テーマタロットカブト
正位置:地位の高い人物、権威、現世の権力、統率力、戦争、支配、独立、信念
逆位置:傲慢な自信、誇大妄想、未熟、ルール違反、エレクトラ・コンプレックス

 カードの根本的な意味は、“万人のための正しい権力の行使”である。

TOKYO N◎VA The Detonation

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若き真教枢機卿オーレリア・クリストパルの来訪。
若き枢機卿は世界の平和を願い、テロリストを憎悪した。
それは聖なる御言葉、正しき導きの言葉。
だが、すべての者が正しき言葉を受け入れるとは限らない。
オーレリアの命を狙い、暗躍する“氷の静謐”結社。

皇帝(カブト)は女教皇(ミストレス)を守り抜けるか?


イントロダクション

 二年前。
「どうにかならんのかね、この、渋滞は?」
 クライアントのイサク大司教が、たまらず声を上げます。
 確かに、しくじりました。2km先で交通事故が発生し、N◎VA23号線は4kmの渋滞。キャストたちを乗せた車は、渋滞に巻き込まれてしまいました。
「これでは、説法に遅れてしまいますな」
 キャスト1は、ふと、目の前の車を眺めます。
 客が乗っていないドロイドタクシー。ヤケに後輪が沈んでいます。
 キャスト1は次の瞬間、クイックドロー。ピンホールショット。吹き飛ぶトランク。最悪です。タクシーのトランクに積まれていたのは、TNT火薬10t相当。残りカウント20秒。シーンエンド。

ハンドアウト

 このアクトでは以下のハンドアウトを使用します。小人数でプレイする場合のハンドアウトの取捨選択については、原則として後ろのハンドアウトを使用しないことになりますが、詳細はRLに問い合わせてください。
各ハンドアウトには以下の情報が含まれています。
・想定されるキャラクターのイメージ
・そのハンドアウトで渡されるアクトコネ
・ハンドアウトの導入イメージ
各プレイヤーはハンドアウトの内容を理解した上でキャラクターの選択を行ってください。

キャスト1カブト必須。ボディガード
〈コネ:イサク・クリストパル〉信頼できる依頼人
〈コネ:オーレリア・クリストパル〉お姫さま
 貴方は真教大司教イサク・クリストパルの警護を務め、浄化派のテロ“N◎VA23号線爆破未遂”事件を未遂とした凄腕のボディガードだ。イサク大司教は、そんな貴方を良く「カブト君」と呼称し褒め称える。イサク大司教からの依頼。姪のオーレリア枢機卿を警護して欲しいという。
キャスト2チャクラ推奨。フリーランス
〈コネ:カリシュマ〉仇敵、好敵手、腐れ縁
 カリシュマ“インパクト”。インド不可蝕民出身の凄腕の暗殺者。腕利きのフリーランスである貴方は、彼女と何度か死合いしたことがある。数年ぶりに彼女から連絡が来る。N◎VAに渡来しているオーレリア枢機卿の警護を手伝って欲しいというのだ。
キャスト3バサラ推奨。聖母殿からの依頼
〈コネ:“緋色の枢機卿”〉仇敵
 貴方は聖母殿のエージェントだ。その事実をもって、貴方の腕前は推して知るべし。正体不明の不気味な存在“緋色の枢機卿”を仇敵とする。貴方の今回の任務は、若き真教枢機卿オーレリア・クリストパルの警護。彼女はどうも、浄化派に命を狙われているらしい。
キャスト4元軍人または企業工作員。他の導入と兼用可能
〈コネ:オーレリア・クリストパル〉命の恩人
 南米。地獄の代名詞。いつ果てるとも知れぬ泥沼の内戦。そこで貴方は戦い抜いてきた。貴方の輝かしい転戦の記録の中で唯一の汚点“ニューアンデスの黒い灰”事件。戦術核の誤爆によって両軍合わせて二個師団が壊滅した最悪の事件。ここで命尽き果てると思った貴方を助けたのが、オーレリアと名乗る少女だった。
キャスト5メディア系または警察系
〈コネ:“緋色の枢機卿”〉仇敵
 “緋色の枢機卿”。正体不明の浄化派能天使。調査に調査を重ねてもいまだ、その正体すら掴めていない謎の怪人物。若き真教枢機卿オーレリア・クリストパルの渡来。到着早々の空港で事件は起こった。


重要ゲスト

◆オーレリア・ラウーラ・クリストパル・アマルポス
「ならば、今日からおヌシはワシのボディガードだ!」
C+、17歳、女性。カリスマ◎
 南米ペルー(現パナマ)名門クリストパル家の当主。真教枢機卿であった父親を早く亡くし、父親を継いで若くして枢機卿になりました。反浄化派の旗頭として担ぎ出されています。
 情熱的な指導者であり、熱心な慈善家として有名です。信者すべてに分け隔てなく接し苦楽を共に謳歌するその姿は、多くの者を感動させます。

◆カリシュマ“インパクト”
「無駄よ、衝撃は、防げないわ」
C-、23歳、女性。カブト◎
 インド不可蝕民(アウトカースト。アンタッチャブル。カーストに組み込まれていないインドの最下層民)出身。衝撃を操り、バラモンなどカースト上位を次々と暗殺する、女暗殺者として有名でした。不可蝕民であるはずのカリシュマの手によって殺されるということは、当時、支配者層にとって屈辱の極みだったと言われています。
 オーレリアの導きを受け真教に帰依、現在はオーレリアの秘書兼警護を勤めています。

◆イサク・カルロス・クリストパル・アルベニス
「期待しているよ、カブト君」
C+、48歳、男性。エグゼク◎
 リマ大司教。ニューアンデスのレアメタル鉱脈を管理する財団の理事長など、多くの責務をこなす南米の実力者です。枢機卿に推薦された際、それを断り、姪のオーレリアを枢機卿に推薦したことで有名です。現在、オーレリア・クリストパル枢機卿の後見人を勤めています。
 イサクとキャスト1とは、二年前の“N◎VA23号線爆破未遂”事件以来のつきあいです。イサクは、キャスト1を「カブト君」と呼び、信頼し、たびたび警護の依頼をしています。

TOKYO N◎VA The Detonation and all of its sapriments
(Grand X The Datonation, Countergrow, Straylight, Every other monthly Gamers Field)
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