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●進行
今から一年と少し前の出来事です。
“刻まれし者”たちは今まさに沈まんとする船の上にいます。“刻まれし者”たちは、オクトレッドの友人としてオクトレッドの航海につきあっています。その帰路で運悪くも嵐に出会います。オクトレッドは何とか船を立て直そうと懸命に指示を飛ばし、かたや、海になれていない“刻まれし者”たちはてんてこ舞いです。
オクトレッドの健闘も空しく、ついに船が沈むときが来ます。“刻まれし者”たちも例外なく、海にたたき落とされることになります。“刻まれし者”たちが<知覚>判定に成功すると、沈む船の渦に飲み込まれているオクトレッドを見つけます。オクトレッドは海に投げ出された衝撃で、運悪く気を失っています(ああ!“刻まれし者”たちはなんと幸運なのでしょう!!)。溺れ死ぬも時間の問題でしょう。
■ PLたちは奇跡を行使してでもオクトレッドを助けようとするかもしれません。
ここでは∵神移∵ ∵戦鬼∵ ∵心友∵ ∵無敵防御∵ ∵真名∵などが有効です。GMはPLに一度、奇跡の行使がストーリー的には意味がないことを確認した上で、奇跡の行使を認めてください。その上で、PLに<運動>判定を失敗するまで要求してください。オクトレッドを抱えながらの判定ですから、ダイス−1くらいが妥当でしょう。<運動>判定に失敗すれば、“刻まれし者”はオクトレッドを手放してしまいます。荒れ狂う海のど真ん中で溺れている者を救出することは、それほどまでに困難なことです。人は未だ、荒れ狂う海に抗うすべを知りません。
ついにオクトレッドは、海に沈みます。
ところが、その直後、オクトレッドが沈んだ場所から、何かが海上に躍り出ます。濡れ髪の長い金髪が愛らしい少女(アナスタシア)です。少女はぐったりとしたオクトレッドを抱えています。少女は近くにあった船の残骸にオクトレッドを預け、オクトレッドが波に浚われないよう、懸命に支えています。少女が“刻まれし者”と目が合えば、にこりとほほえみます。“刻まれし者”たちは、オクトレッドの無事を確認したところで、気を失うことになります。
その後、シーンプレイヤーは、オクトレッドの隣で息を吹き返すことになります(アナスタシアが助けてくれたのです)。クレアの心配そうな顔のアップでシーンを斬ると面白いでしょう(これが、クレアとオクトレッドとの出会いとなります)。
●進行
シーンプレイヤーは、久しぶりに親友の海妖精リーンを訪ねます。
場所はどこかの海岸です。久しぶりの再会だというのに、リーンはどこかもの悲しそうです。
訳を訊かれたリーンは、ぽつりぽつりと話をします。
リーン「妹のアナスタシア、覚えているわね?ええ、濡れ髪と産毛が愛らしい娘よ。アナスタシアがね、神隠しにあったのよ。
…くす。惚けた顔、してるわね。そうね。妖精の娘が神隠しなんて、本末転倒も良いところだわ。
わたしたち、必至に探したのよ。で、ね。ついに、アナスタシアが居なくなった原因を突き止めたの。アナスタシア、人間の青年に恋をしてしまったのよ。オクトレッド・カーライルという名前に聞き覚えはない?あの、海の覇王カーライル男爵の長男よ。とっても凛々しい青年だわ。アナスタシアが恋する気持ちも分からなくはないわね。でも、所詮は叶わぬ恋とあきらめるべきだったのよ。妖精と人間とは、決して結ばれるものではないわ。特に、海妖精と人間との間では、絶望的ね。住む世界が違いすぎるわ。
でもね、アナスタシアはあきらめなかったの。そして、ついに最後の手段をとってしまったわ。魔女のヴィヴィアン…。あいつに、人間になる魔法を掛けて貰ったの。でも、その代償はとても大きいもの。アナスタシアが、一年以内にオクトレッドの心をものにできなければ、アナスタシアは泡となって消えてしまうの。
ええ、だから、わたしたち、怖かったけれど、ヴィヴィアンの所に行ったわ。魔法を解いてくれって。
そうしたら!あいつ、なんて言ったと思う!?
『あたしはしらんよ。よしんば、知っていたところで、あんたらの願いを聞き入れるわけにはいかないさ。あたしと“契約”を結んだのは、あくまでそのアナスタシアという娘であって、あんたらじゃあない。当事者ではないあんたらの願いは聞き入れられないねえ。アナスタシアの同意無くしては、“契約”は解除できんよ。それが、“契約”というものだろう?ひっ、ひっ、ひっ』
って、あいつ!アナスタシアの美しい声でそう言ったのよ!!きっと、アナスタシア、“契約”の対価として喉の聖痕フィニス、自分の声を差し出したに違いないわ!!」
■ ここで“刻まれし者”たちは、アナスタシアは騙されている以上その契約は取り消せる、と考えるかもしれません。
しかし、リーンは悲しそうに首を横に振るだけです。
リーン「アナスタシアは、騙されてなんかいやしないわ。ヴィヴィアンはね、嘘はつかないのよ。特に、契約を結ぶ場合は、絶対に嘘はつかないわ。ヴィヴィアンは古い魔女なの。新しい魔女と違って、レトリックは弄しても、嘘をつくことは決してないわ。アナスタシアは、おそらく、ヴィヴィアンからオクトレッドの心を手に入れることが絶望的であることすら言い含められているのよ。それを承知で、アナスタシアは契約を結んだ筈。…だから、よけいにたちが悪いのよ」
ここでリーンを見捨てては英雄失格でしょう(特に、騎士の場合、理由は何であれ、女性を泣かすことは万死に値します!)。
GMは、シーンプレイヤーが自発的に、アナスタシアを連れ戻すとリーンに約束するよう誘導してください。
アナスタシアを連れ戻すとリーンに約束した場合、リーンは以下のように話します。
リーン「お願い。時間がないの。アナスタシアに掛けられた魔法の限界は、おそらく一年。一年を過ぎてもオクトレッドの心を手に入れられなければ、アナスタシアは泡となって消えてしまうことでしょう。無茶なお願いだけど、できるだけ急いで。それから、アナスタシアを見つけたら、この笛を吹いて。そこに水がある限り、何処であろうがすぐに駆けつけるわ」
シーンプレイヤーはリーンから子笛を受け取ります。この笛を吹くと、そこに水がある限り(コップ一杯でも、水は水です)リーンが瞬く間に、それこそ距離、場所、時間を無視して、あらわれます。
■ なおぐずってアナスタシアの捜索を引き受けないPLがいるかもしれません。
その場合は、そのPLに、アルカナというゲームの趣旨を良く含ませてください。その上で、今現在アナスタシアの聖痕が(ある意味、アナスタシアの自業自得とはいえ)“殺戮者”に奪われる危険があるのに、それを見過ごすことは“刻まれし者”にふさわしい振る舞いではないと告げてください。
【コラム】“契約”についてここで、本シナリオでたびたび言及することになる“契約”についてその内容を確認しておきましょう。
ここで“契約”とは、魔女ヴィヴィアンと海妖精の少女アナスタシアとの間に交わされた、「自由意思」に基づく契約を意味します。その文言は、以下の通りです。○年○月○日
私、“リーンの妹”アナスタシアは、以下の内容で“深き海の魔女”ヴィヴィアンと契約を締結する。1.ヴィヴィアンは、アナスタシアに人間になる魔法をかける。
2.1項の“対価”として、アナスタシアはヴィヴィアンにフィニスの聖痕を差し出す。
このとき、自分の声が同時に失われることにも同意する。
3.本契約締結から一年以内に我が意中の人の心を己のものにできぬ時は、私、アナスタシアは魔法の“代償”として泡となって消えてしまう、ということにも同意する。“深き海の魔女”ヴィヴィアン
“リーンの妹”アナスタシア
本“契約”は両者の「自由意思」のもと締結され、“契約”書が交付されました。お互いが書面を偽造できないよう、双方が同じ文面の“契約”書を所持しています。ですから、“契約書”の一方は、アナスタシアが大切に保管しているわけです。
従って、本“契約”は完全に有効です。アナスタシアの自署は、ヴィヴィアンの代筆です(当時、アナスタシアは文盲でした)。この代筆も、アナスタシアの合意のもと行われているので、完全に有効です。今のところ、本“契約”には何ら問題はないのです。
“契約”は結ばれ、履行されました(聖痕と魔法との交換)。“契約”が履行された以上、すでに、フィニスの聖痕はヴィヴィアンの「正当な」所有物となっています。もはや、“契約”を解除、取消、無効としない限り、たとえヴィヴィアンを倒し聖痕を解放したとしても、フィニスの聖痕は決してアナスタシアの元に返ってきません。自力救済と称してフィニスの聖痕を取り返すことは叶いませんし、一方当事者の死亡による契約の不成立もあり得ません。結果、アナスタシアは、オクトレッドの心をものにできない限り(そしてそれは、決して叶わぬ夢です)、魔法の“代償”として泡となって消えるしかないのです。たかが紙切れ一枚に何故、と思われるかもしれません。
しかし、中世において、文字として書かれたものは、そこに智が宿る、神の奇跡にも等しい、神聖にして不可侵なものでした。
また、中世において、契約は現代以上に特殊な技術として畏敬崇拝の対象とされていました。法学は、哲学、医学、そして神学に並ぶ学問の一つであったのです。
以上、中世においては、書面にしたためられた契約書とは、まさに、神の御言葉にもふさわしい威光を誇っていたのです。契約書を反故するようなことは、決してできないのです。
●進行
“刻まれし者”は森の中に居ます。
目の前には、オークの情報屋が地べたにはいつく張りながら、地面の金貨を必至になって数えています。
オーク「ひい、ふう、みい、…とお、っと。うし、じゅうまいあるな。
ひひ、じゃあ、おしえたる。“深き海の魔女”ヴィヴィアンの居場所だあろう。やっこさん、いまは、かーらいる男爵のりょうどの近くに城をかまえてるってえうわさだあ。ああ、海のなかのな。
なんでも、そこの長男の聖痕を狙ってるってえはなしだあよお。
あん?じょうほうげん?…よし、とくべつにおしえたる。おいら、海妖魔にも友人がいるんだあけど、そいつからきいたあ。ひひ、なんでも、いま、うみのなかでは、“殺戮者”どもがどんぱちやってるらしいぜ。それでだあよ、こんな、ごくひじょうほうもながれてくるってえ寸法さあ。わかったかい?おにいちゃん」
●進行
ここは、海の覇王カーライル男爵の牙城です。海に面した切り立った崖の上に、その城はあります。質実剛健なカーライル男爵に相応しく、その城からは、質素ながらも戦士の力強さがにじみ出ています。
そんなカーライル城の中、一人の女性がお供を連れて歩いています。
女性の名はクレア・サークレット。お供の一人はシーンプレイヤーです。
クレアは、朗らかに言います。
クレア「後一週間!待ち遠しいわねえ」
侍女の一人「姫様!そんなにはしゃぐものではありませんわよ。今回の婚姻の話も、お父様が何とか取り次いできたお話なのですから、結婚式まで、もちろん、結婚後も、粗相のないように!だいたい、姫様は、昔からおてんばで、私、冷や冷やの連続でしたのよ」
クレア「あら、でも、戦乙女たる者勇ましくあれって、お父様のお言葉よ」
侍女「それとこれとは、お話が別です!!ここはお城の中ですよ。私は、お城の中では慎ましくあってくださいと申しているのです!」
城は、そんな姦しい(かしましい)笑い声で満たされています。
クレアが自室に戻って、一休みしているところで、ドアがノックされます。クレアがどうぞと答えると、一人の少女が入ってきます。年の頃は16。慎ましやかな少女です。肩までたれた金髪が見る者を魅了します。
クレア「あら、アナスタシア。あなたが来たということは、オクトレッドが呼んでいるの?」
アナスタシア「………(うなずく)」
クレア「そう。わかったわ。お茶を飲んでから行かせて貰うわ。アナスタシアも、どう?」
アナスタシア「………(少し考える仕草)…(クレアの視線を伺う)………(うなずく)」
(侍女が入れたお茶を飲みながら、クレアはアナスタシアに話しかけます)
クレア「もう、一月ね。この城に移り住んでから。どう、アナスタシア、私、この城の住人らしくなったかな?」
アナスタシア「…(うなずく)」
クレア「ありがとう。アナスタシアに言ってもらえれば、お墨付きね」
(しばらく、二人の会話は中断されます。お茶をすする静かな音だけが聞こえます)
クレア「…あ、あの…さ、アナスタ…シア」
アナスタシア「?(少し怪訝そうに)」
クレア「…う…ん、アナスタシア、あたし…オクトレッドの奥さんに相応しい、かなあ?」
アナスタシア「…(少し視線を逸らした上で)…(うなずく)」
クレア「うん…あの!あのね!よけいなお節介かもしれないけど!アナスタシア、もうそろそろ、あなた適齢期でしょ。だからさ!私が…あの…うん…なんでも、ないよ」
アナスタシア「………(じっと、カップの中に写る自分を見つめる)」
侍女「姫様…。オクトレッド様は、いかがいたしましょうか?」
アナスタシア「!(さっと立って、クレアの斜め前に控える)」
クレア「………ええ!アナスタシア。では、オクトレッドの所に案内してくれる?」
■ なお、ここでシーン1に登場した“刻まれし者”が居合わせた場合、その“刻まれし者”は、アナスタシアに見覚えがあることになります。
GMは、ここでその“刻まれし者”にアナスタシアが海妖精のアナスタシアと同一人物であることを知らせてもかまいません。むしろ、知らせるべきでしょう(判定は不要です)。
●進行
時は夕刻、“刻まれし者”たちをオクトレッドが出迎えます。
“刻まれし者”たちの身分がどうであるか、あらかじめ婚姻の儀に招かれているかどうかは、問題とはなりません。有名・無名を問わず、勇者・英雄を招くのが領主のつとめです。
場所は、カーライル城本丸から離れたところにある別邸です(もちろん、城壁の中です)。別邸は三階建てで、従来は兵士詰め所として機能していたところです(現在でも、戦時となれば兵士詰め所として機能します)。ここに現在、オクトレッドとクレアとその侍女たち数名、客人としてケットが、それにアナスタシアが住んでいます。
余談ですが、本丸では、カーライル男爵が三日後の婚姻の儀に招いた著名人たちを招待しています(本シナリオには関係ないことです)。
オクトレッド「これはこれは!何々卿!!ようこそおこしいただきました。勇者と名高い何々卿がこの城に客としておこしいただけたとなれば、我が城の誇りであります!しかも!明々後日(しあさって)は私の婚姻の儀を執り行う日!何々卿に見届けていただければ私にとって何よりの名誉。是非とも、御滞在くださいませ!!」
【コラム】中世の倫理観オクトレッドは、早速、城の中庭に案内します。すると、人なつっこい感じの青年(ケット)が声を掛けてきます。多くの方は、このオクトレッドのもってまわった、しかも、むやみに誇大な表現に面食らったことでしょう。
しかし、これが中世の倫理観です。戦士として戦場に立つ者はすべからく勇者であり、その勇者に殺された者も勇者、その勇者に敗北して捕らえられた者も勇者、そう言う風に考えられていたのです(もちろん、死者や敗者を擁護する都合のいい表現にすぎませんが)。ですから、戦場に立つ“刻まれし者”たちはすべからく勇者なのです(その有名無名にかかわらず)。
また、消費は美徳であり、客人を招くときは際限なく力一杯もてなしたと聞きます。
すべてにおいて、まず何よりも(建前であっても)名誉が重視されていたのが中世という時代なのです。謙遜は美徳ではありません。
“刻まれし者”が戦士ではない場合でも、同じように「博識なる」などともってまわって褒め称えてください。
オクトレッドは、またもやもってまわった表現でPCたちを褒め称え、ケットに“刻まれし者”たちを紹介します。その後、オクトレッドは“刻まれし者”たちにケットを紹介します。
オクトレッド「こちらは、ケット殿。博識なるフェアリードクターです。私が無理を言って引き留めているのですよ。唯一なる母のみならず、妖精たちからも祝福を頂戴したいと考えておりますゆえ」
【コラム】妖精たちと中世という時代■ ここでPLたちが会話に乗ってくれれば、他のゲストも登場させて場を華やかに演出するのも一興でしょう。ここでも、多くの方が面食らうことだと思います。
アルカナの世界は唯一神が支配するのに、妖精からも祝福を求めるのは異教ではないのか。
確かに、論理的につきつめればそういう結論に到るでしょう。
しかし、中世においては、そのような矛盾すら内包します。平気で正統と異端・異教とが隣り合わせで生活しているような世界なのです。現に、アイルランドでは、キリスト教と妖精たちが、それこそ日本の神仏習合のように見事に融合していました。これは、各地の領主が自治権を確立していたことや交通網が発達していないこともあり、結果、思想の統一が行われてこなかったからだと考えられます。それは逆に言えば、ある日突然中央からやってきた異端審問官によって死刑を宣告される可能性も秘めていることを意味します。
このように、中世とは、柔軟さと堅さ、生と死、本音と建前が矛盾することなく同居していた世界といえましょう。
わかりにくい?そうですね、中世とは現代人の感性ではわかりにくいところも多いと思います。そして、だからこそ興味が尽きない時代でもあるわけです。
●進行
時間は早速流れ、オクトレッド主催の晩餐会となります。
晩餐会は薄暗い食堂で開催されます。部屋は冬に寒くならないよう、あまり大きくありません。中世の建物は換気を確保すべく、立て付けはあまり良くありません。すきま風が冷たいことでしょう。ろうそくの頼りないあかりだけが、食堂を薄ぼんやりと照らし出します。匙や皿なんてしゃれたものはなく、スープはパンに浸していただき、手分け皿の代わりに堅いパンの上に肉などを乗っけます。16世紀以降の華やかな舞踏会ではなく、まさに、11世紀以前の騎士が主催する質素ながらも豪勢な(?)晩餐会です。
主たるオクトレッドが上座に座り、その左隣にクレア、ケットが並びます。アナスタシアは給仕としてオクトレッドの背後に控えています。“刻まれし者”たちは、客であれば右隣に、カーライル男爵に仕える形であれば左隣に鎮座することになります。身分が高いほど(聖職者、騎士、吟遊詩人)、オクトレッドに近いところに座ります。
■ PLが行動したいと駄々をこねる場合は、雑用その他で身動きがとれなかったと言ってください。特に、そのPCがお城についたばかりであれば、荷物のひもを解いたり、城主などに挨拶回りをしたりと、無用な雑用は多いものです。
■ もちろん、晩餐会の後、消灯まで時間はあります。ここでPLたちは、次の日になる前に一度、情報収集をしたいと言うかもしれません。その場合は、一シーンだけ情報収集を認めても結構です。
ただし、シーンは短く区切ってください。情報収集の本番は、あくまで明日以降です。
シーンを短く切るコツは、PLの言うことを聞かないことです。あるいは、ゲストたちにも生活があることを思い出してください。例えば、男性が消灯前に女性を長時間拘束することは失礼に当たります。
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