ご意見・ご感想・ご質問・苦情・その他萬、こちらにお願い申し上げます。
※ 当ドキュメントはTRPGルール「Blade of Arcana」の考察であり宗教問題の議論等とは全く主旨が異なります。そういった高度な議論と同列に並べて考えないで下さい。
以下の文は、私、火塚たつやが段落を再編集した物です。読者に誤読をあたえた場合の責任一切が私に帰属します。
tatuya>アルカナというゲームには独特の作法があります
tatuya>殺戮者は倒さないといけない、これ絶対
Kulo>それが絶対とは思えないけどなぁ
IRO>そういえば殺戮者ってどうやって生まれてくるの
確かこんな話題から議論が始まりました。ログが無いので記憶頼りです、しかも激論に入る前の…。kulo:アルカナってPCに原罪を説明しないとまずいんだろうね、本当は
うっかりしていたなぁ、というのが感想です。IROさんには一度も世界設定を説明した事が無かったのです。まあ、それはマスターをやっていた火塚先生の手落ということで(笑)。アルカナの世界を説明せずにプレイしている皆さん!同じような疑問をPLが抱いているかもしれません。殺戮者に対する「基本的な」敵愾心を理解してもらうにはきちんとその背景を説明しないといけません。というわけで、第一回アルカナ激論のスタートと相成りました。テーマは、「アルカナの世界論」です(をい)。
※ 火塚先生は「絶対的な」敵愾心と解釈しているようです。ルールに組み込まれていようが「絶対」とは思わないのが私なので(苦笑)。
火塚注:だからそういう腐った考え方をするかなあ、君は…。それでシステムを機能させる自信があればいいけど、私はそこまで傲慢にはなれないよ。
kulo:そこら辺一通り、アルカナ向けのコンテクストで説明しないとだめかな?(苦笑)
IRO:殺戮者を殺すことによって、救済してるんじゃないの? てっきりそうだと(笑)。
火塚:「殺戮者を殺す=救済」で、基本的によい…でも、それは「救い」ではないの。あくまで「解放」
IRO:この場合、救済と解放は同意義では…って違うのか。想像していたのと、少し概念が違うんだな。
kulo:殺戮者は救えません
火塚:殺戮者の魂は、既に滅んでいます
IRO:なるほど。>滅んでいる
火塚:だから、そこには救いはあり得ないのです
IRO:ううむ。ますます戦う意義が見出しにくい(笑)。
火塚:でも、放っておけば、被害は広がるばかり>戦う意義
火塚:最悪、貴方の縁者も巻き込まれます
IRO:どのような被害? 善人ぽいのもいるんでしょ?
火塚:善人でも、酷いことは出来るものです(w>「輪廻の十字路」のユーティッドとか
kulo:「救済」から永遠に見放されるという被害です
火塚:キリスト教的であると同時に、ケルト的・北欧的なところが面白い…が、プレイしにくい
火塚:実は、アルカナって、細かいところの設定はしっかりしているの(w
火塚:それを読み解くのは至難の業だと思うけど(w
kulo:西洋思想を一通りやってないとねぇ…>アルカナ
IRO:いや、その前に設定を一度も読まずに、勝手に想像するだけなのが間違いなのだ(笑)。
火塚:やりがいはある…それだけに、殺戮者を倒すしか選択肢がないというのは…制約と見るべきか、挑み甲斐があると見るべきか…>しっかりとした設定
kulo:制約でしょう
火塚注:私は、挑戦だと思っています。束縛の中に美が生まれると思う故。いきなり長いですがこれでも検閲削除しています(笑)。あと、読みやすいように順番入れ替えたりしています…が、誤字は直していません(爆)。
火塚注:誤字脱字、直しました。アルカナプレイ経験のあるIROさんでも全く伝わっていないようですね。「プレイを通じて理解してもらう」ということは基本的に諦めた方がよいと思います。アルカナが「殺戮者との対峙に特化されたシステム」(火塚先生)であるとするなら、ますますその対立の背景をきちんと説明しないといけないと思います。
火塚注:普通は、設定を知らなくても大丈夫です。それは、君たちが単にうがった見方しかできないからでしょう(苦笑)。※ 「ケルト的・北欧的」でもあると火塚先生が言っていますが今回は殆ど議論されませんでした。その切り口についてはNa3の論文に期待かな?(笑)>煽ってみる
おねえさん:火塚先生、人形:黒緒でやってました(笑)。
ルールブックにも書いてある「神話」ですね(P96〜P98)。ここら辺はルールとはあまり関係が無いように思えるので大雑把に流します。以下の宗教の下り辺りからルールとの関連が見えてきます。
…いえ、この後(P97〜)はこのゲームの最も重要な「これが『現実』だからこういう『世界律』が生じているんだよ」という説明と考えてもらった方がよいかもしれません。実際には『現実』はもっと複雑に設計されていると考えますが、普通に世界観に沿ってプレイするにはこの説明に準拠するのがよいと思います。
火塚注:個人的には、真教史観という程度にとどめておきたいところですが…だって、そうじゃないと、妖精さんとか出し難いじゃあないですか(泣)。
人の「原罪」が説明されています、必読です(笑)。「天界に帰るというのは魂の希求である」と理解しましょう。ややこしい話をして混乱させるつもりはとりあえずありません(爆)。IRO:混沌はどっから出てきたの?
「混沌」は謎が多いですねぇ…。IRO:精霊からどうやって、人間が生まれてきたの?
何やら分かりにくい会話ですが、検閲したせいでもあります(苦笑)。
「精霊」ですが「どの文化での」という問題が常につきまといます。「アルカナ文化」での「精霊」の話なので「肉体を持っていた」としても問題無いでしょう。人格・姿形があり言葉を話すというあたりは「聖霊」に近いのですが、よりイメージしやすいのは「天使」でしょう。
火塚注:ただし、イコールではないです。そこが、私がケルト的・北欧的と呼ぶ由縁です。
「人の原罪が発生する以前から地上にあって、何故肉体を持つのか?」といった疑問もありますが…。
あるいは持ちたかったので持ったとか…「自由意志」というのが「肉体」と不分離の属性があるとか…。
「地上に大量に降りてきて堕落する使徒」というストーリーは「グレゴリ」の堕天の話から来ているんじゃあないかなって発言だったのですが、意味を説明しない内にどんどんと話が進んでしまいました。人の祖先が地上に落ちた存在であるという、分りやすいイメージは「アダムとイヴのエデンの園からの追放」でしょう(原罪だし)。
さて、火塚先生が爆死している、アルカナグノーシス論ですが…いい線をついているかもしれません、ただ、「人は元々天界の住人だったのだけど、禁を破り地上に落とされ、魂の永遠を失い、肉体という牢獄に閉じ込められるようになった」位に止めて、アー様を疑ったりする事の無いようにしましょう(笑)。火塚注:グレゴリとか、グノーシスとか、議論を始めると、どんどんとやばい方向に話が行きますので、ここでは恐くて定義を書けません。興味がある場合、調べてみてください(苦笑)。それと…グノーシスってのは、多分にイメージ的なものであって、正確な議論をしているわけではありませんから、その点、よろしくお願いします。
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