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アクトメモを取り忘れたので、ダイジェストで。
私が参加したのは「詩神は去りぬ」という愛がテーマのアクト。キャスト1と王女マルガリーテとの愛のお話。キャスト1のPLさんがとてもうまい馬鹿ップルっぷりを見せつけてくれました。いや本当にあれは、愛すべき馬鹿ップルだ。
そこに、ほかのキャラたちがそれぞれの理由で絡んでくる。王女マルガリータに密かに恨みを抱く修道女(マルガリーテによって破滅させられた伯爵の孫。ほのかなロールが、女の情念を感じさせてくれました。さすがに、女性PLは堂が入っている)。見るも痛々しい修道女に忠実に使える家令(愚かしいまでの忠誠っぷりが鮮やか)。王に忠誠を誓う騎士(序盤、ロールをつかむのに苦労していましたが、後半から、登場タイミングを押さえた立ち回りが光っています)。
私のキャラは“星鉄鍛えし”ローエングリス(フルキフェル=ディアボルス=エフェクトス)。魔神を宿敵とするエルフの刀鍛冶にして女魔術師。魔神を倒す勇者に鍛えた魔剣を与えるという誓いを立てている。その魔神を追いかけての参入。
実を言うと、キャラ作成の段階で、立ち位置についてGMと相当もめていました。正直、ここまでアルカナを狭く解釈されるとは思っていなかったので……。小一時間にわたる討論の末、ようやくお互いの妥協点にたどり着く。……まあ、自分がエルフの刀鍛冶にこだわらなければよかったんだけども、最後に余った導入を選んだ以上、それくらいの我が儘は許してほしいということで。……さすがに、そこでやりたいキャラを却下されるとモチベーションが……ね。
結論から言えば、シナリオ全体でとても正しいファンタジーロールによって要所要所を決める、とても堅実な演出ができたようです。参加者全員の反応も上々でした。GMからも「賢者導入がまさかこんなにかっこいい役回りとは思っていなかった」とまで言われたし。
秋葉、いろいろなSSで弄られてちょっと学習した模様。素敵な一文。秋葉はそうでなくっちゃ。
二本ともはずれた感じ。個人的には、夏公開の『キング・アーサー』がかなり期待。その前に『トロイ』観たいけども。
グィネヴィアが弓もって戦うあたり、かなり嘘くさい。まあ、記憶をたどると、グィネヴィアが籠城戦の指揮を執ったことはあったはずだ、確か(モードレットが裏切ったときに)。なので、グィネヴィアが全く戦えない、ということではなかったというのは事実、のはず。そもそも、アーサー王伝説自体、時代背景無視のスーパーチャンバラの装丁をなしているわけで、別にグィネヴィアが弓もって戦っていても文句はないわけなのだが(苦笑)。
ところで、Fateでは、アーサー王が萌えキャラ化しているのですか、そうですか。まあ、アーサー王物語はスーパーチャンバラなので文句ありませんが(いや本当に)。
「うーむ。連戦したいが、体力が残り少ないな。どうしたものか?」
「レベルを下げるか?」
「休息するのももったいないし」
「仲魔集めに走ったら?」
「いや、初志貫徹。作戦が失敗する場合のほとんどが、初志貫徹できなくて中途半端にひよったときだし」
「……まて、ここにこんなアイテムが」
取り出したるは、悪魔の家。データはオリジナルのアイテムで、効果は、体力の逆スワップに失敗すると死亡。一方、PLは命運で無理矢理成功すれば良いだけで。
かくて、修行の連戦が。
「ヌシたち、懲りずにまたくるとは、若いのになかなか見上げた根性」
しかし、PCたちは勝利を確信する。高らかに掲げられる悪魔の家。
「え、ちょ、ちょっと。待ってよ、ねえ……ひきょーものー!」
悪魔の家に吸い込まれ、消滅する天狗たち。
思わず顔を背ける男性陣をさしおき、姉阪は高らかに宣言する。
「失礼ね。兵法です。兵法」
なんか吹っ切れたようで。
ひとりあたり計500経験点獲得。予想以上の戦果に皆、ほくほく顔。残りの行動をどうするか相談する。
「最後のターンにまた修行をするとして、次のターンの行動をどうするか」
「休息すべきか、仲魔集めに走るべきか」
「少々リスキーだが、仲魔集めで戦力を増強(一時命運とHP・MP)すべきでは」
四国と近畿とに別れ、仲魔探索に走るPCたち。
四国では、野郎二人が、力ずくで悪魔を従える。……ひどい。
「いや、姉阪が提案したんじゃねーか、このアイディア」
「提案したのはあくまでPLですよ?」
一方、近畿。
「えー、君たちの目の前には巨人とそのお友達がいるわけでして。巨人のレベルは……げふ。なんだこのレベルは」
「そ、それは、怒らせるとまずいレベルか?(ガクガク)」
温厚に行こうと、作戦を練る二人。とにかく、怒らせる行動オプションを残さないように細心の注意を払う。47マッカ貢いだり、100点近いダメージ食らったり、命運捧げたり、なかなか酷い目に遭いつつ、ようやく交渉に成功。
げふ。パワー(35レベル)にトロール(47レベル)、それと精霊二匹ですか。ほかにも何体か仲魔に。かなりの大量具合にほくほく。魔道やっているおかげで、仲魔にするの諦めなくて済んだし。
パワーを相方に渡し、姉阪はトロールを仲魔に。
「……っは! トロール召還したときはトロールの肩にちょこんとお嬢様座りしている!? そ、それだ! それで決まりだ! それ以外ゆるさねえ!」
『うわー、すごーい。たかーい。やっちゃえトロールさん(歓喜の声)』
「うわぁ、いい気になっている(ガクガク)(ほかの参加者)」
「なあGM、なんか自分、アラシたんの気持ちが少しだけわかった気がする」
「さいで」
天狗*5を瞬殺して、セッション終了。次回冒頭の悪魔合体を見越した今回の戦利品は大物悪魔五体。なんか、勝てそうな気がしてきた。
そのあと、何の疑念も持たず、はた亭に向かう。
主人公導入:“河渡の哲”(カブキ●、フェイト、レッガー◎)
娼婦導入:“Friday,13”キャサリン香川(マネキン◎、クグツ、マヤカシ●)
記者導入:“シェヘラザード”若狭千夜(カブキ●、フェイト◎、トーキー)
警官導入:“The High Master(自称)”ジョー=ミヤモト(カブキ●、カゲ、イヌ◎)
“義体使い”アーシア・メイデン(カブト、クグツ◎●、ハイランダー)
千早重工査察部後方処理課所属。痛覚障害を負って生まれた女性。義体に換装し、神経系を復活させた。以後、生きている実感を求め、喜ぶようにして心身を危険にさらしている(〈カバーリング〉〈※封印記憶(自己犠牲)〉)。世界屈指の義体使いで、〈メイデイ〉相当の“ニューロデッキプログラム”を操る。
性格は明るいお姉さん。エリート系女傑。
……うーむ。「世界屈指の義体使いで、〈メイデイ〉相当の“ニューロデッキプログラム”」という設定は面白いのだが、いかんせん、消費経験点が莫迦にならん。シェイプアップしても250点キャストかよ。
“河渡(かわわたり)の哲”(カブキ● フェイト レッガー◎)
「悪いね、そいつはあたりだ……裏が乗って、三倍満。逆転だ」
風来坊を気取る雀打ち。先代河渡組組長に可愛がられ、代打ちをこなすうちに河渡組と強い繋がりを持つように至った。杯は受けていないため、河渡の組員ではない。通り名は、組長が後見人となっていることや河渡の代打ちを良くこなしていることから付いた。
腕っ節は激弱だが、思い切りの良さと逃げ足は天下一品。親分肌で勝負事にも強いため、多くのゴロツキが慕って子分になっている。
音羽南海子とは、代打ちの管理や雀荘の上納金の金額などで折り合いが悪く、冷戦状態。
コンセプトは“坊や哲”。チンピラっぽさと大物ぶりの微妙なバランスを目指そうかと。音羽南海子とは折り合いが悪く、いつも無理難題を押しつけられているので、そういう導入にしてくれると嬉しい。
コンボは〈芸術:麻雀〉+〈事情通〉。麻雀で借金を負わせて、代わりに情報をぶんどる演出で。〈マエストロ〉で達成値を伸ばすなんてはしたないことはしない。至高の一品(左手芸)が、お気に入り。〈※ミスリード〉〈ミリオンヒット〉〈熱狂〉で、精神的・社会的に敵を追いつめる、本物の玄人。
http://www.web-sanin.co.jp/gov/boutsui/mini00.htm
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2004/04/post_10.html
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=65774&pg=20040206
http://k9999.fc2web.com/akiko.html
てけとーにクリップ。
「Pink〜〜」
な、なんですとー!?
カゲムシャ導入:“Light house”ユーリ(カゲムシャ、マネキン、クグツ)
探偵役導入:斑鳩廿楽(アヤカシ、ミストレス◎、マヤカシ●)
殺し屋導入:“IceAge”クロノス・ディア(カゲ◎●、カブト、マヤカシ)
クロノスとカーチャが戦うシーンや、斑鳩が撮影所に迷い込むシーン、ユーリとカーチャとの行き詰まる化かし合い騙し合い、アントニーナの虚言など、丹念に演出できたようで、ほっとしている。
「Pink〜〜」
な、なんですとー!?
サリュート・シーズ(カゼ◎●、レッガー、カブトワリ)
「あんた、名前は……?」
「……サリュート…サリュート・シーズ…(ゆっくりと、かみしめるように、かっこよく)」
「……いい男だね、あんた」
PLはSYS君。フルチューンのハーレーにまたがる、テキサス生まれの中年男性。当然、ホーガン髭にバンダナ、サングラス。なぜか背景はすべてテキサステイストに。
少女を拾ってひたすらモノローグ導入。
“博士(Faust)”クラウス・J・グノー(タタラ◎、カブト●、カゲ)
「(サリュートに)軍曹、お久しぶりです」
「(クラウスに)ドク……か」
PLはなま君。元従軍医。戦争に飽き、N◎VAの地で医師兼ボディガードをつとめる。渋軍属ロール。サリュートとは、仇敵にして戦友。
チームで南米の富豪の子息を護衛するという、正当派ボディガード導入。
“浪漫探偵”マーカス・スタンリー(アヤカシ●、フェイト◎、トーキー)
「ここが“ゼロの領域”だと? 君たちは何もわかっていない。ここは生者が踏み入ってはいけない世界だ。見たまえ!」
「ここは生なき者たちの世界、黄泉へと向かう道なのだ。戻りたまえ!」
PLはりゅー君。ロマン探偵。その正体はかのシャーロック・ホームズより大英帝国の平和を託されたパイプの魔器。て言うかホームズ。ワトスン君も居る。
シャーロック・ホームズ導入(何?)。
「雑林を散策し、ステッキを振り回しつつ。現場に行きます。『ワトスン君、推理の基本は聞き込みなのだよ』〈眷属〉であたりの下位霊アヤカシを呼び出します」
「『ワトスン君、そのころの新聞を出してくれるかな?』〈眷属〉で事件があった頃の新聞相当の魔器アヤカシを呼び出します」
警官導入:“法の網を紡ぐ者”綾司(ヒルコ●、カブト、イヌ◎)
聖母殿導入:“ソロモンの鍵”ノイマン・メイザース(アヤカシ、バサラ◎、ニューロ●)
探偵導入:“巫女”香我美鈴雁内侍(フェイト◎、マヤカシ、ニューロ●)
護衛導入:“幼き盾”キール(カブト、マネキン◎●、カゲ)
ちょっと、おざなりにセッションしてしまったようで、反省。
クロマク導入:ライナス三月(クロマク◎●、エグゼク、ニューロ)
巻き込まれ導入:“高校生探偵”ハーミィ・エミルトン(バサラ、ミストレス●、フェイト◎)
三合会導入:“地囚星”孫雑徊(ソン・ザーフィ)(カブト、レッガー◎●、イヌ)
河渡連合導入:“薬剤師”時雨坂泰明(タタラ◎、レッガー●、クロマク)
いやだから、むおん君、ハーミィのキャストシートに、誇らしげに書いている〈コネ:白桃貴人〉って、なによ?
「白桃貴人ってのは、火塚のオリジナルアクト『王の帰還』に登場する敵ゲストの名前。極めて火塚らしい女ゲスト。現在は、白桃夫人に名称を変更している」
仕方がないので、ハーミィの《天変地異》の演出に白桃夫人を登場させる。まるで、FFシリーズの召喚魔法のように。
「Oh! ファイナルファンタジー!」
絶叫するキース・シュナイダー。もう、わけわからん。
ライナスと時雨坂とが、腹黒くて渋格好良かったことを、ここに報告する。
以上、ふたつ、昔書いた論考と似ているなぁと思いつつ。
今日のネタ確保。
むしろ、後から見直すと「第1話ってすごくわかりやすいよね」とか言い出すようになります。騙されてます。正しいウテナの鑑賞方法。
この作品の正しい鑑賞態度について、ブルース・リーは次のように言っています。「考えるんじゃない、感じるんだ」
今日の特選。
クロマク導入:“下水王”(ヒルコ◎、カリスマ●、レッガー)
PLはNAT氏。N◎VAの地下に広がる空間を統べる人に非ざるものたちの王。姿は醜くも弱者の味方をするアメコミヒーローのイメージで。
音羽と三合会に手打ちを画策するクロマク導入。
巻き込まれ導入:クレア・M・スターリング(フェイト、カタナ、イヌ◎●)
PLは(はた)×弐氏。健気にがんばるSSS警官。
ねーねー。冬牙まーだー?
殺人現場に居合わせ、脅迫を受ける導入。
……今回のボトルネック。イベントの組み方が甘く、躓いてしまいました。ゴメンナサイ。
河渡連合導入:小笠原舞子(カブキ、マネキン◎、ミストレス●)
PLはりゅー氏。元稲垣光平の愛人で、今は独立して割烹を営む、裏社会にも詳しい女将。
河渡のシマのひとつとして、三合会との抗争に否応なく巻き込まれてしまう導入。
忍者導入:“ST☆Rの輝き”カテリーナ・アンドレヴィーナ・ナスターシャ(カゲムシャ◎、クロマク●、カゲ)
探偵導入:“シェヘラザード”若狭千夜(フェイト◎、トーキー、カブキ●)
警官導入:“ガヴリエルの猟犬”ラディ・クリス(イヌ◎● カブト クロマク)
tatuya、NAT、はたのいつものメンバー。お互いのお気に入りのキャストをそれぞれ投入しての、しっとりアクト(一部誇張)。
あまりに楽しすぎた。というか、自分がはしたなすぎた。みんなのフォローを受けつつ、はしたない階段を一直線に駆け上る感覚。
キャスト5 推奨:カタナ征司きゅん……。
(フリーランスの殺し屋・荒事屋)設定:クサナギと戦っている
コネ:クサナギEX(推奨スート:スペード)
キミはかつて、日本の秘密にかかわると現れるという謎の工作員“クサナギ”と戦った。それが始まりだった。あの日から毎日のように、それこそ呼吸をするように戦っている。今日もまた、クサナギを倒した。そいつは気になることを言った。「日本から最強のクサナギがくる」と。久しぶりにストリートの掟を思い出した。
―――殺られる前に殺れ!「ははは、よいぞよいぞ、さすがはEX!」
トーキー導入:“ダブル・バインド”アンジェリカ李(ヒルコ、トーキー◎●、ニューロ):はた上様
タタラ導入:“黒い巨塔”ホワイト・ジョンソン(タタラ◎●、カブト、フェイト):tatuya
フェイト導入:”不器用な”ジェイミー・タイロン(カブキ●、マネキン、フェイト◎):闇司氏
カタナ導入:“Friday,13”キャサリン香川(マネキン◎、クグツ、マヤカシ●):Amisty氏
異様だったのが、Amisty氏のキャサリン香川。ホラー映画で最初に殺されそうな、頭悪そうな金髪巨乳美女。だがその正体は北米のエージェント。ホッケーマスクを被り、チェーンソーを振り回す怪人を召喚する。
霧が立ちこめる木更湖畔のキャンプ場にて会合するジェイミーとキャサリンとに襲いかかるホッケーマスクの怪人!
「おい、なんだその自作自演は?」
シーンの切り方としては秀逸かと。
気に入った。
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