テーマタロットヒルコ
正位置:独立、前進、明るい未来、知性、文明、女神のような存在
逆位置:孤立、早すぎた思想、変化に耐えきれない、公的抑圧、少数派、秘密、無理心中

 自然とも、人とも共存できない孤独な種族。いったい彼らはどこへ行くのだろうか?

TOKYO N◎VA The Detonation

title


snuff――(こげた)ろうそくの芯(を切って明るくする);(ろうそくを)消す;殺人シーンが売り物の;殺人を実演する

 スナッフ・ムービーにまつわる、つまらない、最低低俗なファッキンビズ。
どこにでもある、おかしくて莫迦らしくて、少しだけわびしいお話。
ストリートを舞台に企業やメディア、ヤクザたちがそれぞれの思惑でダンスを踊る。


イントロダクション

 トラックはM○●NからN◎VAへと疾走します。キャスト2は揺れるトラックの座席から後部の積み荷を眺めます。鎖に繋がれ、諦めの色を瞳に湛える女ヒルコたち。
「なんだい、情が移ったのかい?」
 キャスト2に“ナインナイン”が陽気に声を掛けてきます。
「上物のテングだ。高く、売れるよ」

ハンドアウト

 このアクトでは以下のハンドアウトを使用します。小人数でプレイする場合のハンドアウトの取捨選択については、原則として後ろのハンドアウトを使用しないことになりますが、詳細はRLに問い合わせてください。
各ハンドアウトには以下の情報が含まれています。
・想定されるキャラクターのイメージ
・そのハンドアウトで渡されるアクトコネ
・ハンドアウトの導入イメージ
各プレイヤーはハンドアウトの内容を理解した上でキャラクターの選択を行ってください。

キャスト1ヒルコ推奨。巻き込まれ型
〈コネ:アメリア〉大切な人
 アメリア。新星帝都大学付属高校に通う少女。料理を作りに自宅に押し掛けてくる。どんな縁で彼女と知り合ったかはもう忘れたが、いまでは大切な貴方のバディ。彼女は上機嫌に鼻歌を奏でながら包丁で食材を刻む。そんなある日のこと、自宅に送り主不明のデータチップが届いた。
キャスト2ファッキンビズ専門のフリーランス
〈コネ:“ナインナイン”〉馴染みのフィクサー
 バディの名は“ナインナイン”。ファッキンビズを専門に請け負う陽気なフィクサー。テングの密売や死体処理など、手広くビズを仕切っている。口癖は、「ヒルコには恨まれているからね。あたしが死んだら次にヤバイのはあんただよ」……信心深いことだ。
キャスト3探偵・犯罪結社構成員または警察系
〈コネ:孔東秀〉情報屋
 家出少女の捜索。ストリートにありがちな事件。面白くもない仕事だが顔役に押しつけられてしまっては引き受けざるを得ない。情報屋の孔東秀がこういうのに詳しかったな。
キャスト4企業工作員
〈コネ:ミューズ〉など上司のコネ
 貴方は宮仕えのクグツだ。今日も上司に呼び出され、新たな命令を受ける。命令は、営業のサイドビジネスのサポート。ヒルコの密売。ビジネスパートナーは“ナインナイン”というフィクサー。そのフィクサーについても調査をしろとのご命令。いつもの通常業務だった。
キャスト5メディア系
〈コネ:孔東秀〉同僚
 同僚の孔東秀が持ってきたデータチップに映っていたのはスナッフ・ムービーだった。お世辞にも上品な趣味じゃないと言おうとしたところで、孔がにやりと笑う。曰く最近、ストリートで出回っているという。なるほど、小遣い稼ぎぐらいにはなりそうだ。


重要ゲスト

◆アメリア・フアネーレ・アパリシオ
「ねえねえ、次はどこ行くの? ねえ?」
B、17歳、女性。ハイランダー◎
 イスパーニャ。良家の子女。ソバージュ、そばかす、大きめの瞳、笑う仕草が愛らしい新星帝都大学付属高校の女子高生です。甘えるのが上手な女の子。キャスト1の恋人を自称します。

◆“ナインナイン”
「ヒルコには恨まれているからね。あたしが死んだら次にヤバイのはあんただよ」
X、?歳、女性。クロマク◎
 M○●N出身。ミラーシェード、ドレッド頭の若い黒人女性。最近売り出し中の陽気なストリートのフィクサー。キャスト2を相棒にし、ヒルコをはじめとした禁制品の密売、臓器を取り浚ったあとの利用価値がない死体の処理など、他人がいやがる仕事を主にこなします。ドラッグのような競争相手が多いビズは意図的に避けています。彼女なりの処世術のようです。

◆孔東秀(コン・ドンシュウ)
「ネタになると思うんです。何かあったら教えてくださいよ」
B-、36歳、男性。クグツ◎
 夏出身。人民帽を目深に被るのがトレードマークの報道カメラマン。勤勉で寡黙な中国人。熱光学迷彩を愛用し、潜入取材を得意とします。

TOKYO N◎VA The Detonation and all of its sapriments
(Grand X The Datonation, Countergrow, Straylight, Every other monthly Gamers Field)
is copyrighted by F.E.A.R.(FarEast Amusement Research) Co. Ltd.