テーマタロットカリスマ
正位置：精神的な影響、成長、宗教
逆位置：思想を吹き込む、プロパガンダ、狂信、頑固、形を気にしなさすぎる、愚かしい寛大さ

　彼の後ろにある窓から見える星空は、その“威厳”を表わしている。

ＴＯＫＹＯ　Ｎ◎ＶＡ　Ｔｈｅ　Ｄｅｔｏｎａｔｉｏｎ

title


ロックシンガー“ヒーロー”神崎涼
いま、N◎VAで最も注目されるロックシンガーのひとり
自らを“ヒーロー”、救世主と呼び
変革を求める情熱的な歌手
そんな神崎がストーカーに付け狙われた。

――“ヒーロー”の覚醒――

――世界を革命する力――

アクトタイトル「“HERO”」


イントロダクション

　テレビ画面。画面内で神崎が対談しています。対談の内容はオピニオンリーダーの資質。神崎が口を開きます。
「近年、組織の幹部は随分と若年化しました。チハヤやイワサキのトップが三十代、四十代だなんて、一昔前では考えられなかったことです」
「しかし、世界のテロ組織、特に宗教関連やオカルト関連のテロ組織。世界の終末を唱える真教浄化派やM∵C∵Aの幹部構成員の年齢層はなお若い。一部の例外を除いて十代から二十代で最高幹部です。これが何を意味するか、わかりますか？」

ハンドアウト

　このアクトでは以下のハンドアウトを使用します。小人数でプレイする場合のハンドアウトの取捨選択については、原則として後ろのハンドアウトを使用しないことになりますが、詳細はＲＬに問い合わせてください。
各ハンドアウトには以下の情報が含まれています。
・想定されるキャラクターのイメージ
・そのハンドアウトで渡されるアクトコネ
・ハンドアウトの導入イメージ
各プレイヤーはハンドアウトの内容を理解した上でキャラクターの選択を行ってください。

キャスト１カリスマ必須。対談番組出演の依頼
〈コネ：三田茂〉腐れ縁
または〈コネ：神崎涼〉好敵手、論敵
　マリオネット社長三田茂直々の依頼。貴方は、三田から人気ロックシンガー“ヒーロー”神崎涼との対談を依頼された。なんだかんだ言って恩がある三田の依頼だ、断るわけにはいかない。手元には神崎のプロフィール。収録当日までに目を通しておくように渡された資料だ。テーマは、現代のヒーロー像あるいはオピニオンリーダーの資質。
キャスト２企業系またはボディガード
〈コネ：神崎涼〉密かにお気に入り
　貴方は現在、人気ロックシンガー“ヒーロー”神崎涼を警護している。最近、ストーカーに良くつけ回されているというのだ。密かにお気に入りのロックシンガーからの依頼。一も二もなくこの仕事を引き受けることにした。
キャスト３真教系（浄化派を除く）。T.F.からの依頼
〈コネ：神崎涼〉古い友人
　教会の神父・シスターたちがテレビを観ている。画面では“ヒーロー”神崎涼が対談をしていた。教会が経営する孤児院の出身者が、いまではこうも立派になってテレビに出ている。貴方は少しだけ誇らしく思い、コートに袖を通す。T.F.の定期的なドラッグ対策連絡会に出席するためだ。
キャスト４洗濯屋または犯罪結社構成員
〈コネ：カーロス・マウリシオ・ダ・シルバ〉情報屋
　“火星から来た男”カーロス。おつむの中身を疑いたくなることも度々あるが、陽気で優秀な情報屋だ。特に浄化派絡みのときに重宝する。
　貴方は腕利きの洗濯屋（ブレインウォッシャー）だ。人の心を直すのも壊すのも自由自在。犯罪結社から来た依頼。ドアから部屋の中を覗くと、男が口から涎を流しぶつぶつと呟いていた。一目見てわかる。同業者によって心を壊されている。今回の敵は同業者らしい。
キャスト５ウェブ系またはメディア系
〈コネ：神崎涼〉とてもお気に入り
　貴方はネスサスの海のなか、興味深い書き込みを見つけた。
「今月15日、“ヒーロー”が覚醒する」
　それは、執拗に、執拗に、N◎VAネクサスのあちこちに書き込まれていた。


重要ゲスト

◆“ヒーロー”神崎涼（かんざき・りょう）
「世界の終末を唱える真教浄化派やM∵C∵Aの幹部構成員の年齢層はなお若い。一部の例外を除いて、十代から二十代で最高幹部です。これが何を意味するか、わかりますか？」
B、26歳、男性。カリスマ◎
　N◎VAで注目されるロックシンガーのひとり。情熱的な作詞・作曲で、ニューロキッズの心をがっちりとキャッチしています。自らを
“ヒーロー”救世主と呼び、変革を求める情熱的な歌手です。作詞・作曲の思想・哲学は深く、批評家の分析対象とされています。
　対談や司会もこなし、理論的にも鋭い批評活動を展開しています。慈善家としても有名で、慈善活動への理解と協力とをファンに呼びかけています。

ＴＯＫＹＯ　Ｎ◎ＶＡ　Ｔｈｅ　Ｄｅｔｏｎａｔｉｏｎ　and all of its sapriments
(Grand X The Datonation, Countergrow, Straylight, Every other monthly Gamers Field)
is copyrighted by F.E.A.R.(FarEast Amusement Research) Co. Ltd.