ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、こちらにお願い申し上げます。
※ 当ドキュメントはTRPGルール「Blade of Arcana」の考察であり宗教問題の議論等とは全く主旨が異なります。そういった高度な議論と同列に並べて考えないで下さい。
以下の文は、私、火塚たつやが段落を再編集した物です。読者に誤読をあたえた場合の責任一切が私に帰属します。
端折りも端折りましたね(苦笑)。でも「輪廻」の解説は入れたかったですね。「救済」の概念が見えて無いとまだよく解らないでしょう…。kulo:でも、刻まれし者の使命って認識されていないようにも思えるのだけどね※ 火塚先生は「アイデンティティの大激突」で片付けましたが、私はそういうものでは無いと考えるからです。そうだとすると「使命を知らない」場合に「対峙」が起こらないですよね。
文脈が交錯していたのでこの部分だけ抜粋です。確かに火塚先生のおっしゃる通り、とりあえず「自分の使命を理解している」というスタンスでプレイに挑むのが一番無難でしょう(笑)。IRO:大皆蝕っていうのは、闇の勢力ってこと?
なんなんでしょうねぇ?こういう謎はとりあえず無視っ(爆)。IRO:聖痕は生まれたときから存在するの? どういった形で宿るものなの?
読んだ通りです。敢えて補足するのであれば…逆にそれが個性化の手段であり、キャラクターの目的の明確化に繋がるのではないか?という事ですね。IRO:殺戮者が聖痕を集めるのは、我欲のためだけ?それとも、闇の手先みたいになってのことなの?
わかりやすい説明を心掛けた結果です(言い訳)。IRO:殺戮者は、最初はアルカナを持ってなかったの? それとも、元刻まれし者がばかり?
結構難しいケースだと思いますよ、私は(笑)。IRO:殺戮者を倒すとどうなるの? つまり、何が起きるの?
「器」という言い方をしてしまいましたがそれは違いますね。聖痕を得るのはもっと宿命的な原因に拠るのでしょう、何となくそんな気がします。
火塚注:一言でいえば、「英雄の運命」という奴でしょう。たぶんに、決定論的なところがあると思います。ここら辺がケルト的・北欧的。ちなみに世の中、非決定論的な運命論というわけわかんない宗教観もありますから、油断は出来ないです(笑)。
これ私の勘違いですね、厳密には「聖痕」を「解放」するのであって、「天に返す」には刻まれし者が天に一緒に持っていかなければならないみたいです。そーすると…「天に返す」には天寿を全うしつつ、天に帰れるよう贖罪を終わらせないといけない…何て険しい道なんだ(笑)。IRO:殺害以外に、殺戮者のアルカナ(欠片)を返す方法はないの?
※ 個人的に「アルカナ」と「聖痕」を使い分けるように気をつけています。22の「アルカナ様」や全ての人が持つ過去・現在・未来の象徴としての「アルカナ」と「聖痕」をとりあえず区別して考えるようにです。
火塚注:アルカナ様はやめなさい(苦笑)。お外道さんとか、おはしら様とか、土着の民間信仰を連想しますから(爆)。あと、アルカナ個々の人格が前面に押し出されてしまうのも問題です(恐らく、アルカナは無個性なものとして捉えられているはずです)。
あと、真教の正式な教えでは、22のアルカナは信仰の対象とはなっていません。信仰の対象となるのは、あくまで三つの位格のみです。三つの位格とは、母としての神、娘としての神、第三の側面としての光を意味します(これだけだと何だか意味不明ですが、ここは断言できないだけの神学的深淵があります)。
もちろん、カトリックの守護聖人と同じように、22のアルカナが民間信仰で信仰の対象となっている可能性はあるかと思います。で、教会も黙認、あるいは、さらにより積極的に守護聖人認定をしている可能性が高いでしょう。
まあ、ルール的には「対決」を前提としてますからねぇ…でも集める方法がマスターの想像力次第なら解放する方法はPLの想像力次第であってもいいと思うのは私だけでしょうか?もちろん、ストーリーとして美しく無ければいけませんが(爆)。
火塚注:ちなみに、混乱覚悟で言わせてもらうと、ファンタジーは非科学的であっても極めて合理的なものです。多分に、「不条理なまでに」合理的なことがほとんどです。不条理な合理性を有していないファンタジーは似非ファンタジーであると断言してもかまわないでしょう。
難しいですねぇ…「どうして」生まれるのか?「奇跡の行使」で「闇の鎖」が発生するルールから考えれば、「力の魅力に負け力を振るっているうちに…」という考えも自然かもしれませんが、運に左右される部分でもあります。つまり、「力の行使=殺戮者に近付くこと」では無いのです。また、その奇跡の行使の仕方によっても左右されません。殺戮の喜びに身を委ねて行使しても殺戮者にならない事もあれば、逆に何かを守るためにやむを得ず奇跡を行使した結果殺戮者になる事もあります。「聖痕の力に魅入られた時」というのはあたらないような気がするのですが…。IRO:じゃあ、どんな殺戮者でも一瞬であるかもしれないけど、一時は刻まれし者ではあるわけね。ところで聖痕は本当に魅力的なものなのでしょうか?
もちろん「PCにとっては魅力的」ですが、キャラクターにとってはどうなのでしょう?
「聖痕の共振表」を見ていると、喜んで集めるようにも思えないのですが(笑)。
刻まれし者は何時でも殺戮者になれるけど殺戮者は絶対に刻まれし者には戻れません。救いの道の中程にいるものと、決して救われる事のないものという大きな違いがあります。IRO:そういや、PCはなんであるかな3つしかもてないの? もとい、なぜいつも3つなの?
上の解説は完全に私見です(笑)多分それ程外れた解釈では無いと思うのですが…。IRO:アルカナ2つしかない殺戮者とかもいるのかな?
火塚先生、いきなり「聖痕に魅入られた」説を放棄しないで下さい。ちょっとフェイント受けました(笑)。IRO:そうそう、殺戮者になると、なんで輪廻の輪から外れるんだ?
で、フェニスなんですが、これもやっかいですねぇ…どうして「不死」属性がありになっちゃってるんでしょう(涙)。
解釈です。でも「一般的なキャラクター」の知識としてはそう考えられているのでしょう。輪廻がどれ位知れ渡っている概念かはわかりませんが(苦笑)。
対立する理由ですか…私はロジカルにもドラマチックにもいけるんですが、とにかく「どうしても対立しないといけない」という前提であれば、「魂が危険を訴える相手」とか「殺戮者に刻まれた聖痕の悲鳴が聞こえる」とか…そこら辺が無難では無いでしょうか?しかも、今までの論議を見て頂ければそれが無理の無い理由になっていることがわかるでしょう?(笑)。IRO:あと、殺戮者は、自分が殺戮者であることを認識しているの?
「演る」と書いて「やる」と読む、あるいは「殺す」と書いて「やる」と読む(笑)。IRO:ふむ。大体分かりました。
殺戮者との対峙をどうしても全面に押し立てたければ悪役をきちんと悪人にするのが無難でしょう。でも殺戮者を悲劇的に描いた方が物語的には美しくなったりするので困りものです。マスターとしてもプレーヤーとしてもおいしい話の方がいいし(爆)。
IRO:そうだ、刻まれし者って、どれぐらいの割合でいるの?
kulo:PC以外にはシナリオで出会う程度に(笑)
火塚:物語の英雄は、物語に必要な数しか出てきません
IRO:まあ、実際には刻まれし者同士で引き合ったりして、確率無視して出会うのは構わないんだけど。
kulo:いないところには全然いない(笑)
火塚:英雄戦争が起きればわんさかと(w
IRO:つまり、一般人が刻まれし者を見たら、どれぐらい驚いたり、珍しがったりするのかな、と思って。
火塚:………伝説を見るぐらい?>驚く
kulo:いや、もう少しメジャーでは?
火塚:そも伝説を知らない可能性も多いし
kulo:まあ、そこら辺も設定次第かな
火塚注:後日、シナリオや因縁データなどの設定を読み直したところ、どうも、一般人は、“聖痕者”たちの存在を知らないと考えるのが妥当なようです。IRO:…そういや、砕け散ったアルカナの破片の数は同じなんだから、刻まれし者は年々減少傾向にあるのか(笑)
一般人が知らない上で“刻まれし者”たちが自分の使命を知っているのは、“処刑者”コンラッド(132頁)による導きが大きいようです。
火塚:(上記の話を受けて)…おや、面白いな。
火塚:考えてみれば、この世界では、もはや神が影響力を有していないのか
kulo:神は介入していないだけ
kulo:直接的にね
kulo:でも、多分「輪廻」は神の奇跡
IRO:しかし、贖罪のために戦っていたとは、初めて知ったぞ。全然、プレイが変わるんだが(笑)。
kulo:元々「アルカエス=人の原罪」を何とかしようってアルカナが降りてきたわけで
kulo:その時点で共通の目的は「共に天に帰ること」であるはずだからね
kulo:「アルカナだけを天に帰す」わけではないでしょう(笑)
火塚:でも、Na3のプレイは変わらない(苦笑)
kulo:そりゃそーだ(爆)
IRO:う〜む(笑)。
火塚注:これ、完全に私見ですが、アルカナ世界では、ノアの箱舟といった神の裁きは無かったのではと想像しています。以上がルールブック上の一部の情報をベースに世界観を考察した議論のログです。ルールブック上の「神話と宗教」でここまで盛り上がる連中もそうそういないでしょう(爆)。PCはこの世界の住人ですから、彼等の一般的な世界認識はこんな感じで方向付けしてしまって問題ないと思います。もっとも、私個人としてはいろいろと「こーなってるんじゃあないかなぁ」と思うようなところがあるのですが…それは「第二回アルカナ激論〜もっと深い世界」とかやったりしたら触れる事があるかもしれません。ええ、「アー様、光、闇、無の分離」とか「混沌の起源」とか「閉じた世界の可能性論」とか「アー様の不死とフェニスの不死の違い」とかいろいろと考えている事はあるので(爆死)。残のログです。まあ、こんな話で落ちました(笑)。あと、上でも書きましたが殺戮者を倒した場合、「聖痕」は「天に帰る」のでは無く「解放」されるのでした。間違えが流布し無いようにここで訂正しておきます。
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