉にソフトドリンクの覧をのぞき込む。そこに燦然と輝くのは、ミルクメロンとミルクバナナ…。どことなく漂う、危険な薫り…。ゲゲボジュース愛飲家としては、挑まれた挑戦は避けてはならない。
「ミルクメロン二つ」
「…かしこまりました」
その時の一瞬の間、一瞬の怪訝な顔、我々が見逃すはずが無かろう。その時の店員はこう考えていたのだ。
…味は、まろやか〜でした。焼き肉食べるのにはちょっと不適切ですね、この飲み物。
今日はバイト先で刑事訴訟法のテープをダビングしました。
5時間はかかりました。その間に、商法の勉強を少々。明日は、答案練習会です。
ん、何のことだって?そ・れ・は、ひ・み・つ。
その後バイトに行ったので、今日は特にこれといったイベントのない一日でした。
疲れたから、もう寝ます。
今日も時間がないです。明日も、忙しい。いい加減立てたいコンテンツに手が付かなくていらいらしています。
先日、先々日にSilentBells氏から頂いたメールを改めて読んでいました。うん!!やはり、議論という物は、こういうものを言うんだね!ちゃんと、議論の展開、反論、再反論、それらに対する提案が段階を追って提示されています。きちんとレスを返したいところですが…物をまとめる時間がないのが実状だったりします。そういえば、雪駄氏にもきちんと返事を書かないと…。
そうそう、今日から確か、『エクセルサーガ』がはじまるはずです。個人的には大好きな漫画ですが、あれは、アニメ向きではありません。友人の情報からも、期待度『滅殺』といったところでしょうか…。
とりあえず、記念として、こんなん作ってみました。
昨日に引き続き、時間をやりくりして『Kanon』構造分析を構築中。それとバイトで、一日とられてしまった…。なんか、覇気のない一日だったなあ…。
採点した答案を提出…と。
はあ、今日は平和な一日だなあ。思わず、友人の甘い言葉に乗ってはじめてしまった女神転生TCGの四弾コモンパックを200枚近く剥いてみる。………う〜む、このシバルバーとグライバ(こっちはアンコモンね)、使えるなあ。これで、空中庭園デッキでも作ってみようか。何でもかんでもお空に飛んじゃえ〜〜〜っていうコンセプト。楽園である以上、ギャル満載にせねばなるまい(笑)。
って、ああ、だから私はTCGには手を出したくなかったんだ!!くそ、お金と時間がどんどんと飛んでいく!
いい加減、メールがたまりました。今日は一日、レスを返します。それから、『Kanon』構造分析も、リンク周りを完全にしよう(現在、改修中)。
答案を採点しました。むむ、添削をはじめて四ヶ月目ですが、みなさん、ずいぶんと文章力が上達しています。これもひとえに、私の指導がよいのであり、と、一人悦には入ったところで、本日の読み物。
ふう、良いリプレイだったです。
何というか、堅実なんですよ。FEARのように決して悪のりすることも、SNEのように変に凝ったセッションにしようとすることもないのです。とにかく、自然なんですね。シナリオも、セッションも、リプレイの作りも。
私自身は、フォーチュンクエストを良くは知らないのですが、読んでるだけで、思わず遊びたくなる楽しさに満ちあふれています。
何が良いって、シナリオがよい。人間同士のどろどろした暗闘を描いたシナリオばかりの昨今で、純粋に冒険心をくすぐるようなシナリオはむしろ新鮮に映ります。時折、ファンタジーの作法も取り込んでいて、ファンタジー読みの私も、思わずにやりとしてしまいます。
それと、プレイヤーたちが本当にたのしそう。プレロードキャラを嫌う人も多いですが、プレロードって、実は、戦力のバランスだけではなく、ストーリーのバランスをとる物でもあるのですよね。ストーリーという大きな流れで見たときに、やはり、たとえ魅力的でもそのシナリオには不適切なキャラ、あるいは、キャラ間の人間関係において明らかに不適切なキャラが出てくるものだと思うのです(よく言われるのは、熱血不在のクール)。このリプレイは、そこら辺がとてもうまく、みんなでストーリーを楽しもうという意識がとても強いのです。ちゃんと自分の為すべきことを心得て、決して逸脱しない。ストーリーを把握して、決してマスターを困らせようとはしないのですよね。やはり、楽しくプレイするためにも、自分のキャラの立ち位置を把握し、自分を押さえるというプレイが必要だと思うのです。ここら辺は、演劇論ですね。そういう意味では、これは本当にうまいリプレイなんだと思います。
今日は、久しぶりにTRPGのセッションをしました。
システムは何故か『女神転生』。あの、女神転生シリーズの、初代です。そう、TRPG界では、そのシステムの難解さから鬼門とすら言われている、あの一品です。だから、能力値一つ出すのに何で足した上で二分の一に割り、それを3で掛けねばならんのじゃああ〜〜〜!!!
いやあ、私の所の面子は、みんな、女神転生が大好きらしいのですが、実は、私自身は、いまいちなんですよね。プレイして面白いと思った試しがないんです。だいたい、…やめよう。これ以上はシステム批判とマスター批判になってしまう。批判を展開する場合は、やはり精一杯論理武装をしておかないと、無用に敵を増やすことになりかねません。とりあえず、あの、成功率がただでさえ四分の一を割るシステムである上に、それで、ロール(Roll)至上主義なんだもんなあ。ストレスだけがたまったセッションでした。
…う〜ん、いきなり、日々更新の原則を破ってしまいました。いけませんねえ。
いけませんと言えば、freeweb。ここ二、三日、本HPが開かなかった理由。
>■www4.緊急メンテナンス
>www4サーバー移設の為、以下の期間においてwww4サーバー
>の機能を完全に停止させていただきます。
>
>1999/09/30(木) 12:00:00 〜 1999/10/02(土) 12:00:00
こっちのアドレスは教えていたし、メール送るよう指示していたはずなのですが…何故か、メールがこなかったです。
まあ、それはよいとして。本日見た物です。
色々あったので、あちこちかけずり回った割には、要領が悪く、タイムアウト。収穫0でした。
また、明日も街に出なければ成りません。
帰ったところで待っていたのは、本HPのリンクその他のチェック。まともに機能するようになったかな?
疲労だけがたまった一日でした。
そんな一日の清涼剤。
ストーリーだけかいつまんで説明すれば、ある日突然、天涯孤独の少年の家に、メイドさんが転がり込んできました(いや、まあ、正規に家政婦さんを雇ったのですが、従来の文脈からは、こちらの説明の方が通りがよいので。そうみると、『ああ!女神様』の系譜なんですね、この作品)。そのメイドさんは、実は、宇宙人の侵攻に対抗すべく作られた戦闘用アンドロイドだったのです。で、当然、メイドさん(まほろさん)は、少年(優)に対する献身的な愛を注ぐわけで…これだけだと、ありがちな、野郎の欲望凝縮の一品です。
と、こ、ろ、が、そこに一つ、設定が付いています。まほろさんの活動停止まで、後、398日しかないのです。そして、一話終了ごとに、活動停止までの日数を表記するのです。一巻終了時で、後、365日…。
そう、気が付かれた方もおいでですね。この文脈は、いつか立ち去る「大人の少女」を見て、成長する少年の物語を示唆するのです。実は、『まほろてぃっく』は、立派なジュヴナイルなのです。そう、この、にぎやかで、穏やかで、退屈で、だけど、楽しい毎日の描写は、すべて、別れへの伏線として機能するのです。
そうそう、さらに心憎いことに、活動停止のその日は、実は、優のお父様の命日なのです。しかも、優のお父様のご職業は…司令官、戦闘用アンドロイドまほろさんの上司に当たります。私は、この後の展開がもう、気になって。気になって(笑)。
と、言うわけで、この、名作に化ける香がする『まほろまてぃっく』。私は、久々に強くプッシュさせていただきます。物語の王道のひねり方としても参考になりますし、オタク文化ではぐくまれたお約束の調理の仕方としても参考になる一品です。一度読んでみてください。
今日は、少し我が家を整理しました。で、『KEY the metal idle』をたたき売りに行って参りました。7500円也。
その待ち時間に読んでいたのが、これです。
さて、肝心の内容の方ですが。なるほど、彼らゲルマニア人が中世騎士道の祖先であることが納得できました。荒々しく、ばかばかしくも、素朴で、純情な彼らは、何となく、中世騎士道の理想を彷彿させてくれます。ここから、ヨーロッパの歴史ははじまったのでしょう。
それはそうと、この本、随所ににやりとできる点が多いです。特に面白いのが脚注です。いかにも、昭和二十年代の古い価値観(言ってしまえば、科学至上主義、社会進化論)をあちこちに感じさせてくれます。なるほど、古い本は古い本なりに、こういった楽しみ方がある様です。
明日も、街に出る予定です。
ようやく、カウンターの使い方も理解でき、とりあえず、KEYのネタばれ掲示板とワッフル同盟のKanon掲示板にHPの告知をしてみたら…あっという間に、30人を越えていました。びっくり。
今日は結局、新しいコンテンツ作りその他雑用、それから、俺の屍を越えるのに時間を取られた一日でした。
今日は、図書館に行った。眠りこけた。友人にあった。喫茶店で、作品を表現することの本質について、熱く語り合った。作品について語り合うと、無性にTRPGをやりたくなりますが…あああ、最近TRPGをプレイしていません。暇がないし、アイディアも、なんだか枯渇中。調子も良くなし…。
だあ!!負けてたまっか!!!
それはそうと、本日の読み物。
つい、だらだらと、俺の屍を越えていました(『俺の屍を越えていけ』)。早、十二代目になるのに、クリアする兆しなし…って言うか、ボス、強すぎ。そりゃあ、とことんモードにしている私が悪いのですが。
とか、文句かましますが、今のところ、良いゲームだと思います。育てる楽しみを噛みしめられるゲームに仕上がっています。CRPGの、ゲーム性に真っ正面から取り組んだ、良作です。TRPGゲーマーとしても、とても参考となります。
あと、このゲームの優れている点は、本当に、敵役が、小憎たらしいこと。いや、あの演出は見事でした。「あの」って?みなさんも、朱点童子を倒してみればわかります。チックショウ!!(笑)
ま、そんな小難しいこと抜きに、ファンタジー読みからすれば、あの世界観を見るだけで、もうお腹一杯です。必見は、OPムービーです。やはり昔話、神話、伝説の基本は、だまし討ちです。朱点童子、かっこよすぎ(笑)。
よしよし、狐も無事に、解放できたし、これで一つクリア、と。
親戚を招待するにあたり、近くのレストランで食事をして、幸せ。
バイトで、なかなか気が利いたジョークを出せて、幸せ。
今日は、こんな一日でした。
さて、本日の読み物。
(12月14日訂正)
正確には、「妖精は救われる程良くもないが救われぬほど悪くもない堕落した天使だ」でした。
やはり、文献引用は正確にやらねばなりません。
今日は、研究会に行って参りました。研究会といっても、学者さんが小難しい雁首そろえる物ではなく、毎回、実務家の方を講師に迎え、実務について、1,2時間べらべらとスピーチするというヤツです。
とりあえず、今日で最終回。特に有意義な研究会でした。中村伊知哉という方が、いらっしゃったのですが、発想が、良い人です。コンテンツ、作品という物を、ビジネスではなく、文化としてきちんと見ておられる方で、心底、感服いたしました。こういう方がおられれば、著作権業界の未来も明るいというものです。まあ、質問を聴く限り、そのことを参加者が理解しているかは、かなり疑問でしたが…(笑)。
今日は、良い一日でした。
これで、ようやく、完成…と。ぎりぎり、私の誕生日に間に合いました。みなさま、どうか、末永く、よろしくお願いします。
さて、本日の読み物は…
で、感想ですが。…良くできています。世界が、完全に閉じているのですね。その、閉じた世界の中で、見事に一つの神話を作り上げています。一つの事件を複数の視点から眺めることで、作品を鳥瞰するあたりには、ミステリーの謎解きを彷彿させるスリルがあります。よほど作品「構成」を構築できていなければ、たちどころに作品が破綻してしまうようなつくりです。作者の意気込みを感じさせる作りでした。まさに、構成の勝利です。
しかし、読みにくい一冊でした。
もちろん、読めないわけではありませんし、話自体は、とても簡素です。ファンタジーの視点から見れば、にやりとできるところもあって、私にとっても、なかなか良い作品でした。
そうではなくて、「文体」が、自分になじめないのです。
私、SFの世界には疎いので、良くは解りませんが、こう言うのを、ニューウェーブというのでしょうか?(違っていましたら、ごめんなさい)時間軸と主体がとにかく飛び回って、一瞬、主体がわからなくなる瞬間がありました。
また、それと根っこは同じ問題なのでしょうが、登場人物が多すぎます。「視点を増やすことで作品を鳥瞰する」関係上、どうしても、司会進行役というか道化役というか、そういうキャラを増やさざるを得ないのでしょう。代表格が、末真和子です…って、ブギーポップすら、道化ですね。ファンタジー読みとしては、おや、と思えるほどの登場人物の量でした。ファンタジーは、何よりも、簡素を好みます。
まあ、これが、ファンタジー読みの感想というヤツです。作品自体は、大変出来がよいと思います。
ただ、少し、言葉が美しすぎるのが鼻につくかな?ファンタジー読みは、「土臭さ」「おかしみ」を好みます。
しかし、分からない点が一点。何故、続編が出ているのだろう??物語は、完全に完結しているのに…
ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、こちらにお願い申し上げます。