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●シナリオにおける立場
猿であり、恋人であり、妖たる猿神です。
猿に堕ちるか、人に戻るか、妖に変化するかは、PCとお末の対応しだいです。
●経歴と秘密
その正体は、山神の木の実を食べたがために猿となった、お末の恋人・麻馬です。山神の眷属として今では、山の猿を率いるボスとなっています。人間の時の記憶はありません。
●外見
日本猿です。普通の猿よりも多少大きいかもしれません。
妖としてPCたちと戦うときは、小山ほどはある化け物ザルとなります。
●因縁
弱点:太郎ざえもん(上級)
●ロールプレイのヒント
猿が人語を解する。不思議な現象かもしれません。
しかし、昔話においては一介の動物も人語を解するのです。そう、かつては動物もこの世界で人間と対等な住人だったのです。もしもPCたちと猿婿どんが接触することがあろうなら、さも当然なように会話をしてください。そのことを疑問に思うプレイヤーがいるなら、「猿がしゃべる?何か問題ある?」と、さらりと返すことです。あくまで自然に会話してください。
猿婿どんは、猿であり、人であり、妖です。PCたちとお末の対応しだいで、猿に堕ちるか、人に戻るか、妖に変化するかが決まります。これも不思議なことと思われるかもしれませんが、昔話の中では、主人公の対応ひとつで、動物の役割は変わるものです。言葉の魔力とでも言うべきでしょうか、それまでおどろおどろしかった妖が、主人公のセリフひとつで無力な動物になってしまうことは、決して珍しいことではありません。ですから猿婿どんは、猿であり、人であり、妖なのです。シナリオのラストにいたって、始めて猿婿どんの地位が確定します。いかなる条件で猿婿どんが猿に落ちるのか、人に戻るのか、妖に変化するのかは、シナリオのポイントに記述しておきます。
妖に変化したときは、猿神のお約束にのっとって、犬の太郎ざえもんが弱点となります。
●人称の使い方
自分のことは「ワシ」。
他人には「ヌシ」。
長者どんのことは「長者どん」。
お末のことは「娘」「嫁」。
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